『君とゆきて咲く』

芹沢鴨(三浦涼介)と土方歳三の対立はますます深まり、

芹沢は近藤(高野洸)に「土方を切れ」と迫り、

独立資金を鵺野(渡辺いっけい)にせびる。

鵺野、渡辺いっけいさんなんて有名どころを使うから、

それなりに重要な役かと思いきや、めちゃくちゃやられてて、

なんて渡辺いっけいさんの無駄遣いと思いました。

キャスト欄にも名前ないし、ファンが怒りますよ?

 

先見の明があり、暴力以外でことを進めようとする芹沢と、

規律で縛り、裏切りを許さない土方。

なんか土方の方が悪者っぽいんですが…。

ここでの新選組は、誠を貫いた若者たちではなく、

長州などの反幕派と敵対している集団という位置づけなのでしょうか?

なんだか予告で、大作(前田拳太郎)が丘十郎(奥智哉)に

隊を抜ける誘いをしていましたが、裏切者は許されないし、

丘十郎も志よりも父の仇を討ちたいだけなので、丘十郎の剣も上達してきたし、

これ以上、仲間内で粛清のために斬り合うような集団にいるのは

悪手なのかもしれません。

まあ、勝手に出て行っても、御法度で粛清されちゃうんですけど。

 

あと、実は土方と近藤と斉藤(庄司浩平)の見分けがついていません。

芹沢が目をかけていろいろと教えていたけど、

よくわからないと言っていたのは近藤だったんですね。

なにはともあれ、史上断トツに美しく好感度ある芹沢鴨でした。

三浦涼介さん、お疲れさまでした。

 

 

『広重ぶるう』

歌川広重って、現存する浮世絵がとてもたくさんあるので、

とても売れっ子だったのかと思いきや、

不遇の時代があったことに驚きました。

 

最近のNHKがちょくちょく絵師の話をドラマ化するのは、

来年の大河ドラマへ向けての布石なのかと思っていましたが、

どうやら大阪で歌川広重の展覧会をするようで。

まあそれも布石かもしれないですが。

 

 

『光る君へ』

京に戻ってきたまひろ(吉高由里子)。

宣孝(佐々木蔵之介)の求婚を受け入れる決意をするが…。

宣孝やっぱり、妻も妾もいるのね。

こんなことなら、道長(柄本佑)の愛妾になっておけばよかったんじゃないの。

 

道長に、まひろの夫になることを宣言しに行く宣孝。

いやもうなんというか、ようやるわ。

さすがにここまで要領いいと、結婚生活も楽しいかもしれません。

 

 

BSで放送の始まりました『大岡越前7』も見ています。

キャスト一新かと思いきや、忠助(高橋克典)と上様(徳重聡)以外は、

続投なんですね。

 

初回は、余命いくばくもない娘の願いで、産みの親を探す話。

悪人が一人も出てこない、奉行所ものとしては珍しい話でした。

まあ越前さんは基本穏やかな話なので、こういうのもらしくていいですね。

 

新人同心の北島俊介(財木琢磨)が新人らしいフレッシュさにあふれる良い子で、

応援したくなります。

 

高橋克典さん、越前さんを頑張っているとは思います。

正直、ここまでいい感じに仕上がるとは思ってませんでした。

でもやっぱり、伊生(高橋光臣)や左近将監(田村亮)や上様と並ぶと、

どちらが越前さんか分からない、いい人オーラが負けてるんですね。

そもそも敵対する側にしたのがミスキャストとも言えるんですが。