『君とゆきて咲く~新選組青春録~』
屯所からいなくなった新之丞(杢代和人)。
残していった書置きの最後を音声では「弱い人間です」と読みましたが、
実際の書置きには「弱き人間なり」と。
江戸時代の書き文字ではたしかにそう。
こういう細かいところがちゃんとしてるのが、見ていて安心できます。
山中をさまよう新之丞が出てきた崖っぷち。
昔からよく東映の時代劇に出てくる、
千石さん(役所広司)や上様(松平健)が落ちた崖で、懐かしかったです。
まだあったのですね。
新之丞の、我が身は汚れていると言いたげな後ろ向き発言、
もしかして誰かの色にでもされているのか?と勘ぐっていましたが、
そういうわけではなさそうですね。
『光る君へ』
勘違いで花山院(本郷奏多)を射ってしまった伊周と隆家(竜星涼)。
隆家くんは悪い意味で奔放で思慮浅い感じですが、良い意味で潔い。
それに比べて伊周くんは、かなり気が小さいというか、器が小さい。
顔良し、能力も良し、武芸も良しの御曹司っぽかったのに、
性格の傲慢さは、気が小さいのの裏返しでしたか。
それにしても、流罪と言いながら、実際は僻地を治める任命なんですね。
なんというか、すごく寛大。
まあ今でも、ヘマやって僻地の支店に移動になることを島流しって言いますが…。
為時(岸谷五朗)、越前守に任命される。
まひろ(吉高由里子)の願いが叶ったわけですが。
除目があって、そのあとに伊周・隆家兄弟の処分がようやく出されて…
その間ずっと京にいたので、任命から実際に赴くまで
けっこう猶予があるものなんですね。