
この時期にこんな空を見ると16歳の晩秋を思い出す。
このことは以前のブログでも書いたけど、この時期になるとやはり思い出す。
私が高校1年、16歳の10月末、友達と二人で苫小牧発仙台行きのシルバーフェリーで
北海道を離れた。
船で1泊、仙台駅で1泊、自販機が並ぶベンダーショップで1泊、そして警察の留置所で1泊…
家出だ。
当時の心境は今、説明しろと言われてもうまく説明できない。
なので、当時の自分の心の中は、今思えば、思春期の不安定な精神状態と友達の
家庭の問題への同情などが複雑に絡み合って、今でもうまく説明は出来ない。
ただ、言えるのはこういう精神状態はたぶん誰にでもあることで、特別なことではないと言うこと。
連れ戻されてから後悔した。
いや、3日目ぐらいで後悔していた。
心の中の塊をつかもうとしても指の間からすり抜けていくような感覚は今でも覚えている。
当時の私は彼女もいたし、親も姉も数人の友達も居た。
でも、「ひとり」だった。
誰かに何かを相談するのもまったく思いつきもしなかった。
ただ、自分で「ひとり」を選んでいたのかもしれない。
今となっては懐かしい思い出だけど…
世の中、いま、このときにいろいろ悩んでいる人はたくさんいるだろう。
タイムマシンがあったら、33年前に戻って、16歳の自分に言ってやりたいね。
「この先、まあまあ面白いよ!」ってね。