舘ひろしが結婚した時、「この女性と結婚しようと決めた理由」について話していました。
…奥さんと、恋人としてお付き合いしている時、彼女は自分から「わたし料理が得意なんだぁ作ってあげるねー」……などと言わない人だったらしいです。
料理ができない人なのかな、と思っていたら、何かの機会に手料理を食べてその美味しさにビックリ。
なんだ料理上手なんだね、言わないから得意じゃないのかと思ってたよ。ひろしが言うと、彼女は「男性とお付き合いする時に心がけている3ヶ条」を語ったそうです。
1、愛してるって言わない。
2、料理が得意って言わない。
3、貞淑な女だと言わない。
これは、彼女のお母さんからの教えだそうです。それを聞いてひろしは、この人と結婚しよう! と心を決めたんですって。3ヶ条の素晴らしさもさることながら、それを娘に教えこむお母さん。こういう母親の娘なら間違いはない、と思ったらしいです。
…………なるほどねー。
つまり、この逆をいってしまう女が多いってことですよね。
そして最大のポイントは
普段は料理上手アピールなんかしないのに、何かの機会(←機会を逃しちゃ駄目なのね)に手料理作るとすっごく上手。
貞淑アピールなんかしないけど貞淑。
愛してる愛してるってウザウザ言わないけど俺だけを愛してる(と思わせる)。
……しかし高度すぎるワザですよね。よっぽど自分に自信がないとできん。実際に、料理できんわ浮気性だわ、じゃ駄目だし。本当はそうじゃないってとこがミソだし。
……振り返ってみると私は、好きになった男性には、
好き好き大好き愛してるぅ、りつかのこと好き? ねえ好き? しゅきって言ってぇ
……と言いまくりメールも送りまくり、
料理はねぇ、そうだなわりと好きだな、得意なのは……肉じゃが?
………しかし自分で書いててハラたってきた……、
りつか浮気とかぜったぁいしないな、ダーリンひとすじだなっ(〃ω〃)
……………とかいうわりにはチョロチョロよそ見したりして、
あああ、たぶん私、ひろしとは結婚できない気がする ←ひろしだけじゃなく、誰とも結婚できない気がする………(;´Д`)
安易な言葉に頼らず、自分だけがもつ本当の魅力で勝負する。難しいなぁ。でもそれができるのが、舘ひろし言うところの「いい女」なんでしょうね。
ちなみにひろしは、陣内智則と藤原紀香の結婚披露宴でのスピーチで、
「男にとって結婚生活で素晴らしい日というのは2日間だけだ。結婚した日と、妻が死んだ日。…しかし女性のほうが長生きすることが多いので、そうすると結婚した日が人生最良の日ということになる。このよき日を堪能してください」
……というようなことを言っていました。イギリスの言葉らしいです。なかなかのブラックユーモアで面白い と私は思ったんですが、けっこう叩かれてましたね。まぁねぇ、披露宴のスピーチって難しいよなあ。無難すぎるとつまんないし、斬新すぎるとヒンシュクかうし。
ひろしはけっこう理屈っぽくて、洒落た言い回しが好きなんですね。こういう男性好きです(ひろしに好かれないタイプなのは自覚してますが)
舘ひろし64歳。これからもますます面白い恋愛論を披露して欲しいです。