先月末に登録したZehitomoのインタビューがアップされました。(7/7付)

話が長すぎたらしく簡潔にまとめて下さっていたり、途中出てくる綿本哲さんの関西弁が標準語に変わっていた(^^)ので、原文をこちらのブログにアップします。

かなり長いですが、よかったら覗いてみてください。


※ヨガインストラクターとしての質問が主だった為、いくつかの活動の中でもヨガ中心に展開されています。


こちらが掲載文

https://www.zehitomo.com/blog/pro/yoko-maeda


以下原文


Energy Flow 

Body Mind Spirit の統合 

身体と心の気づきのワーク

(Body Work.Yoga.Dance.カウンセリング.ヒーリング)

20097月より独立

Q.ヨガインストラクターになるきっかけから現在に至るまでについて教えてください

- ご自身がヨガインストラクターになると決めたきっかけ、もしくは自社が立ち上がるまでのきっかけは何だったのか


元々NYでダンサーとして活動後、帰国の際にダンスワークショップをさせて頂く機会があり、当時は骨格からの意識や、身体をニュートラルに調えて養っていくという地味なエクササイズは珍しく、わたしも新鮮だったので経験からと、また自分の体験から観えることをシェアさせて頂いていました。

「このようなアプローチで教えてくれた先生は今までにはなく、身体の構造や意識との繋がりが感じられるようになった。」「今まで味わったことのないスッキリした感覚になった。先生はこういう身体の神秘を伝える人になるんじゃないの?そこでたくさんの人を助けそう」等と言われたのが印象に残っていました。


その後も、NYで学んだホリスティックなアプローチのボディーワークをダンス活動をしながらご縁がある方に伝えていました。

ヨガは、NYで経験していましたが、その当時はインストラクターになろうとはまだ思っていませんでした。


それが数年後、様々な面で新たな可能性をみたいと上京した際に、所謂ウェイトトレーニングではなく、ダンサーのために必要なボディアウェアネスなどNYで学んできたものを武器に、またソマティックなメソッドを取り入れて女性のための美しくしなやかな身体をつくっていくためのパーソナルトレーナーとして、当時画期的なあらゆる分野のプロフェッショナルなトレーナーが集まるメディカルフィットネスクラブの当時の外国人オーナーに考え方を気に入ってもらい働き始めました。

その際に、ヨガクラスを始めてみないかという上司の一言が始まりで、(養成なども受講していたので)ヨガのクラスもスタートしました。


- そのきっかけが起きてから、現在に至るまでの経歴


そのメディカルフィットネスクラブではプロスポーツ選手や芸能界や政界他の著名人もお忍びでくる場で、其々が得意分野を持つインターナショナルな個性豊かなトレーナ―やカイロプラクターの先生たちと情報や技術を交換し合い楽しく働いていたのですが、残念ながら倒産してしまいました。

そのメディカルフィットネスクラブに在籍中に、体軸やバランストレーニング、ファンクショナルトレーニングなど当時の最新のエクササイズをしていたので、最初にお客様には体組成計チェック、例えば身体のインナー、アウターの筋力や姿勢のバランスなど沢山の身体査定チェックから行うのがクラブの特徴でした。ある時にクラブに任天堂Wii Fitの監修ばなしがあり、わたしにはヨガのモーションキャプチャーとゲームの監修話がありました。

その査定チェックの考え方とヨガを組み合わせ、ゲームを通してヨガを体験し楽しめる様に監修することを任されました。

当時はゲームでは制限もあり、本来のヨガの目的とはかけ離れてしまうこともあり悩みチャレンジでしたが、ヨガフェスタやヨガマットの仕掛け人、いまの日本のヨガ界を広めていった綿本哲さんに相談させていただきました。

そうすると、「ヨガの入り口は人それぞれ、裾を広げたと思えばええんちゃう?ピラミッドの様に極めたい人はそういうところへ行くんやし、みんながそれが必要なわけでもないし、ただ味わいたい人もいる、後にその人が繋がるところへ繋がればいいんやし、前田さんも今回その一部を担ったけれど、自分の歩みを通してまた伝えていけるチャンスが来た時にやっていけば、わかる人はわかってくれるやろう」と、もうご本人は忘れられているかもしれませんが、そのような内容のことを話してくれたおかげで、やり遂げることができました。本当にありがたかったです。


またその時の、ヨガの真髄を伝えていないことへの後ろめたさがあり、いつか本質をシェアできる存在になりたいという気持ちは残りました。


倒産後は、某有名高級SPAのパーソナルトレーナー兼スタジオインストラクターと若手トレーナーにスキルを教えるという立場で働いていました。それは責任あるポジションをいただき、とてもためになり有難い経験を頂いたのですが、一つだけどうしても納得がいかなかったことが、他のトレーナーもできるメニューをお客さんに提供することでした。それまで、自分が学んできたこともプログラムを立て伝えていくプロセス中であったので、ショックでした。

他のトレーナーができないことをすると、例えばそのトレーナーが不在や辞めた際にクレームになるということで、あまり他の人が知らないようなメソッドやトレーニングをすることは禁止になり、メニューの統一化が始まった時に、自分が感じたこととのズレを感じ何度かは留まりましたが最終的に退社を決意しました。


また何度か芸能人が経営するジムの店長などの引き抜き話もありましたが、やはり流行りを追うコンセプトが引っかかり、自分が経験から感じたものやインスピレーションは確実に受け取っていて、お客様の目的やそれぞれの個性によっても入り口は多種多様で、例えば、骨の並びから意識することが大切だったり、ただただトレーニングの回数を進めるのではなく、感じるということをまずはじっくり身体から落とし込む必要があったり、その人それぞれのいまの位置によって自然にアプローチを変えたり段階に応じでそのメニューを変えていっていたのが、好評だったのですが、それを自分で制限なくできる環境を考えたのが、フリーインストラクターでした。


またそれまでの仕事場のロケーションもあり、会社の取締役や、政界、芸能人など有名人や世間の成功者といわれているクライアントさんが多かったのですが、精神的な悩みもトレーニングの後にポロっとされていました。

何故かわかりませんが、「最初から直感でこの人を指名しようと思ったけれど、あなたには癒しのパワーがある」「君はトレーナーというよりアーティストだよね、教え方がアーティスト。」などと言われたり、感情の浮き沈みがある方も多かったし、わたし自身もセルフヒーリングやプロテクションも必要と感じるようになり、心身との繋がりなど根本を考えるきっかけになりました。

また、わたしを指名してくれていたみなさんはトレーニングというきっかけを通して心身ともに何か癒しのようなものを求めて来てるんだ、と少しづつ根本を一緒に観ていく立ち場になりたいと気がつき始めました。

そして心身共に充足してもらえる内容を提供することにシフトし、わたし自身もヨガの学びを深めるようになり、ヨガのセッションを希望される方も多くなりました。


それからフリーヨガインストラクターとして、スポーツクラブや、お寺やカルチャーセンターやヨガスタジオやダンススタジオなどでもレッスンを増やしつつ、個人セッションを続けて現在まで様々な方を対象にやって来ました。

教えるということは学びであり、身体は正直で私たちの認識している以上に、はるかな領域で生命エネルギーをとどめたり流したり、またブロックが起きたり、体験を通して心や意識と深くつながっていることにより目覚めていきました。そういった領域でも学び直し、様々な領域からセッションを行うようなりました。


なかなかグループレッスンではそのような深い話まで行っていると、限られた時間でヨガのシークエンスができなくなるので、本当に興味がある方や何かがきっかけで御縁がある方には、気付きのきっかけとして、一緒に循環できれば嬉しいなという位置でプライベートセッションを現在まで続けています。


現在は、海外と行ったり来たりしているので、ワークショップと個人セッションのみですが、ほとんどは「思ってもいない方向から癒された。身体だけでなく心も意識もすっきり癒された。人生観が変わった。」などという口コミや強いインスピレーションで、わたしに逢いにセッションされる方が多いですね。


Q. ヨガを教えていて、難しいと感じるところ

- ヨガを教える中で、難しい、大変と感じる場面はありますか?ある時は、どのような場面でしょうか?


やはりグループレッスンはいろいろな方が同時に受けられるので、最初の頃はどの位置でレッスンを進めていけばいいか悩んだことはありました。


- そういった場面を、どのように解決してきましたか?

調和の意図をもって、行ってきました。

また自分は、導き手、きっかけに過ぎず、少しだけその道を前に歩いているだけですが、お客様の目的を受け取った上で、寄り添い、かといって合わせすぎず、自分の立ち位置をはっきりさせることと、モチベーションを引き上げる役割があることも忘れずですね。


自分と向き合う時間、(自分のヨガや瞑想など)内なる充足をまずは自分から養っていくことと、自分のエネルギーや場の空間を調えてから進めております。


Q. ヨガインストラクターとして他と違うのはどのような点だと思いますか?


- 自分はどのようなサービスを提供しているのか


自分らしく生きていくための心と身体と意識の統合。

グランディング(地に足をつけるということ)とセンタリングを通して気づきのワーク。

身体からのアプローチと、知覚からのアプローチで進めています。

身体のアプローチではボディアウェアネス、瞑想、呼吸、ヨガやダンスを入り口として行っています。

どちらかだけのセッションをされる方も両方される方もいます。

全て、選択できるようにしています。

多次元に繋がる話も時にインスピレーションでやってきて、必要ならば話ます。

そんな話を楽しみにされる方も多いです。

その辺りは特徴かもしれませんね。



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