観て来ました。アバター。
映画や本・アートを見るのはとても楽しい。
作者の意図のみならず、私自身の位置がわかるとても優れた気付きの宝庫だから。
またもや、沢山の気付きがありました。
観た後も暫くは、いろんな気付きが同時に起きて、ただ圧倒していた。
その日の夜、お風呂に入っている時に、急に「Alalala~~Aha」と言葉が出てきたので、
忘れない内に、記しておこう。
観た方は貴方の視点で感想をお寄せ下さい☆
(ストーリーの概要は、フリー百科事典より抜粋。青字私のポイント紫字が感想。)


アバターの舞台、時は22世紀。
昔から人類が繰り返し、探し求めることは同じである

主人公ジェイク・サリーは、地球上での戦争で負傷して下半身不随になった元海兵隊員。
彼は最大の衛星パンドラでの作戦アバター・プロジェクトの参加者に選ばれる。
このプロジェクトに参加して無事に地球に戻れば、高額の報酬とともに足も治してもらえるというものだった。これはまさに人間の欲望・何かと引き換えに・・・というエゴイズムを現わしている。

パンドラでは、肉体的には人間よりも能力が高く、研ぎ澄まされた感覚を持つ。人は誰でもあのように自然に在るもの、既に在るもの、自身の感覚に耳を傾ければ、自ずと、研ぎ澄まされた感覚を持つことが出来る。
誰かの特有な感覚ではない。やるかやらないかそれだけ。使っているか使っていないかそれだけ。信じているか、それだけ。感じているか、無視しているのか、それだけ
人間そっくりの種族、ナヴィが生息していた。きらめく青い皮膚をしたナヴィは、原始的ながらも自然と調和した暮らしを送っていた。ナヴィがテリトリーとするパンドラの森の奥には希少鉱物が埋蔵しており、それを求める人間との間で小競り合いが発生していた。人は自分に自信が無くなると、何かを隠そうとする。何かを所有したくなる。
周りと比較し自分を過大評価か、過小評価しだす。
競争は自分の葛藤から生まれたもの。
その連鎖が広がると何が正しくて何がおかしいのかわからなくさせていく。
あなたが悪いのではなく思考がそうさせる。
何のために競い合うのか?競ったその先は何が残るのか?
戦争にかかわらず、自らの日々の小さな戦いにも言えること。
本来の幸福は、成功は?

自他と繋がり広がること。
愛を知ること。
所有し奪うことではない。
事の結果、人は良い気持ちになるのか?笑顔になるのか?もやもやしたものが残るのか?経験するとわかること。とってもシンプルなこと。何のためにそれが欲しいのか?『自分に問いを持とう』意外とどうでもよいこと、実にくだらないことに時間を費やしていることが分かるだろう。
こういった映画のワンシーンにも沢山ヒントが隠されている。そしてとてもわかりやすく。
ただ私たちは見過ごしている。その点で見てないと、ただの娯楽ただのストーリーとしてスルーする。
何のためのメッセージ?まっすぐな目で観てたら響いてくるものがある。
映画の中でも何度も『あなたが見える』
という言葉が出てくる。
とても深い。本来の自分で選択し、そこに居るのかどうか?その目で見ているのか?意識がそこにあるのかどうか?わかる人にはわかる。



ジェイクは、この侵略に加担する一員として起用されていた。人間はパンドラの大気を呼吸できないため、人間とナヴィを組み合わせた肉体、アバターが遺伝子操作で作り出された。ナヴィそっくりに作られたアバターの体は、ドライバーとなる人間の意識と連結させることで人間がコントロールし、現実の世界でナヴィとして実際に生活することができるのである。ジェイクはアバターのボディを借りている間だけ、再び歩ける体を取り戻すことができたのだった。
地球上この肉体をもって生活している日常も同じ。意識は在り続ける?ではこの身体が私?心が私?意識が私?何を成長させる必要があるの?


パンドラのジャングル深く、スパイとして送り込まれた彼は、ナヴィの女性ネイティリと出会う。彼女は若くて美しく、そして勇敢な戦士であった。戦士は特に愛する人々をいっさいが無に帰するところまでとことん利用し、しぼりあげたりはしない。彼女の行為には力がある。特にこの行為が自分の最後の戦いだとわかってやっているときはなおさらのことである。十分にわきまえて行動すれば、そこには不思議と言い難い心奪われるような魅力と幸福感がある。私たちも戦士である。この世に生を受けた。ジェイクは彼女のもとでナヴィとして生活しながら、森に住む多数のすばらしいもの、同時に危険なものに出くわす。そして息をのむほどに美しいパンドラの自然に魅せられ、それと共存することの尊さを学んでゆく次に向かう時は、いろんな試練が試される。恐怖というエゴは特にすごい。そこでどちらを選ぶかは本人次第。まさに境目。本当の勇気は、「恐怖から逃れることではなく、恐怖という概念が無くなること」
時が経過するうちにジェイクは種族の垣根を越えてナヴィに溶け込み、そしてネイティリと恋に落ちる。本質で見て動いた事実。本能は知っている。


その結果、ジェイクは採掘活動を進める地球の軍隊とナヴィの間で板挟みとなりこの世の物質界?意識で生きる?この世で、意識で快適に生きる事は、誰にでも可能。パンドラの運命を決める一大決戦で、どちらの味方につくか、決断を迫られることになる。
日常も同じ。常に問われている。そしてそのまま選択したことが日常である。
ジェイクは、本質に出会い経験によって気付きが起き、彼の思考も生活も変わった。
生き方が変わった。
本物の愛に、繋がりに出会った。
そしてそれまでの名誉・欲しかった脚・過去を一切捨てた。
本当のライフを見つけたから。
捨てないと、入ってこない。
都合のいいことはない。
どちらも手に入れようなんて。
覚悟を決め100%その選択を自分を信じた結果。
うまくいかないのは、打算がある。あれもこれも欲しい。結局わかってないこと。
見つけたら、終わり。ニューライフ。
そしてやっぱり素晴らしいのは、
死んでから後悔しても遅い。「気付いて生きている「いま」それをする」ということ。
ジェイクは死が待っていることを知っている。
自分の最後の戦いに対して、それにふさわしい敬意を払う。
どう生きるかを問われている

3D効果もあり、芸術&パフォーマンス性にも優れており、とてもリアルに響く。
メッセージ性の強い素晴らしい映画。

仕掛けや、ビジュアルとしてもストーリーとしても楽しめるが、
大事なのは
「何を問いにしているのか?」
そして
「何に気になった?」
ということではないかと思う。
同じことを繰り返しメッセージを送っても
変われないのは私たち人間であるのだから。


繰り返し問い、歩みだす必要があるのではないか?

たったいま「何を感じているのか?」
「満たされているか?」
「でなければ、何に囚われてるのか?」

また、ゆっくり見ると出てくるだろう。
いろんなポイント・気付きが。

思い出せる限りとりあえず

今日はこの辺で



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