動物と自然シリーズのオリジナル曲の8曲目です。

 

昨年の正月に、「ふくろう」とだけ書かれた幟を浅草の繁華街で目にしました。

「何だろう?」と思ったのですが、それが「フクロウ・カフェ」なるものの存在を初めて知った時となりました。

 

その後、日本の主だった都市に、フクロウさんやウサギさんなどの極めてデリケートな動物を呼び物に使って苦しめている店が増えてきている事を知りました。

 

この状態、立場を置き換えると・・

あとは曲を聴いていただけると幸いです。

 

⑧「人間カフェ」

 

 

アフリカゾウの事を歌った新しい曲です。

 

15分に1頭の割合で殺されているアフリカゾウ。

主な理由は象牙目的の密猟であり、
日本をはじめとしたアジア諸国が消費しています。

丈夫で加工しやすい、また希少価値があるという事で、印鑑、工芸品などの細密な作業が施される素材として古くから利用されていました。
欧米では、ピアノの鍵盤やビリヤードの玉にも使われています。

欧州各国がアフリカを植民地にする前には、約2000万頭のアフリカゾウがいましたが、植民地化の過程で激減し、1970年頃には100万頭ほどになりました。

1989年、象牙の国際取引が原則禁止され、アフリカでゾウを殺して象牙を得ても原則的に輸出できなくなりました。
しかし相反してアジアの市場は、諸国の経済成長と共に拡大し、
また、非常に高価に取引される(kg=約1万円)象牙は、アフリカ諸国の紛争の資金源として着目され、貧困にあえぐ人々が銃を渡され、密猟が絶えません。

地上でゾウを撃った後、死後硬直が起きる前にチェーンソーで顔面を切断し、象牙を抜き取っています。

昨年8月の調査でのアフリカゾウの生息数は、18カ国で約35万頭。
07年からの7年間で3割が減っていました。

規制は少しずつ進展しているようですが、
消費者サイドから非買をすすめたいものです。
買わない事は、とても簡単な事だと思います。
代わりの素材などいくらでもあります。

「一生モノの印鑑だから、高級な象牙の印鑑を」
まず、これを止めませんか?

象牙の印鑑は販売しないと決めた大手業者も出てきているのは、嬉しい限りです。

 

⑦ 15分に1頭 (ゾウが・・)

大変遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

 

曲作りに明け暮れていました。

 

ボルネオ島などで起きている、パーム油プランテーションの乱開発問題の曲を作りました。

 

この問題は、実は我々皆にすごく身近なのです。

 

パーム油の大規模な国際的な需要により、インドネシアとマレーシアにおいて

1時間に300ものサッカー場にあたる大きさの熱帯雨林が伐採されています。


パーム油は、わたし達が買い物で購入するほとんどのもの、パン類、菓子類から化粧品や洗剤にいたるまで、あらゆる日常製品に含まれています。

 

そしてパーム油のプランテーションが、熱帯雨林の多くの生物を絶滅に追い込んでいます。

過去20年間でオランウータンの生息地の90%以上が破壊され

この100年でオランウータンの個体数は1割にまで減っています。

 

とても根深く難しい問題ですが、せめてこの現実を知って、少しでも意識し、消費者サイドから出切る事をしたいものです。

 

 

ちなみに曲をここにアップし続けるのは、芸の披露ではありません。

「伝え、意識してもらうキッカケ作り」の方法のひとつとして模索中なのです。

曲を気に入ってもらえれば、メッセージを何度も耳に入れて憶えてもらえるので・・

 

⑥ オランウータンは普通は木から降りたりしないんだよ

 

曲が出来ましたので よろしかったら聴いてください。

 

象牙は、自然死した象から取っているのではなく
象を殺して(密猟が主)、顔からえぐり取っています。

日本は、印鑑や工芸品などの象牙製品の消費大国です。
今年に入り、国際的な象牙取引禁止の動きのある中、日本は頑迷な姿勢をとり続けています。
まずは、消費者の意識を変えていきたいものです。

毎年アフリカゾウの個体数のおよそ10%が密猟の犠牲になっており、15分に1頭殺されている計算になります。

 

 

こうした様々な問題をより多くの人に、押し付けではなく、

気付いてもらい、意識をしてもらえるように、

工夫をこらして取り組んでいる方々がいらっしゃいます。

 

保全に近道なし。

専門的になるほどに少数派になる。

多くの人に伝えていくには、コツコツと、草の根でやるしかない。

この曲作りは、私なりの「私に出来る事」のひとつです。

 

⑤ゾウのうた

曲が出来ましたので よろしかったら聴いてください。

 

自然破壊

環境問題

野生動物の密猟問題、乱獲問題

ペット産業の問題 

動物実験

情け容赦ない家畜の扱い  等々を

1曲に詰め込みました。

 

すべての問題も、すべての命も

みんな繋がっている。

 

④素晴らしき世界