アフリカゾウの事を歌った新しい曲です。

 

15分に1頭の割合で殺されているアフリカゾウ。

主な理由は象牙目的の密猟であり、
日本をはじめとしたアジア諸国が消費しています。

丈夫で加工しやすい、また希少価値があるという事で、印鑑、工芸品などの細密な作業が施される素材として古くから利用されていました。
欧米では、ピアノの鍵盤やビリヤードの玉にも使われています。

欧州各国がアフリカを植民地にする前には、約2000万頭のアフリカゾウがいましたが、植民地化の過程で激減し、1970年頃には100万頭ほどになりました。

1989年、象牙の国際取引が原則禁止され、アフリカでゾウを殺して象牙を得ても原則的に輸出できなくなりました。
しかし相反してアジアの市場は、諸国の経済成長と共に拡大し、
また、非常に高価に取引される(kg=約1万円)象牙は、アフリカ諸国の紛争の資金源として着目され、貧困にあえぐ人々が銃を渡され、密猟が絶えません。

地上でゾウを撃った後、死後硬直が起きる前にチェーンソーで顔面を切断し、象牙を抜き取っています。

昨年8月の調査でのアフリカゾウの生息数は、18カ国で約35万頭。
07年からの7年間で3割が減っていました。

規制は少しずつ進展しているようですが、
消費者サイドから非買をすすめたいものです。
買わない事は、とても簡単な事だと思います。
代わりの素材などいくらでもあります。

「一生モノの印鑑だから、高級な象牙の印鑑を」
まず、これを止めませんか?

象牙の印鑑は販売しないと決めた大手業者も出てきているのは、嬉しい限りです。

 

⑦ 15分に1頭 (ゾウが・・)