全力でした!! | 立命館大学体育会男子サッカー部

立命館大学体育会男子サッカー部

いつも応援してもらっている我々を少しでも知ってもらえるように。

本年度主将を務めさせていただきました明比友宏です。まず初めに、4年間立命館大学サッカー部で全力でサッカーをさせていただき本当にありがとうございました。自分に関わって下さった全ての人に感謝を伝えたいです。

4年間たくさんの経験を得ましたが、今年1年間についてこのブログで綴らさせてもらいます。

楽しい、強い、勝てる。
そう思えるようになったのは、今年ラスト2試合となった関西大学戦からでした。

サイドハーフの野濱がセンターバックのカバーをして、ピンチを防ぎ、
ボランチのタイガがクロスに対してスライディングではじきだして大ピンチを防ぎ、
江口とハヤトが相手のボールに対して幾度となく体を投げ出して防ぐ。

あげればキリがないけど、
練習で見てたいつものプレーが、
集中してお互いをカバーしあっているいつものプレーが、
勝つために必死に戦い続ける全員の姿が、
何度も試合中にでていて、
どんなピンチがきても負ける気がしなかったし、どんなにチャンスで外しても、必ず最後にはチーム全員で得点して勝てるという感覚でした。

また、スタンドで応援しに駆けつけてくれた同期1人1人の顔が見える度に絶対に勝つんだ。と90分間自分を奮い立たせて戦い続けることができました。

結果的にその関西大学戦、最終節の大阪体育大学戦で2連勝をあげ、なんとか自力で、降格争いの中、一部残留を自分達の力で決めることができました。
もちろん、この結果に自分自身全く満足できていませんが、まずは後輩達に来年も一部で戦ってもらえることができて素直にほっとしています。

思い返せば、この1年間

あと少しのところで勝ち切れず
前半で1人の選手に4点とられ
リードしてるのに負けそうな気がし

個人としてもチームが負けるのをピッチの外から見ることしかできない時間が続き

ただただ結果がでず
本当に難しくて情けなくなるような1年間でした。

だけど、それでも、
毎試合後にはコロナ禍でミーティングができない中、同期達と協力して試合の動画を分析し、常に反省点をだし続けながら、練習で細かく改善して、少しずつチームが良くなっていく日々を実感できていたし、

練習中には、
ゴールの中まで体を投げ出して守る選手が何人もいて、
クロスに対して突っ込む選手や、こぼれ球に反応をし続ける選手ばかりで、
ズレがあるたびに、先輩後輩関係なく要求しあってお互いを助け合っているシーンを何度も見てきました。
そして、練習後に邪魔なくらい自主練をする選手が本当にたくさんいました。

あたりまえのことなのかもしれないけど、
この繰り返しをどんな時でも、
いつかは勝って笑える日がくると信じて、継続できてたから、
本当に全員で熱い練習を、毎日取り組めている自信があったから、
必ず最後は結果がついてくると思い、必死に毎日をおくることができました。

だからあの最後の2試合で感じた強さは、
少し時間はかかり過ぎたかもしれないけど、
これまで全員が1年間継続してきたものが最後にちょっとだけ結果としてでてきてくれた、今年1年間の積み重ねの証だったと思います。

また、今年は3回生にキャプテンマークを巻かさせてしまったり、1.2回生に重い責任を抱えさせてプレーさせてしまっていたりと、後輩達に自由に楽しく、試合に挑んでもらう環境を作り出せなかった中、最後まで後輩達は全力でついてきてくれました。

そしてなによりも、
同期の4回生みんながこれまでのブログで何人も綴っていたように、
本当は悔しいはずなのに、本当はもっと自分を出して表現したいはずなのに、
それぞれの気持ちを内に秘め燃やすことで、チームの為に動いてくれていました。

Cチームでは、キャプテンのヒロムが時に涙を見せるくらい、練習中から大声で後輩達を叱咤して全力で毎日を取り組んでいる姿を見てたし、
Bチームでもサツキと八雲が色んな感情を持つ中で、リーダーとして結果を出し続け、輝いている姿に何度も勇気をもらいました。

また常に、悩んでることないか?と声をかけ続けてくれてた優しい副キャプテン達や、ニコニコ走り回ってチームを支えてくれていたマネージャー、試合に出てないのに出た選手よりバスで爆睡するほどチームの為に動いてくれてた主務の金森君など、素敵な同期がいつも僕の周りにはいました。

こうして改めて1年間を振り返り綴ってみると、チームやチームメイトのことばかりになってしまいましたが、それだけ僕は、同期や後輩に支えられてこのチームのリーダーを1年間全力で走り抜けてこれたのだと思います。

7勝12敗5分 13チーム中9位
これが今年1年間立命館大学体育会サッカー部が学生リーグを戦った結果です。

おそらく4年間で1番悪い成績かもしれませんが、それ以上に1年間かけてチームみんなで築き上げた、あのラスト2試合にはとてつもない力があると思っています。
しかし、やはりそれは結果として証明する事以外に、今年の価値を示す方法はないと思うので、来年の後輩達にその役割を任せたいと思います。

『今年があったから』

僕がこのチームを始動させるときにキャプテンとして掲げたテーマです。
どれくらいこのテーマに近づきチームを変えられることができたか、まだ分かりませんが、必ず来年がその結果に繋がる年になると思います。めちゃくちゃ上手くて、負けず嫌いでサッカー大好きな後輩たちが何人もいるので自信をもって言えます。
来年の立命館大学サッカー部も更に注目してください!!

最後に

このブログでは伝えられませんでしたが、3回生になるまでの3年間、たくさんの尊敬する先輩方に出会い、今年1年間も本当に色んな形で先輩方にお世話になりました。
また、のぞみさんにも4年間たくさん素敵な写真を撮っていただき、今年1年間何度も勇気づけてもらいました。
こういった素敵な出会いが会ったことが、僕が立命館大学サッカー部を選んで良かったと思える大きな理由の1つです。
そして、この場を借りて僕を高校時代から常に応援し続けてくれた津田さんや、サンフレファミリーのみなさんにも感謝を伝えたいです。

4年間立命館大学サッカー部の一員として活動させてもらえて本当に幸せでした。

みなさん、本当にありがとうございました!!!

明比友宏