文法① | カオスな職員室

カオスな職員室

日本語教えてます☆



まだまだ勉強中ではありますが、仕事の事など書いていきたいと思います。

「~まみれ」と「~だらけ」の決定的な違いは何ですか?




と、ある時学生に聞かれました。





学生が持っていた参考書には こう書かれていました↓



「~だらけ」:何かがたくさんある場合につかう。

例)傷がたくさんある林檎→傷だらけの林檎


「~まみれ」:広範囲にわたり、汚いものや液体等が付いている場合につかう。

例)汗まみれ


その学生は「液体等」で惑わされたらしく、

「ああ~。汗まみれ・血まみれ、液体+まみれ、なのか!ひらめき電球」と思い込んでいたそうです。




しかし、ある日衝撃的なニュースを耳にしました。


「血だらけの男が倒れているのを付近の住人が発見…」



液体+だらけ …((;゚Д゚))







そこで、学生と一緒に別の参考書を見ました。

その本には、


「まみれ」と「だらけ」の違いは、目に見えない物にも使えるかどうか。

と書かれていました。




目に見えない物は「~まみれ」を使う → 例)にまみれた人生/借金まみれの生活





その学生は「これが欲しかった答えだ!アップ」と大変喜んでいました。








じゃあこれはどうでしょう。




A:もう日本の生活に慣れましたか?
B:まだ、分からないことだらけで、毎日大変です。






液体だとか、目に見える見えない、じゃなくて、言葉によって「まみれ」を使うものと「だらけ」を使うものがあるんですよ~、と説明したんですが



「いや!絶対はっきりしたルールがあるはず!!!!!」と聞き入れてくれませんでした。




何冊も参考書や辞書を調べても、彼が求めるような答えはありませんでした。





そこで、インターネットや新聞などで「まみれ」「だらけ」がどんな時に使われているかを友人の日本語教師と一つずつ確認していきました(笑)




ぼんやりとルールらしきものは見えて来ましたが…

例外もあるし、「これが絶対!」と言い切れないんですけどねあせる



昔ははっきり使い分けしていたのかもしれませんが、言葉はどんどん変わるので気をつけないといけませんね。



こういう時はアレコレ説明するんじゃなくて、「こんな言葉には使えないよ~」と、


使えない例とか間違いを示した方が分かりやすいですね晴れ



×分からないことまみれ

×汗だらけ

×間違いまみれ



とか。





学生が持っている辞書や参考書は古いものが多く、現在では使われない例も多く書いてあります。

教える時には注意した方がいいですね。