取り憑くアイツ。 | カオスな職員室

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日本語教えてます☆



まだまだ勉強中ではありますが、仕事の事など書いていきたいと思います。

「女々しいって言われるぞ」


教科書本文中に出てくる一文です。

日本人は特に疑問に思うことは無いでしょう。
しかし留学生にとってこの文はかなり高いレベルなんです。




「女々しい」 「って」 「言う(受身形)」 「ぞ」

分解するとこうなりますよね。

ここで、留学生が一番難しいと思うパーツがどれか分かりますか。





答えは「ぞ」




「ぞ」=「よ」
ということを留学生は知りません。



*文末表現の一つであり、主に男性が使う。


「ぞ」を分かりやすく説明するなら、これくらいしかないですよね。



しかし私は一番重要な事を見落としていました。






この「ぞ」を説明してから数分経った頃、クラスの皆は会話練習をしていました。


A:日本に来て、どれくらいになりますか?
B:もう5年になりますよ。
A:いろんなことがありましたね。
B:覚えていますか?Aさん、初めは「国へ帰りたい」と言っていたんですよ。
A:よく覚えていますよ。Bさんにたくさん相談しましたね。
B:大変だったけど、今では懐かしいですよ。




上のようなモデル会話を元にして、単語を変えて自由に会話文を作るという活動。

作り終わったら、ペアで発表、という流れ。




あるペアが発表していた時に事件が起こった。




A:日本に来てどれくらいになりますか。
B:もう半年になりますぞ。








な  り  ま  す  ぞ






私が忘れていた重要なこととは

「~よ」の代わりに「~ぞ」を使う時には、前の形に注意しなければならないという事。



良い例)女々しいって言われるよ。→言われるぞ。






しかし、「ます形」の後ろの「~よ」を「~ぞ」に変えると何が起こるのか。


悪い例)女々しいって言われますよ。→言われますぞ。



つまり…


ムックが憑依するという大惨事が起こったんです。






その後も、彼らはモデル文の「~よ」を全て「~ぞ」に変えて、


ムックが憑依したまま会話を続けました。


しかも彼らだけではなく、他のペアももれなくムックになっていました。

まさかのムック量産。




ここでもう1つ忘れてはならない事があります。

彼らは留学生。



日本人は私だけ。



耐え切れず笑い出した私を学生達は冷ややかな目で見てきました。



こんな日もありますぞ~(・∀・)