2024年度副将を務めます、新4回の岡本颯太です。

まず初めに立命館大学男子ラクロス部のOBOGならびに関係者の皆様、日ごろからラクロス部への応援や多大なる支援をいただきありがとうございます。

ブログを回してくれたやまけんは、偶然にも同じ2ヶ月遅れで入部した同期中の同期です。彼がいなければ苦しすぎる1回生の夏を乗り越えることができませんでした。また彼は我らがご意見番として4回生には欠かせない存在です。さまざまなスタッフ業務があると思いますが、2人のポンコツリーダーにやいやい言ったってください。

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まず、昨シーズンを振り返る。

このままじゃいけないと思ったタイミングが3回あった。

2023年3月15日練習試合vs阪大2-10⚫︎
2部の阪大相手に手も足も出なかった。負けたことに対して周りのせいにしている自分にすごく腹が立った。このままでいいのか。いや、このままじゃいけない。自分が活躍して勝利に貢献したい。そんな存在感のある、頼られる選手になりたい。そう思った。これが1回目。

そして2回目。1回目からはかなり時間が空いたが、リーグ戦同志社に負けて入れ替え戦が決まった時だった。入れ替え戦までの1ヶ月、本気でラクロスに向き合った。誰よりも早くグランドに行った。このままじゃいけない。もっとラクロスに時間を費やそう。自分の役割、落とし所など細かいところまで徹底的に叩き込んだ。相手のスカウティングも徹底的に行った。どんなプレーをしてくるのか。相手のキーマンや得意なショット、ショットエリア、ライドの張り方、クリアの上げ方まで全て頭に叩き込んだ。

毎日入れ替え戦のことを考えては、緊張するという1ヶ月を過ごした。ここまでしたら負けへんやろってとこまで、万全の状態で臨んだ。はずやったのに。

結果、2部降格。

2部3位のチームに惨敗。試合中、何が起こっていたのかわからなかった。目の前の現実を受け入れきれなかった。情けなさすぎてベンチにもスタンドにも目をやることができなかった。申し訳ない。情けない。そんな気持ちでいっぱいだった。

僕自身結果よりもそれまでの過程が大事と思うタイプで、今までだと頑張ったことに意味があると思ってきた。高校の部活でもそうだった。

ただ、今回は違う。結果を出さないと本当に何も残らない。いくら過程を頑張ったとしても結果が全て。「2部降格」という結果が全て。

目の前の現実を受け入れるのには相当時間がかかった。「自分たちの代」で、関西制覇することができない現実。本当に悔しかった。

そして3回目。このままじゃいけない。変わるなら本当に今しかない。強い立命館を創ることができるのはあの悔しさ、絶望感を知っている自分たちしかいない。そう覚悟を決めた。

どうすれば強い立命館を創れるのか。自分たちには何が足りなかったのか。僕の中で答えは明確だった。

今の立命館に足りないもの。。。

それは「チームで戦う力」だと思っている。

僕が思う「チームで戦えている状態」とは、チームが掲げる目標に対して、全員が同じ方向を向いていることである。「全員が」というのがめっちゃ大事で、試合に出ているメンバーはもちろん、ベンチメンバー、スタンドにいるメンバー、スタッフ、コーチも含めて全員である。

関西制覇を成し遂げたことがない僕たちは、「自分たちの代」で関西制覇することにこだわりが強すぎたのではないかと思っている。それが悪い方向に傾き、下回生は熱量が少なく、上回生だけ高い熱量で取り組んでいたので全員が同じ方向を向けていなかった。

今の我々はかつての、部員数が100人を超えるファイナル常連時代とは違う。51人という少ない人数の中戦わなければいけない。この少ない人数で「自分たちの代」という意識で取り組むと熱量の差が顕著に生まれてしまう。

もし今年1部に残れていたら、今まで通り「自分たちの代」で関西制覇を目指すことだけを考えていたと思う。2部に落ちてしまい、関西制覇をすることができないという状況に至ってやっと気づいた。僕たちはチームで戦えていなかった。

立命館がチーム力という新たな武器を手に入れること。これが僕の今シーズンの副将としての役割である。このメンバー全員で一部奪還したい。新しい立命館の土台創りをしたい。そんな思いで副将になった。そして

「結果責任」

奇しくもこの言葉が最もしっくりきた。僕たちは結果を残さないといけない。努力が報われるのは結果が出た時だけ。これは入れ替え戦の時に身をもって感じた。だから結果が出るまではみんなには求め続ける。チームにとって一人一人が間違いなく戦力だから。そして最後に、

「このままじゃいけない。」というか、
「こんなもんじゃない。」でしょ?

この1年、結果にこだわろう。結果を残すことが立命館に新たな文化を創れたと言える証明になるから。

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長くて申し訳ないのですが、少しだけ続かせてください。

同期へ。
問題児ばっかりで2回生のときは本当にどうしようかと思いましが、ようやく頼り甲斐のある同期になりつつあります。と言いながらも自分には持ち合わせていない、統率力や明るさ、親しみやすさ、ガジェットマスター、奇人、虚言癖などなど頼りにしているところもあります。ただ今のままで僕らが脇坂さんの代のようになれるのか、越えられるのか、よく考えてみてください。もっと意見をぶつけ合ってもいいと思う。もっと求め合ってほしい。

3回生へ。
個性的なバカばっかりですが、根っこは真面目で素直なやつが多くて本当に心強いです。でも素直なだけじゃだめだよ。今年1部に上がって、来年関西制覇する世代なんやから。もっとバチバチやってくれてもええんやで。期待しています。

2回生へ。
静かで真面目なやつが多いと思いきや、しっかり問題児が多くて、誰の代に似てしまったんだろうと思ってしまいます。2回生は1番難しい時期だと言われていますが、だからこそ本気で向き合ってほしい。今まで2回生で本気で向き合えた学年なんてなかった。でも今の2回生ならできると思うよ。本気で向き合うための環境は僕たち上回に任せてください。

1回生コーチ2人へ。
1回生コーチになることが決まって1ヶ月。Bチームの指導をしてくれて本当にありがとう。2人にとってはいちばん中途半端な時期にも関わらず全力を尽くしてくれる姿を見て、次の1回生は大丈夫だなと勝手に思ってます。ウインター優勝しましょう。






最後はいぶに回します。彼はこの問題児だらけの回生をまとめあげてくれている頼れる主将です。1回生の頃は非の打ち所がなさすぎてほんとに関わりづらかったのですが、3年間も関わるといい加減わかります。ほんとチョロい!メンタルザコい!すぐ泣く!!まあ言ってしまえば優しさで溢れたチーム想いの主将なんですが。。そういうところは今までの主将よりも愛されタイプなのかなと思ってます。兄貴から受け継いだ池上イズム全開のアッツいブログ期待しています。