春の訪れ
進級を繰り返し同級生だった人たちは
進路を自ら決定し卒業してゆく
私は知識も何も身につけてないまま
学年だけが変わり
何度目かの春を迎えた頃には
学年すらも、変わらなくなった。
焦り、悲しみ、絶望感を抱えて
春が過ぎ去るのを待つ
毎年そうだった。
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でもね、
今年は違うんだ。
大学生になりました。
憧れの、大学生。
(全科履修生になる前の
単位習得からではありますが
学生になったよ、と言わせてください。)
中学から勉強もろくにしてない為
読めない漢字を調べながらで
時間ばかりが過ぎては行くけれど
勉強できる今、この現状に
ああ、私やっとここまで来れたね
そう思う嬉しさの気持ちが
頑張る気力となる(気がしている)
ここまでも来るのには
長い年月がかかってしまったけれど
過去の中に生きていた事を求めるより
「今」を生きていくことを
これからは大事にしていきたい
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晴朗な日
桜を見上げて
「綺麗だね」と、
私がいうより先に隣を歩く彼は言った。
感じたものを
一緒に共有できる人がいるっていいな
手を繋いで歩きながら改めてそう思った。
今年の春は桜を
「綺麗だ」
と、感じる事ができました。
ふふ、嬉しいものです。
私の中で「人を愛する能力」
とやらの経験値が
少しずつ溜まり中な気がします。
幸せは感じるもの
幸せを願いつつ自ら壊したくなる事も
少なくなってきたように思う。
まだまだ「幸せ」に慣れが必要ですが
良い経験させて頂いております。
ありがとう。
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【赤頬思春期 / 私の思春期へ】
【「大人になりきれない人」の心理 / 著・加藤諦三】
これらとの出会いに感謝します。
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