嫌いだったあの先生と歳が近づいてわかること | 〜 ただの人 もりもりの成長記録 〜

 

 

昨日バイト先の後輩に

「来年就職だねなにするの?」

 


と聞いたら

教員

という返事が返ってきてタマゲタ。


 

「わーお、ブラックそう

大変じゃない?」なんて聞いたら

 


そうですよね、部活の顧問とか、

受験とか、大変ですよね

 


という返答で、これまた驚いた。

 


ははぁん、なるほど

確かにそれもあるわな。

私は自分が教員になったら

生徒に恨まれて大変だろうなあ

なんて考えてしまった私を

頭ポコっと叩いてやりたくなった

 


死にたいって思ってた時期に

先生 に

明日から新婚旅行で

先生クラスにいないけど

頑張って学校きなね

 


と、しあわせそうな、

満面の笑みで言われ

心底死にたくなった出来事がある

私は不登校経験者

 

 

学校の先生なんて

大変そうなイメージしかないわけよ




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現在わたし22ちゃい

当時13歳、担任は26歳だった。

 

 

13歳の私に26歳の先生は

立派なオトナ に見えていた。



けれど新婚旅行でいないけど

がんばってきなね と

私の家にきていった先生に


は?あほか(ごめんね先生)

 

と思ってしまった。

 


クラスに、あの いざこざ から

私を守ってくれる友人もだれも

なにもないのに

担任のあなたすらいないのに 

どう頑張っていけばいいの。と。


 

それに、あのころは学校が

あのちっぽけな箱の中での

人間関係がすべてで

 


新婚旅行の話を聞いて

「担任」の

「ひとりの女性」としての 顔

 


を見てしまったのが嫌だった。

 


今ならわかる

先生もひとりの女性であること

むしろ先生という仮面をかぶって

生きるために仕事をしていることも

 

 

けれど

あの頃はそんなのわからなかった。

 

 



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\  見ておくれ 私のお気に入りの1枚を     /






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教員になる後輩は

小学校か中学校の先生になるのかもしれない

 


でも高校の先生のほうが

教えるのは受け持った教科だけでいいし

部活も試合に顔だすくらいでよさそう

 


なんて言っていた。

 



「ああ、いいじゃん そうしなよ

年齢的にも高校生のほうが話しやすいし」

という話をした

 


昨日はね、

ほかの人のこれから先の話を

きくのが楽しかったけれど

今日ふと、そのときのことを

思い出して考えてしまった。

 

 

そうか。

私の恨んだあの先生も、

すきで先生になったわけでは

なかったのかもしれない

 


生きるためか



ただ、後輩みたいに

なんとなくその大学にはいって

なんとなく教員になったのかもしれない

 


うけもったクラスで

こんな いざこざがおこるなんて

不登校者がでるなんて

想定してなかったかもしれない

 

 

先生だからって

トクベツすごいわけじゃない

人生経験豊富なわけじゃない

 


いつだって何歳だって

自分はどう思うか 

をちゃんと自分で知っていないと

結局自分が自分の理解者でいないと

誰かの言葉を信じすぎて行動して

自分で自分を

さらに追い詰めてしまう



そして誰かのせいにしてしまう。

 

 

長年私は担任を恨んでいきていた

助けてくれなかったと。

でも今は恨んでもないし

悲しくもない



恨み続けることをエネルギーとして

生きるのは

私には辛すぎてやめた。



どうせならその人の

幸せをねがえるくらい

心をひろくもっていたいと思っていた



相当時間はかかったけれど、



今あの先生と会っても

ちゃんと笑えるきがする。



世の中の先生方

今日もありがとうございます

お疲れ様です

 


って思った。

 そして後輩ちゃん。頑張れって。

 

 


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はてはて、何が言いたいのか。

なんでしょう。

私にもわかりません。



でも今回の後輩ちゃんとの話は

私が過去の感情と向き合える

良いきっかけだったと感じます。



先生のことが嫌いすぎて

嫌いと思う自分の感情が

黒くて 黒くて おおきくて

とてもこわく 感じて



先生のことを思い出してしまうと

あの時のつらさも甦ってしまうし



蓋をしたんですね。その感情に。



蓋は簡単にはしまってくれず

大変でした。



けれど月日が流れ

後輩ちゃんの話を聞いて

久しぶりに

蓋をあけました。

はずれたというよりあけた。



どうしようもないくらい

爆発していた巨大な黒い塊は

ちいさく丸くなっていたきがした。

 


きっと蓋をしたから

バケツの中暴れ回ってたから

丸くなったのね



あの時辛かったよね

悲しかったよね

ごめんね

私が助けてあげられなくて

感情を殺すことばかりして

向き合ってあげなくてごめんね、と。



丸くなった黒い感情に思ったのでした。



めでたし めでたし。




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