●時代の変化によるピアノ教室の在り方こんにちは、藤井明代です。
私は社会人になってからピアノを教えながら今まで生きてきました。
当時は音楽だけで食べて行きたい!と思ってがむしゃらに某音楽教室で週6日働いていました。
その頃からワーキングママが増えてきていたので、土曜日は人気がありレッスンがぎゅうぎゅうでお昼ご飯を食べ損ねることもありましたが、楽しかったですね。
当時の教え方はテキストありきで、来てくださる生徒さんもこちらが提案したテキストをコツコツ進むスタイルでした。
それが当たり前と思って来てくれていました。
家で練習するのも当たり前、特にお家での練習について説明したこともなかったと思います。
今、自身のブランクを越えて時代も変わり自宅でレッスンを始めました。
始めた頃、ちょうどYouTubeで耳コピピアニストが出始め、クラシックやテキストはやらなくても耳コピだけで独学で上達できるのでは?!
等と今までの見識を覆される時代がきたのかたなぁ、と考えさせられました。
いやぁでも基礎をすっ飛ばしてあそこまで指が動くかなぁ、とか。
雑誌などでYouTuberの活躍を読むとやはり元々はピアノを習っていた過去があり、ある程度弾けてから自分のスタイルに移行されたYouTuberの方が多数派という印象でした。
やはり基礎は大事なんだという確信はできましたが、果たして昔のようにこの曲だけをやりなさい!!と押し付けるのも違うと思いました。
弾きたい曲をポロロンと奏でられたら、心がトキメキますし、家族やお友達も喜んでくれますよね。
なので私が皆さんが弾きやすいように楽譜を作成することも増えました。
単に既存のテキストだけを与えてそれだけをやる時代じゃなくなった、と思っています。
小さい頃からみんな流行りの曲を弾きたいですし、やっぱり弾けたら嬉しいですし、弾いてみてポップスって歌だから楽器で弾くのは今の段階では難しいね、と気づくこともあります。

基本的に弾きたい曲+基礎をコツコツしましょう、とうたったピアノ教室として現在進んでいます。
耳コピに向いている、読譜をやりたい、などは生徒さんご本人の性格も関わっていますから、無理強いはできませんが、
1人になった時に自分で音楽が楽しめるようにしてあげたいなぁとは思っています。
コード奏やジャズの要素の取り入れ方は私も日々学んでいます。
こちらもまた楽譜にとらわれず楽しいです。
あとは、
ご自宅での練習についてお願いすることもありますが、ご家族それぞれのポリシーがありますよね。
そこを私が変える権利なんてないんですよね。
レッスンのみの練習じゃいけないのか。
発表会に完璧な演奏で出ないといけないのか。
時代が変わりテキストの在り方、練習の仕方、全て問いかけられ私が成長させられています。
私の価値観を押し付けすぎていないか、いつも考えています。
自宅での練習が上達には欠かせないのは確かですが笑
12月にピアノ発表会があります。
家のこと、我が子のこと、仕事のバランスを取る為、リトミックレッスンは発表会までお休みいたします。
申し訳ございません。
また再開しましたら、ご連絡いたします。
生徒さんが今まで弾きたい!ランキング、断トツNo.1『夜に駆ける』をCDに合わせて練習中です。