今日は両国国技館へ、BiSのライブを観に行ってまいりました。
このライブのチケットは軽い気持ちで買ったのですが、後からグループの創始者でもあるプー・ルイさんの卒業ライブになってしまうという、とんでもない意味合いを持つものとなってしまいました。
因みにBiSからプー・ルイさんがいなくなるのは、RAINBOWからリッチー・ブラックモアが脱退したり、昭和の新日本プロレスからアントニオ猪木がいなくなったりするようなものです。
もしくはタモリのいない森田一義アワーみたいなものです。もしくは黒柳徹子のいない徹子の部(省略)。
これを一大事と言わずとして、何を一大事と言うのか。時は来た!
閑話休題。
で、ライブの内容は勿論最高でした。そして卒業ライブなのに、呆気ないほどあっさりと終わりました。本当にプー・ルイさん卒業しちゃうの?という感じでした。もっとお涙頂戴の流れにして、みんなグシャグシャに泣くような構成にする事も出来たと思います。
しかしそれをしなかったのは、BiS、そしてプー・ルイさんの根底に流れる反骨精神によるものなのかも知れません。私はロックとはあらゆる意味での反骨精神の事だと思っているので、こういう姿勢には心底痺れてしまいます。下手なロックバンドより、よっぽどロックを体現しているのが BiSなのです。
そしてこのお涙頂戴にならない流れは、過去ではなく未来だけを見ているからこそのものなのだと思いました。
アンコールでは、プー・ルイさんがいない新BiSが登場し、新曲を披露しました。
これからのグループを引っ張っていくであろうペリ・ウブさんのMCは、今までのBiSに対する愛ある啖呵口上であり、勇気ある挑戦状でもありました。我々は、プー・ルイロスに打ちひしがれている場合ではありません。
最高を更新し続けるBiSを追いかけて行かなければならないのです。
今日も最高のライブでした。行く事が出来て本当に良かったです。
いつかは武道館で!
追記。
因みに私の席は関係者席に近かったらしく、GANG PARADEのメンバーや松隈ケンタ氏、更にはBiSの旧メンバーの面々が近くを通って、思わずドキドキしてしまいました。