生後500日


先日の演奏会の次の日、
思い切って
リビングダイニングの模様替えをしました。
赤ちゃんのお世話に追われて
鬱蒼としてきていたのが
気になっていたし
成長に伴って必要がなくなったものも出てきた。
みるみるうちに成長していくから
あの時便利だったものも
今は体重オーバーや
スキルの発達により不要になるものも!


それに我が家のピアノにも
息子を触れさせたくて音符おねがい


鍵盤で遊んで弾いてあげると
トコトコやって来て、
初めてのピアノ演奏の様子がこちら下矢印ラブ拍手




なんだか、ちゃんと弾いてるじゃないか爆笑ルンルン
ちょっとJazzyな音階でなかなかいいぞ!
プロの演奏を聴いて、見てした経験が
よかったかな。
ちゃんと学んだね。
両手を使って弾いてる。
今まで子供用の本のようになった鍵盤は
(こんなの下矢印)
楽しくてよく遊んでいて
その鍵盤はいつも片手のみで弾いてた。
今回の本物ピアノは、両手弾きしてるおねがい!
プロのピアニストの演奏から学んだかラブ






教育関係の本は気になるもの見つけたら
すぐに購入して読むようにしている。
仕事柄アップデートしていかないと。
その中で小児科医の執筆する子育て本に
ちょっと違和感を抱くことがある。
大部分は私も賛成することが多いのだけれど
早期教育についてとなると意見が合わない。
そこには大抵、
『早期教育は不要で子どもが自分で
興味を持つまで待つべき』
といったことが書かれている。

ここでの早期教育って、
おそらくはリトミックや英会話といった
お金を払って受講する
習い事の事を言っているのだと思う。

私自身、赤ちゃんと親御さんへの
クラスを開催しているので、
その文言は正直、聞き捨てならない。


赤ちゃんへの英語早期教育、
私は十分に効果をあげていると自負している。
赤ちゃん期から通ってくれていた子が
もう中学生になるけれど、
親御さんとその子の満足度は
とても高いと思う。
英語がもう一つの自分の表現方法となっていて、
自分のアイデンティティの一つとなっているから。
海外の子達とオンラインゲームを
英語で会話しながら
遊んでいる。

さて、
もしその子が自然に英語に会うのを
待ったとすると
英語に出会ったのはおそらく小学校。
特に思い入れもない学校の授業での英語で
「へぇ、そうなんだ。なんか楽しかった。」
となっただろうと思う。
ただ、その後に、
「僕、英語を習いに行きたい」と
言い出すか、ということ。

大抵の子は、
英会話教室という存在を知らないうちに
自分から習いたいと言い出さないし、
お金のかかる事を言い出す事を
遠慮する子もいる。
自分から習いたいと親にいうのは
多くの場合は、仲の良い子が行っているから。


お医者様の言う通り、
確かに早期教育なんかなくとも
健康な子は育ちます。
ただ、人生を愉しむために
色々な経験をし、スキルを身につける事は
なんら悪いことではない。
赤ちゃんと家族の生活の中で
それが自然にあるものならば
わざわざ、お金を使うことはないと思う。

親がピアノを弾けるなら弾いてあげれば良いし、
勉強してリトミックしてあげてもよいと思う。
英語も然り。



一般に早期教育の必要性を小児科医が
感じない理由も考えてみた。


まず、
『医者になれる生物的な特徴で生まれたこと』
医者になるためには、
平均よりもずっと高い学力が必要。
学習能力に長けている人たち。
新しい事に出会っても
環境順応やスキル習得が異常に早く、
なんら葛藤もないのかもしれない。
1を誰かが教えれば10を吸収できるような
人たちなのだと思う。

私たちのような一般人とは違う。
私たちはもっと時間をかけて学ぶ必要があるし
新しい事を頭の中で繋げていくことにも
時間がかかる。
文章読んだだけではすぐに理解できない事でも
映像を見たり、実演してもらうと理解ができる。
とにかく時間がかかるし
やはり学びやすい時期は確実にある。

また
『医者を目指せる経済環境だったこと』
おそらく医者に生まれ育った家庭では
平均以上の収入のある家庭で、
高額な医大の学費を工面できる
経済環境だったろうし
必要な本や勉強の環境も
用意したのだと思う。
それだけではなく、
子どもに良いとされるところへ遊びに出かけたり
国内外旅行や博物館なども利用したはず。
幼少の頃から習い事もしていたかもしれない。

そんな恵まれた環境だったと推測する。
もちろん医者全員がそうではないだろうけれど
実際、医者の大学時代の経験話を
聞いたところによると
きっと多くはそうなのだと思う。


最後に
『小児科医は困った親子が
相談する人であること』
例えば、親御さんが2歳の我が子が習い事で集中できないなどの相談を受けたりする事もあると思う。ADHDか?自閉症スペクトラム症かと心配する親御さんがいるかもしれない。
そんな相談がつもり積って
「早期教育は必要ない」という感覚がより強く
小児科医の中で生まれるのかもしれない。


でも、本当に早期教育の有効性を語るなら
(特に否定するなら)
成功した例にも同じくらい触れてではないと
全く科学的ではないし
もっと面倒なのは
教育研究は
1人の子どもに対して
同時に違う環境を与える実験が出来ないから
「科学的」なデータにも限界がある。
小児科医への元へはなんらかの不調のある
親子が通うが、
教育者の元へは
「こんな事ができるようになった!」という
成長の発見を日々喜び分かち合っている所。
親子が目標に向かって進んでいる場所。


人間は自分の体験からの色眼鏡で
世界を見てしまうので
わたし自身も注意しなくてはならない。






私の結論としては

『早期教育は必要です』


生まれる前から生まれた後も
たくさん赤ちゃんに話しかけてください。
話しかけないと赤ちゃんは言葉を学びません。
これも早期教育です。
本を読んで大きな動物に会ったり
普段行けない世界へも
連れて行ってあげてください。
これも早期教育です。

体をきれいにする心地よさ
ご飯を美味しいねって食べること
体を大きく動かしたり
手先で小さなものを掴んだりできる環境を
用意してあげて
準備ができたら少しずつはげましながら
一緒に「できた!」を増やしてください。
これも早期教育です。



高いお金を払って受講するものだけではなく
ママ友と一緒に行きたいからではなく
自分も行かなきゃ出遅れる気がするからではなく

子どもの表情とスキル、適応を見ながら
その子の意思も尊重しつつ
内面世界を少しずつ広げるものであり
早期教育が実を結ぶ事も多々あります。

早期教育にかけたお金と習得スキルが
比例するかどうかは保証できませんが
確実に経験値としては残ります。
費用対効果は見極めつつ、
親子が負担なく楽しく世界を広げていけるのなら
十分に肯定できるものだと私は思います。







お金をかけない早期教育もたーくさんできるので
赤ちゃんと幼児とさまざまな経験をしながら
楽しく過ごせるといい。




(保育士目指して勉強している身として
もしそんなに早期教育が否定されるなら
保育士のしている努力は一体なんなんだ!!
とも言いたい。笑)

あぁ、長くなってしまった爆笑