晴れ上がる まぶた | a tiniest hope

a tiniest hope

ちっぽけな希望の話


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重力波が観測されましたね。
私はなぜかこの重力波にとんでもなくトキメキを感じてしまい、アインシュタインの相対性理論から読みなおしている最中です。
アインシュタインの予言、すげぇ。

私の胃はブラックホールなので、もしかしたら際限なく過食している私の胃からは重力波が出ているかもしれません。(出てねーよw)

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“今日は太陽が崩れ去って、大量の月が放出されたよ。夜空にならぶ月と月と月のはざまからなんとか届いた遠くの星雲の姿を、目に焼き付けたくて馬車で空気がきれいなところを探していた。そのあと海へ行き、反射される月の姿を空と並べて見ていたんだ。それは歌になるべきだった、奏でられるべきだった、なぜ景色なのだろうと誰かはいい、なぜそれだけなのだろうと誰かはいい、なにもかもになればいいのだ、ぼくやあなたがいなくて、あれが生命になればいいんだと。そう思ったのはぼくだった。
世界は別に、それだけで十分だったんだ。
月と月と月と月と、あふれて悲しくもない、まったく悲しくないんだ、「いまなにがあったって悲しくない」人は口を風にゆれる花のようにいつまでも動かし続けた「いまなにがあっても悲しくはない」
「死んだって」「消えたって」
「きみが消えたって」
「家が海にしずんでも」「はじめから宇宙が嘘で」「みんなが」
「生まれてもいなくたって」
月がたくさんだった、月がいっぱいあるだけだった。”
            『月と月』最果タヒ




宇宙のはじまりを目撃したのは誰。
わたしかもしれない。
あなたかもしれないよ。

















KAGRAに祈りを捧げて**