娘が10歳に。生まれてきたときを思い出す① | 記憶

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少し前、娘が10歳になりました。


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娘の生まれてきたときを思い出す。



ーーー



とんとん拍子で
結婚して娘を妊娠して、幸せの絶頂!

…かと思いきや、悩みが多かった。



この頃までは、成功体験が多かった。

やりたいこととか
だいたい叶えてきたし

家族はバラバラだったり
恋愛はさっぱりだったけど

ずっと目標もあって
モチベーションも高かったし
優等生だったり
友達や同僚に信頼もされていたし
自分に自信もそれなりにあったし

充実して過ごせていたんだと思う。



結婚したあたりから
今までの自分がガラガラと崩れるようなことが
ちょうどいくつか連続して起こって
(仕事もプライベートも)

思い通りにならない解離する現実も重なり
(妊娠出産育児は思い通りにならない代表)

もともとの繊細さやネガティブ思考が手伝って
この頃はすごく弱ってて
ひどく葛藤ばっかりしてた。
(ま、今もか)


「あぁ、人生って思い通りにいかないんだな」
って、思った。確か。

すごく、強く。


多分、初めてのかなり強い失敗体験。


今思うと、この頃から
気持ちが不安定になりやすくなった気がする。




ーーー





思い描いてた理想の出産は
妊娠10ヶ月になって

「赤ちゃんが小さいから
大きな病院に転院しましょう」

ってことで
あっさり叶えられない状況になる。


軽く血圧も高い(=_=)




大学病院に紹介受診。
初診で帰宅も許されず即入院。
しかも、MFICUなんて場所に。


いやーまさか自分がとは(笑)


入院してすぐに
OCTってのをやったけど
赤ちゃんは元気だった。

その後はしばらく
エコーとモニター管理。

なんにもすることがなくヒマー。


モニター中に、時折心音が
ほんのちょこちょこ落ちることが数回。


そしたら
小さいから早く出そうかってなり

金曜に
帝王切開になっても大丈夫なように
準備しながら、週明けに誘発分娩しよう!
ってことになり
(まぁ医療的には当然の判断です)


自然に陣痛がきて〜…って
普通の分娩の流れへの憧れも
ガラガラと崩れた。


ーーー


そんな金曜の夜。

同業の友達に
モヤモヤした気持ちを聞いてもらっていたら

「その前に自然に生んじゃえばいいじゃん」

と言われ、目からウロコ。



なるほど!!今出来ることをやろう!!

と、陣痛が来ることを願って
水天宮でもらっていたお札を
寝る前に飲んだ。

(体調が悪い時などに
ちぎって飲むというお札です)





……


ら!!!




その夜になんと陣痛がきたΣ( ̄□ ̄)!


お札、すげーー!!!!

↑そのときから水天宮のお札の信者です。
ちなみに、他の助産師さんから
同じような人がいたと言われて
ますます信者に。




以下、わたし的出産体験↓↓↓



✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――




就寝時間後、最初は弱いが、
でも定期的に痛い。

一応ナースコール押したら助産師さんがきて
「お腹張る?張りどめ飲みましたか?」
と聞かれた。
(担当さんじゃなかったから
私の細かい事情はわからなかったらしい)


切迫早産の人と思われたのかな、と思い
「私、満期なんで…飲んでません。
週明け誘発かもっていわれてて」と話すが

助産師さんも「まだ弱いなー。
とりあえずもう少し寝てみましょう。
続くならまた教えて。」って。


そうよね。そう思うわ。
そう言うわよね。



でも、助産師さんが去った後も続くので
やっぱりこれ陣痛かなーと思い
そわそわと支度をする。
(帝王切開になる可能性も考えて指輪を外したり、身の回りの片付けしたり、夫にメールしたり…(笑))



その後、眠れない、やっぱり続く。
そしたら、モニターしましょうってなった。


ですね、ですよね。
赤ちゃん小さいし
ちょこちょこ落ちてたから
そこ心配してたとこ!


やはり途中途中、ちょこちょこと
赤ちゃんの心音が落ちる。


すぐ回復するけど…
まだ弱いのにこれじゃあな…
ちょい不安。


帝王切開やだなーーー…
赤ちゃん心配だなーーー…

心細かった。



ーーー


その頃、夜勤のリーダーさんが
他のフロアーからモニターを見て
私のところへ来てくれた。



「心音、ちょこちょこ落ちてるけど
すぐ回復してるし大丈夫ですよ」って。


この人は、私のところへ来る前に
私が同業だとかってことを
ちゃんと情報収集してきたらしく
(まぁ本来は当然すべきことなんですけど)
私にとってはかえってわかりやすい
医療用語とかも使っていろいろ話してくれた。



この人、すげーーー!って感動。


感動するケアっていうのは
一瞬で作られるんだな、と、思った。



ーーー


余談だけど昔、バリバリ働いてた頃のこと。

自分が考え抜いて
いっぱいケアしたと思っていた人よりも

脊髄反射のようなケアを
一瞬しかしてない人にこそ
えらく記憶され感謝されたりして

その人に感動を与えるケアってなんだろう?
と考えたことがあった。


いいケア、適切なケア、素晴らしいケア
そんな言葉で表されない
「感動に値するケア」

それを自ら体験した瞬間だった。



この人は、分娩になったときも
かけつけてくれて

いろいろちょっと細かいことに
配慮してくれたりと


この人は心細い時に必ず来てくれる
ちょっと言い出せないような気持ちを
ちゃんとキャッチしてくれる

そんな人だった。


私も「感動を与えられる」人になりたいって
そのとき思ったっけな。



ーーー


つづく。