醒めて | 雲と空

雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

 

  亡きひとは眠ることなどないだろう

  醒めて幾夜の闇に歌わむ

 

   明るすぎた  白昼

   その夜の闇の 深さよ

   

   死者たちは

   あの世の闇を 歩く

 

   やがて、わたしたちも

   あの闇の裡を 往く

   のであろう

 

   光の記憶は しまわれたまま

   その歌声だけが

   漂って 来る