律儀な扉 | 雲と空

雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

 

   足早に立ち去る背中を見送って自動扉は律儀に閉じる

 

   ひとつの事を終えて、

   立ち去るとき

 

   ひとはどうして、あんなに

   そそくさと、

   寂しげなのだろう

 

   残されて、わたしは

 

   ゆっくり閉まるガラスの扉を、

   ただ、

   見ている。