火山学会の「火山」第60巻4号(477-481ページ)に,「八ヶ岳火山の最新軽石噴火によるYt-Pm4テフラの放射性炭素年代」(短報)が掲載されました.
北横岳が火口と推定されるYt-Pm4テフラのAMS年代が,約32 cal kaBPであること,またこれにより北横岳は最近3.2万年間に少なくとも4回の溶岩流出噴火があったことを述べました.
火山学会の「火山」第60巻4号(477-481ページ)に,「八ヶ岳火山の最新軽石噴火によるYt-Pm4テフラの放射性炭素年代」(短報)が掲載されました.
北横岳が火口と推定されるYt-Pm4テフラのAMS年代が,約32 cal kaBPであること,またこれにより北横岳は最近3.2万年間に少なくとも4回の溶岩流出噴火があったことを述べました.
防災科研のhi-netで地震波形を見ることができます.
地理学科の学生でしたら,震央距離を考慮して,日本列島のどこで波形が強いか,チェックしてみましょう(地震動の強さは,必ずしも震央距離に比例するとは限りませんが).6日の午前10:31分頃(当然,観測点により多少異なる)です.
例えば福岡よりも新潟県内の方が,地震動が強いところが多いです.
今年最後の桜島観測調査中です。今回も降灰の定期的採取が目的ですが、9月28日以降、噴火が記録されていないので、おそらく降灰の採取は厳しいでしょう。ただし、山の状況を確認するのも重要なポイントです。
有村からみた桜島。
黒神地区から見た桜島。
本日は、昭和火口からの噴煙(白色)が少なく、どちらかと言うと南岳山頂火口からの白色噴煙の方が多いように見えました。現在、昭和火口はいちおうの「ふた」がされて口が狭くなり、逆に山頂南岳の火口の方がオープンになっているような雰囲気です。ただし、だからと言ってただちに山頂噴火すると言えるわけではありません。
念のため、今日夕方の北東の風に備え、東桜島に火山灰トラップを設置しました。
明日は桜島の様子を伺いつつ、各種試料採取に奔走する予定です。
なお、22日4限の「学修の基礎II」で、火山学の紹介をする講義をします。興味のある学生は、上級生でも聴講を歓迎します。
10月25日(日)に,地理基礎巡検(浅間)を実施しました.
当日は雲ひとつない快晴で,しかも軽井沢から北軽井沢にかけては紅葉もピークで,美しい風景の中,巡検を満喫することができました.
六里ヶ原からみた浅間山です.この後,やや白色の噴気が目立ってきました.ここ5年くらいの間では,やや噴気が目立っている気がします.
鬼押出し溶岩が上の舞台溶岩を覆う様子が良く分かります.溶岩の新旧が,岩石の形態の新鮮さや植生の回復程度から良く分かります(ただしこのようなことはあくまで目安で,必ずしもそうではないこともあります).
カラマツの黄葉も美しい鬼押出し溶岩流上面です.
鬼押出しからみた,山頂(釜山)の千トン岩です.
菅平方面の四阿(あずまや)火山(左※画面表示によっては上)と,草津白根火山(右※画面表示によっては下)です.ともに,数十万年前から活動している,浅間よりも先輩格の火山です.この辺はじきに雪に覆われてスキーシーズンとなるでしょう.
10月10~12日に鹿児島大学で開かれた,日本地形学連合の秋季大会に行ってきました.
ご当地のアップ・トゥ・デートな話題として,
「細粒火山灰からみた小~中規模爆発的噴火の推移予測-霧島火山新燃岳2011年噴火と桜島昭和火口噴火を例にー」(大石雅之)
という発表をしてきました.
火山灰構成粒子とその形態・組織的特徴と,噴火様式など表面現象との関係についての議論です.
この学会では地形学とくに斜面崩壊現象の話題が多く,浮いた話題かなとも思いましたが,例えば巡検やシンポジウムのテーマでもある霧島火山新燃岳2011年噴火の土砂移動について,そもそも流動する火山噴出物がどのように形成されたのか,またミクロスケールでどのような物質なのかを紹介できたことになり,意外と関心を持ってもらえたようです.
また巡検では,大変尊敬する火山学者の小林哲夫先生に,最先端の話題までしていただき,とても勉強になる機会でした.
八ヶ岳南麓で,しばしば長径1 cmを超える普通輝石が採取できます(写真).
鉱物マニアには良い採取地ですが,火山地質の立場からは,いつの何の噴出物であるのか,母岩が気になります.
地質図(河内,1977)によれば,採取地は真教寺山溶岩によって作られた台地で,採取地のすぐ北西の谷壁には溶岩が露出しています.この噴火では降下軽石も生産されたことになっていますが,「3 mm大の普通輝石を多数含む」という特徴と調和的です.一方,地質図によれば採取地点付近は,真教寺山溶岩を覆って,三つ頭溶岩と同一イベントとされる「平沢スコリヤ(スコリア)」の堆積地となっています.層序的には,こちらの可能性もあります.ただし平沢スコリヤは普通輝石カンラン石玄武岩と記載されており,普通輝石と少量の角閃石からなる本堆積物の特徴とは異なります.
桜島はもう何度も調査に来ていますが、宿や食事も定番化しつつあります。
今回、宿はいつものホテルですが、夕食はなしにしました。
ということで、いつも夜のお供に買っているタイヨーの鳥刺しを夕食のメインにしました。
お昼は、中日はいつもの調査地近くのラーメン屋(相変わらず、とてもうまい)。最終日は、九州のコンビニeveryoneのパンです。こいつも、いつもうまいです。
よくお土産を買う国分のケーキ屋さんは、今回は割愛です。