研究室DIARY~元・立正大学地理,地形・地質学研究室 -6ページ目

研究室DIARY~元・立正大学地理,地形・地質学研究室

立正大学地球環境科学部地理学科,地形・地質学研究室在職時に始めたブログです.ここの記述は個人の考えであり,現所属機関の公式見解ではありません.

立正大学の調査団の一員として,9月上旬にウズベキスタンに行ってきました.


最初は首都のタシケントで,1966年震災慰霊碑の見学や資料収集を行いました.

次にアフガニスタンとの国境の町テルメズに移動し,何箇所かの遺跡や史跡の視察,地形・地質観察を行いました.

帰国日にはタシケントに戻り,博物館の見学や本屋,いくつかの見学スポットを周りました.


なお入国日にはカリモフ大統領の死亡が正式に発表されており,全国的に服喪に入っていて店が軒並み閉店していましたが,軍や警察の活動が活発なためか,今のところ政情不安定化の気配は感じませんでした.

産総研発行の「GSJ地質ニュース」(Vol.5 No.8)に,紀要的な記事が掲載されました.


「産総研と鹿児島地方気象台との連携による火山灰処理と2014年研修会報告」


私が産総研在職中に実施してきた火山灰処理に関連して,気象庁鹿児島地方気象台と連携しての火山灰解析業務や研修会の様子を紹介しています.


カラーのPDFは下記からダウンロードできます.
https://www.gsj.jp/publications/gcn/index.html


後日別刷が発行されますが,印刷冊子と別刷りはモノクロになります.

今年度の私のコースは,昨年度までの浅間山から気分を変えて,武蔵野台地の地形発達史をテーマとし,国分寺崖線と立川断層を周る巡検としました.


事前説明会は,6/14(火)18:00~19:30(予定) 3320教室 です.


巡検自体は,7/10(日)です.


上級生参加希望者も,事前説明会に参加してください.

防災科研,強震観測網K-NETによる,埼玉県内「東松山」観測点の地震波形です.

北西-南東方向に圧縮軸のある逆断層型とのことです(気象庁).

5月18日(水)18時から,A610で地理学談話会があります.

今回は熊本地震がテーマということで,私と島津先生とで,熊本地震に関する話題提供をします.私の方からは,地震そのもののアウトラインと,火山噴火を誘発するかといった話をします.興味のある人はぜひ参加してください.学生歓迎です.

本日,秩父で「自然計測実習」に使用するテフラ試料を採取してきました.

尾田蒔丘陵を覆うローム層中に認められる「OD(尾田蒔)6」テフラで,北アルプス起源の大町A1(A1Pm)テフラに対比されています.含有鉱物に特徴がありますので,受講者はテフラ観察を楽しみにしていてください.

 


OD6(A1Pm)テフラ.下位の白色軽石層は,OD5テフラ.

 

OD6(A1Pm)テフラの近接撮影.

3月26日(土)に,私の大学院の恩師である山崎晴雄首都大学東京教授の最終講義が行われます.


14時から,首都大学東京国際交流会館にて.


山崎教授は活断層・古地震を始めとする地形・地質学がご専門で,特に東京の立川断層を精力的に調査されています.

本日,東京都市大の先生・学生と,富士山麓でテフラ採取のための巡検をしました.


おもな目的は,静岡県小山町にある露頭.5年位前に行ったところ林道の入口が斜面崩壊しており,安全のため学生巡検のコースから外したことがあります.今日行ったところ,きれいに通れるようになっていました.また林道中の地質の露出が良くなっていました.御岳第1軽石(On-Pm1)の教材用の試料を無事に採取できました.


また富士五湖を巡りつつ,青木ヶ原溶岩や大室スコリアなどを観察しました.


私の巡検名物の「おいしいものを食べよう」コーナー?は,本日は富士吉田のうどんでした.


昨日が雨天だったので,連休の中日ですが高速道路が軒並み渋滞しましたが,限られた時間でそれなりの観察ができました.


小山町のOn-Pm1.層厚がプライマリーのものとは思えない(例えば,より給源に近い八ヶ岳東麓でもせいぜい20 cmくらい).多少,二次移動しているのだろう.


鳴沢村にある青木が原溶岩の露頭.スクイーズアップした溶岩には放射状の節理も発達する.


上記露頭で,青木が原溶岩に覆われる大室山スコリア.約3 ka.


本栖湖に達した青木が原溶岩.



ハワイ島で溶岩を中心とした観察をしてきました.

もっとも活動的なPu'u 'o'o火口からの溶岩流は現在,地表から見えるところではあまり流れていません.そこで今回は,Mauna Loa火山北麓で歴史時代を中心とする溶岩流を見てきました.


ハワイ島のMauna LoaやMauna Keaは標高4000 mを超えるにもかかわらず,麓,特に沿岸部から見るとあまりになだらかで,とても富士山より高いようには見えません.流動性の高い溶岩流が作る独特の火山地形です.


Mauna Loaへの道から見たMauna Kea.Mauna Keaの山頂や中腹部には多数の噴石丘またはスコリア丘が見られます.


Pahoehoe溶岩です.縄状構造やブリスタ,またこのような盛り上がったテュムラスなど,さまざまな微地形が観察できます.



Waikoloaにあるテュムラスのアナグリフ.クリックして拡大し,赤青めがねで見てください.


ホームページ にもう少し紹介しています.

ぜひご覧ください.

※写真が多く容量が大変重いので,モバイルで見る際は通信料にご注意ください.PCで見ることをお勧めします.


(ハワイ島で滞在したホテルからの夕日)

2月5日18:56に桜島が爆発しました.

噴火・爆発は昨年(2015年)9月28日10:44の噴火(爆発的噴火については9月16日3:08)以来です.


昨日はニュースで大きく取り上げられていましたが,昨年まで1日何度も起こっていた噴火・爆発が久しぶりに起こっただけであり,今後ただちに大正噴火並みの大規模噴火になる兆候はいまのところありません.ニュースでは被害状況だの防衛大臣のコメントだの,鑑定での情報収集体制だのと言っていましたが,なぜこれだけ大きく取り上げられるのか,よく分かりません.なお昨日21時のNHKニュースで社会部の記者が解説をしていましたが,非常に冷静で的確なコメントをしていたように思います.


むしろ2008年以降の活発な昭和火口の活動の続きであって,個人的には,むしろなぜ半年噴火しなかったのかが不思議で,そのメカニズムが知りたいところです.


今後ですが,半年栓をしていた火口・火道が開いたわけで,また噴火・爆発を毎日のように繰り返すのか,それとも今回たまたま内圧が我慢しきれなくなって突発的に爆発したのか,まだよく分かりません.今後の推移を注意深く見守る必要があることには,変わりありません.