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研究室DIARY~元・立正大学地理,地形・地質学研究室

立正大学地球環境科学部地理学科,地形・地質学研究室在職時に始めたブログです.ここの記述は個人の考えであり,現所属機関の公式見解ではありません.

9:40頃~10:30頃に,キャンパス内の風景を見て回りました.

 

3号館から.

 

2号館前の橋から.

私も報道以上の情報を持っていませんが,現時点で分かる特徴について.

 

・活動的な湯釜火口ではなく,本白根山で噴火.ここでの有史以降の活動履歴は今のところ知られておらず,分かっている限りの最新噴火は約3000年前である.

・流れたのが雪崩であれば,噴出したものがそれほど熱いものかつ多量,例えば本格的なマグマ噴火ではなかった可能性がある.なので融雪型火山泥流にはならなかった(ただし水蒸気爆発でも熱いものが出て泥流が出ることは,あり得る).

・動画に写っていた噴石が,本質物か否かを知ることで,マグマそのものが出たか,ある程度は分かりそうだ.火山灰も見たいところ.その辺により,単発の噴火なのか,今後活動が継続するのか,多少は見極めがつくかもしれない.

他大学の学生,教員らと,伊豆大島巡検に行ってきました.昨年10月に予定していたところ台風により場所変更になったものを,延期という形で実施しました.

 

当日は天候に恵まれ,伊豆半島から富士山どころか,雪を頂いた美しい南アルプスまで眺めることが出来ました.

参加者の多い正課授業ではゆっくり時間が取れなかったりバスが入れないところを,今回はコースに取り入れました.しかしもっと時間があれば,もっとマニアックなところに行くのですが.

 

初日:岡田港・大島空港~火山博物館(立体模型で予習,駐車場露頭観察)~三原山~元町2013年災害跡~元町C溶岩流末端~宿

2日目:カキハラ磯~波浮(工事で露頭見れず)~イマサキ~地層大切断面~赤っ禿~野田浜~ぶらっとはうす~岡田港

 

都幾川村のとある山中で,撮影しました.

12月13日22時40分,30秒露光(素人撮影です).Photoshop加工済.

 

南の方向,オリオン座の直上を流れています.

下記の発表がエントリーされています.

 

P21.島津 弘・大石雅之(立正大):玄奘三蔵がたどった道沿いに見られる地形-ウズベキスタン,サマルカンドからテルメズまで-

 

ご発表は島津先生で,大石は立正地理学会秋季例会の方へ.

 

ホームページに,概略を記載しました.

http://ooisivolcano.my.coocan.jp/volcano/20171015shinmoedakeeruption.pdf

 

2017年10月10日が最初の噴火ですが,調査は15~16日です.10日からしばらくは,おもに東麓から北麓にかけて降灰したようですが,この時は北西にかけて降灰していました.

また16日未明には西側でドカ灰となり,霧島温泉や新湯付近では多量の降灰がありました.

主にこの様子を記載しています.またこの時の堆積した火山灰を多量に採取しました.

 

詳しくは,直接お尋ねください.

新燃岳に降灰調査に来ました。火山灰が鹿児島空港のRW16の進入経路にあるため、飛行機はいったん鹿児島空港上空を西向きに通過。西側ダウンウインドレグから北側に回り込み、着陸しました。

現在の降灰域を見極めるため、高速をえびのインターまで走り、えびの高原に向かいました。

市役所を過ぎてしばらくすると、降雨の中に火山灰が含まれ始めました。ガラスにあたる雨粒が白く濁っています。かなり細粒なのでしょう。

白鳥温泉に着く頃にはだいぶ雨粒の色が薄くなりましたが、えびの高原についても灰はそれなりに入っていました。

なお白床展望台付近では、SO2のガスセンサーが反応し、2.5~2.9ppmを示していました。

霧島温泉のホテルで露天風呂に入っていた限りでは、肌や湯船の底を触っても火山灰は感じられませんでした。細粒なので感じないだけかもしれません。

霧島火山新燃岳が,2017年10月11日5:34頃,噴火しました.

有色噴煙が上がっており,西風に流されています.監視カメラ画像によると,数時間は有色噴煙が継続しているようです.

 

噴煙高度は300 mとなっていますが,風により流されている分,低く見えていることになります(昨日は白色噴煙が400 mであった).東麓の高原(たかはる)町で降灰が確認されたようです.

火山性微動が9日から発生していました.

 

今後,噴火が継続するか否かは,火山灰解析ほか各種観測によるデータをもとに検討される必要があります.