旅立った友へ……… | どんな時も空を見上げて

どんな時も空を見上げて

2009年7月に右乳房切除、リンパ節郭清。
9月からEC療法、12月からT療法開始。
2010年4月、3ヶ月に一度のリュープリン注射と、毎日のフェアストン服用開始。
副作用の事、仕事の事、色々不安はあるけれど、どんな時も空を見上げて行きたい・・・

何年振りかの更新。
「クローバーさんのペースで書けばいいんだよ」
そう言ってくれた大切な友達………さくらさん。あなたへの思いが溢れすぎて…………久し振りの更新です。

あなたに初めて会ったのは、2010年の川越オフ会。初めて会ったとは思えないほど、沢山笑い、沢山お喋りしたね。
その初めての出会いから、毎年二人で色んな思い出を作って来たね。

今の時期になると思い出すのが、巾着田の曼珠沙華を観に行った時の事。綺麗な景色を観ながら、沢山沢山話をしたのを思い出します。
ゴールデンウィークに、あなたの運転で行った山中湖側の日帰り温泉。
どれだけ浸かってるんだー!という位、湯船の中で……お喋りが止まらなくて………。
お風呂から出ても、お喋りが止まらなくて、帰りに大渋滞に巻き込まれたね。

雨の会津旅行。
晴れ女のさくらさんの力より、雨女の私の力が強すぎて、
「クローバーさん、雨女の力発揮しすぎー(笑)」って。

思い出の中にいるあなたは、いつも優しい笑顔と、相手を思いやる深い優しさでいっぱいだった。
メールもLINEも、写真の中も全部。全部。

去年、私が精神的に不安定で仕事をお休みしてた時も、
「ゆっくりでいいから、元気になったら絶対に会いましょ!」
そう言って待っていてくれてたのに………。
やっと会えたのは、旅立ってしまった後の、小さくなってしまったあなたと。
あなたが息子さんと過ごして来た自宅で。
あなたが深い愛情で育てて来た息子さんは、辛い気持ちを押さえ、あなたにそっくりの優しい微笑みで、私を迎え入れて下さいました。

お通夜、告別式、19歳とはおもえないほど、立派に喪主を勤めあげていましたよ。
最期を迎えるのに、親子で沢山話をし、母であるさくらさんの気持ちを、息子さんは受け止め叶えたのだと思いました。
本当に素晴らしい息子さんです。
そんな愛しい息子さんを遺して、旅立ったあなたの気持ちを思うと、本当に悔しく悲しいです。

今、もうさくらさんに会いに行けないのだと、声が聞けないのだという寂しい気持ちでいっぱいで苦しいよ。
泣いてばかりじゃいけないけど、もう少しだけ許して下さい。

悲しくても、寂しくても、あなたとの沢山の思い出を胸に、頑張って生きて行くからね。
「そのままのクローバーさんが大好き!」
その言葉を忘れず、生きて行くから………。

さくらさん、私の友達でいてくれてありがとう。
沢山の優しさと思い出をありがとう。
本当にお疲れ様でした。ゆっくりゆっくり休んで下さい。