最近見たアニメですが、以前見たものを再度見ました。
異世界転生系のアニメには幾つかのジャンルがあり、その一つが「悪役令嬢系」ともいうべきもので、基本的に現生の女性が死んでしまい、気が付くと貴族や皇室のお姫様になっています。
この世界は、主人公がやりこんでいた乙女ゲームや好きな本と同じ世界で、そのお話の主役ではなく、ライバルのいじわる女に転生しています。
元々のストーリーでは、最後に処刑されるか放逐される運命ですので、自分がそうなってはかなわないとばかりに、すでに先の展開が分かっているので、うまく問題を回避しながら、自分が有利になる様に動きます。
以前はわがままで身勝手なお嬢様だったのが、とあるきっかけ(転生)以降は優しい人に変わって周囲が驚く、というものが定番です。
今回の作品は「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします」という作品です。
自分が最悪な王女様に転生して、このままでは好き勝手にふるまったおかげで国民が苦しみ、自分が処刑されてしまうという先が分かっているので、それを回避すべく周囲に愛情深く接し続けます。
次期女王となるべく学びも積極的に行い、側近である宰相候補の弟や後に専属騎士になる男に「もし自分が道を誤ったら、すぐに殺してほしい」とお願いをします。
常に周囲の人々や国民を思いやる言動に、皆から愛されていますが、何時か自分が悪い事をしてしまうという恐怖が何時も心の奥底にあります。
様々な人々との絡みがあり、そこで行われる言動で泣き崩れる事が多く、見ている側も感動をします。
こういうお話は、シリアス路線かコミカル路線である事が殆どですが、この作品はシリアスの中でも感涙もので、見て良い気持になる作品です。
「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」は異世界転生ではなく、主人公の女性が婚約破棄(王子に別の愛人が出来たので、という理由だが浮気を捏造されて)をされる所から始まり、その後の人生で必ず同じポイントで死に、再度婚約破棄の時間へ戻る、という事を繰り返しています。
それまでの人生の経験(メイド、薬師、女性騎士、商人等々)が残っていますので、その知識や身に付いたスキルで次の人生をうまく乗り越えようとしますが、必ずとあるポイントで戦争に巻き込まれて命を落としてしまうので、自分の命を奪う予定の敵国王子(後の王)に嫁いで、王子を変えていく、というお話です。
転生ものではありますが、同じ人が幾度も転生を重ねる所が面白い所です。
「悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜」は、ゲームマニアの女の子が転生した先が貴族の子供の少女で、親に疎まれ一人で田舎の屋敷に数名の使用人と共に暮らしていますが、使用人達からも疎まれています。
理由は主人公が黒髪である事で、この世界では以前の魔王が黒髪であった事で、黒髪が忌み嫌われています。
主人公が黒髪である事から、いわれなく周囲から嫌われています。
ある時、魔物を倒す事で自分がレベルアップすることを知り、ゲーマーの血が騒いで、ひたすら魔物を倒し続け、知らぬ間にレベルMaxの99までになってしまいます。
主人公が成長し学園に入る事になりますが、田舎暮らしで常識を知らずコミュ障なところがありますので、レベル99と黒髪である事と合わせて級友たちからも疎まれています。
彼女の住む世界はとあるゲームと同じ世界で、ゲーム内での主人公が別にいて、自分は最後に登場する裏ボスである事を知っています。
規格外の強さの為に時々騒動に巻き込まれますが、なんとかゲームシナリオに沿った形で話を進めていき、最後は王子を始めとする選抜チームで魔王城へ赴き、魔王退治を成功させます。
ゲーム内では、その次に主人公が裏ボスとして出てくるはずですが、そのようにはならず、恋人と残りの学園生活を楽しむ、という終わりを迎えます。
話の流れを知っているので、「本当は~なんだけど・・・」とか何かにつけて「レベル99ですから・・・」と語るのが定番で、コミカルに話が進みますので、肩の凝らない作品です。