少し前に大学病院で患者数を減らす工夫をしている、というような話をしました。
そして、30年ほど前の出来事を思い出しました。
当時、長男がアトピー、次男が喘息で小児科にかかっていました。
行先は大学病院で、当時この病院がアレルギー系に強いという評判でしたので、あえて面倒な大学病院へ通っていました。
その頃の病院の仕組みが、予約は日にちだけで当日は来た者順という流れで、通院日は朝の5時頃に受付へ行っていました。
来た順に受付カウンターへ診察券を並べていきます。
それでも10番前後ですので、「どんだけ早く来ているんだ?」と感心したものです。
カードを置いた後はいったん家へ帰り、時間に合わせて家族を連れて再度病院へ行きます。
この仕組みは科によって違うようで、内科では患者さん(もしくは代理?)がベンチに並んで座っていますので、どうやらカードでの順番取りは禁止の様です。
ちなみに当時別の病院へ一時期通っていて、そこも朝カウンターへ診察券を並べる仕組みでしたので、朝の4時とか5時頃に行っても、すでに数枚のカードが置かれていて不思議に思っていました。
謎が解けたのが、診察や検査で一日がかりで、夕方かなり遅くに病院を出る事になったときで、受付が閉まった後のカウンターに早々にカードが置いてあるのを見かけた事があり、聞く話によりますと入院中の知り合いにカードを預けて順番取りを行っていたそうです。
受付に行くには、当時は病院の裏口が開いていましたので、そこから入っていましたが、後に夜間に入院患者さんがタバコを吸うために(ドアの外側に灰皿が置いてあり、元々は病院内禁煙ですが順番待ちの時にチョット一服という人への配慮でした)、ちょくちょく出入りしていましたので、夜間は鍵がかかる様になりました。
従って、それ以降は夜間救急の入り口から出入りするようになりました。
こういう事は色々と問題視されたようで、予約は時間を指定するようになり、朝早くに順番取りをする事に意味が無くなりました。
それでも早めの順番を取りたい人が多かったようで、今の仕組みは朝の7時頃に病院入り口が開き、7時半に受付の機械が動き初め、そこへ診察カードを入れますと、当日の予約がプリントされた紙が出てきて、その紙と診察カードを受付へ出すようになっています。
私は血液検査が8時からありますので、この時間(7時半の機械での受付開始)に合わせて病院へ赴きますが、何故か血液検査の順番が10番前後です。
「どんだけ一番にこだわっている人が多いんだ!」と驚いています。
私も人の事は言えませんが、朝早くからの順番は、高齢者が殆どです。
子供が通っている時の事ですが、次男に喘息の発作が出て、ゲホゲホせき込んでいる状態で待合室に居ますと、前のベンチに座っているお母さんたちの話が聞こえて来ました。
「子供がチョット熱があるけど来ちゃった」「ここは薬代が安いからお得よね~」というようなやり取りが行われていて、確かに町医者よりは専門性が高くて安心感が高いのかもしれませんし、以前に子供がおたふく風邪になったときに、近所の町医者で診てもらい、別の子がおたふく風邪になって、丁度通院に重なったので、合わせて診てもらった事がありますが、まったく同じ薬が出ましたが、薬代が倍ほど違いました。
おそらく大きな病院の方が大量に薬を仕入れるので、仕入れ値が安いからだと思いますが、先のお母さん方のやり取りには、むらむらと殺意がこみ上げて来ました。
「うちの子は喘息で苦しんでいるのに、7度ちょっとの微熱で来て、井戸端会議を楽しんでるんじゃね~よ!おめーがいなけりゃうちの子はもう少し早く診てもらえるのに(専用の点滴と吸入で咳が収まるので)、いいかげんにしろ~」と心の中で叫んでいました。
当時は夜に発作が起きて、夜間の救急外来へ行く事の常連でした(週に1~2回あった)。
点滴と吸入で発作は収まります。
かような苦情が多かったのでしょうね、そのうちに大きな病院へは紹介状が無ければかかる事が出来ない様になりました。