ガンダム三昧 | ケセラセラとテイクイットイージー

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以前はヤフーブログで長い事記事更新を行っていました。
ほとんど準備をせずにいきなり引っ越しをいたしましたので、徐々に体裁を整えていく予定です。

今年のGWは、不自由な体の事もあり殆ど出かける予定は入っていませんでした。

一日中家に居ますので、映画を見たのですが、まだ時間に余裕があり、思い切って以前見ていなかったガンダムを見る事としました。

私の年表では、2作目のZ(ゼータね)ガンダム以降の作品は殆ど見ていませんので、まずはZガンダムを見ました。

そこで一つの傾向を知りました。

主人公のカミーユ少年、初代ガンダムのアムロ宜しくヘタレで感情的なよくキレる少年でした。

ストーリーは相変わらず複雑で、登場人物それぞれに事情があり、大人の都合や政治的配慮等も複雑に絡み合って、難しくしています。

アムロもそうですが、ニュータイプ(宇宙で暮らしていると身に付く超感覚の人)であるからか、色々な人達の感情がダイレクトに心に入ってきて、最終回の最後(ラスボスを倒した後)で、とうとう心が壊れてしまいます。

敵を倒して万々歳ではなく、心壊れブツブツと呟くカミーユが仲間に救出されて終わりでした。

えっ・・・この後母船に帰り、回復して、皆で喜び合うんだよね?という思いに反して、Finの文字が出て来て終わってしまいました。

何とも後味の悪い終わり方に、暫し唖然としました。

色々な意味で、サンライズは期待を大きく裏切る、と痛感いたしました。

 

続けて人気作の「ガンダムSEED(キラとアスランが主役)」そして続編の「ガンダムSEEDディスティニー(新しくシンという少年が加わる)」を見ました。

これもZと同じ様に主人公や同等の主要人物が、ヘタレの弱虫で感情的に暴れ回り、様々な葛藤に押しつぶされそうになります。

アムロを始め皆15~18才の少年だからなのでしょうか、その分周囲の大人達の立派さが目立ちますので、少しやり過ぎの感があります。

合わせてガンダムの伝統である、敵役に仮面の男が出てくる事も確認しました。

ガンダム以降、他社の作品でも仮面の男が出てくるようになりましたので、主人公のヘタレと合わせて、ガンダムの影響力は大きいと感じました。

 

そして今回キチンと見て分かった事が、主人公が乗るガンダムは最新型でめちゃくちゃ強いので、以前のイメージでは(断片的にチョットだけ見た事がある)敵をバッタバッタとなぎ倒して・・・と思って居ましたが、あに図らんや多くの場合はコックピットを直接狙わず、胴体の一部を破壊して戦闘不能にする、というシーンが多く、「何で殺し合わなければいけないんだ!」と叫ぶ主人公の心を表していました。

お話しを盛り上げるためなのでしょう、主人公達が偶然に敵の女性兵士と出会い仲良くなるも、次は敵として戦い、「俺だ!もうやめろ!」と叫んで戦いを止めさせようとするシーンがよく出て来ます。

これもアムロ、カミーユ(Z)から連なる一つのシチュエーションですね。

 

ガンダムシリーズでは、戦争の理不尽さがよく表されていて、サンライズは本当に戦争が嫌いなんだな、と感じました。

それにしてもガンダムシリーズには、耳慣れない難しいカタカナ名前の人物が目白押しで、登場人物がなかなか頭に入ってきません。

歳なんでしょうね・・・