サービスの質 | ケセラセラとテイクイットイージー

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以前はヤフーブログで長い事記事更新を行っていました。
ほとんど準備をせずにいきなり引っ越しをいたしましたので、徐々に体裁を整えていく予定です。

2ちゃんのまとめを見ていましたら、次の様なお話しがありました。

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百貨店で、会社の相当偉い人への内祝いの品を頼んだ。
初めての内祝いで、かなりの金額のお祝いをもらったこと、また会社の偉い人だったのでとにかく失礼のないようにと、店員さんにかなり相談にのってもらった。
お礼状も一緒にしたかったが、それなりの値段のものは全て産地直送のため同梱はできないとのことで、日付指定してお礼状と同じ日か、多少前後するくらいで届けてもらう予定にした。
ちょうど繁忙期で、手紙を書く時間もあるので、念のため指定は10日後の日付にした。
そうこうしていたら、3日後にその偉い人からお礼の手紙が届いた。
びっくりして百貨店に問い合わせたら、日付指定があったにもかかわらず送ってしまったとのこと。

 

お礼状もなしにいきなり送りつけたことになってしまったので、あんなに確認したし、伝票にも日付書いてありますよね?と直接言いに行った。
そしたら、責任者の人が出てきてとにかく謝られた。
そしてさらに、同じものをもう一度日付指定で送りましょうかと言われた。
同じ品物を我が家にくれるとか、この内祝いの品を無料にしてくれるとか、望んではないけど、それなら発想としてはわかる。
同じ品物を再度その偉い人の家に送る??どういうつもり?と聞いたら、それしか出来ませんの一点張り。
その偉い人は、同じ品物が家に二回届くの?なにそれ?と言ってもピンとこない様子。
埒があかないのでもういいと帰ってきたんだけど、その後、数ヶ月したら営業の電話が携帯に入った。
留守電もなく、ただ履歴だけ残っていたので仕事関係かもと思いかけ直したら、お歳暮の時期なのでどうかと思ってという営業電話。
相談に乗ってくれたおばちゃん店員はいい人だったけど、受付と責任者とその営業はありえないわ。
いまだに怖くてその百貨店には何も頼まない。

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実は、私も同じ様な体験をしています。

 

今から32~33年ほど前の出来事で、当時の父は会社の役員で経済的に恵まれていましたので、個人の贈り物(個人的な季節の挨拶や、内祝い・香典返し等)は会社でお中元やお歳暮に利用していた三越を使っていました。

母が亡くなり、三回忌の時に「一周忌を築地本願寺(東京にある本願寺。政治家や芸能人の葬式をよくやる所で、そこで二番目に値段の高い法要を行った。本当は一番良いものを行うつもりだったが、パイプオルガンを初めとする楽器の演奏が付くというので、さすがにそれは断った経緯がある。法要には10人ほどの僧侶が入れ替わり立ち替わりお経を上げていた。ちなみに金額は150だか200万ほどかかった。)親戚を呼んで行った。さすがに今回も東京に呼び出す訳にはいかないから、俺とお前だけで行おうと思う。ついては調べた所「配り法事」というものがあるので、オジサン達(父や母の兄弟達)にはそれで行う。」と言っていました。

なにがしかの物品と「○月○日に、築地本願寺で無事に法要を行うことが出来ました。」という書面を付けて、法要後に送る手はずを整えていたのですが、法要当日に、何と父の兄が御仏前を手に姿を現ました。

驚いて訊ねると「手紙を貰ったので来た」と言います。

止む無くおもてなしをしましたが、父は怒り心頭。

早速三越の営業に文句を言います。

「~という状況になったのだが、何故指定した日にちに配達をしなかったのか?キチンと理由があってその説明をして、日にちを指定していたはずだが?予定日より後ならともかく、予定日より前に送るなんてあり得ないだろ!」

「大変申し訳ありません」

「うちみたいに小さな会社の売上なんて、オタクにしてみたら微々たるものかもしれないが云々(と嫌み)」

「いえ、そのような事は決して御座いません・・・」

「じゃあなんで約束の日にちを守らないんだよ!」

「誠に申し訳ありません。お詫びとして・・・」

「そんなもんいるか!三越と言えば一流のデパートだから間違いが無いだろうと、あえてヨーカドーやダイエー等のスーパーでは無く此方にお願いしたのだが、もうオマエには何も頼まん!」

「申し訳ありません・・・」

というようなやりとりがあり、会社の御用達は三越からそごうに変わりました。(当時は千葉駅の近くに両方ともあった)

以降時期になると、三越の営業が販促グッズを持ってお伺いに来ますが、けんもほろろの対応をしていました。

おそらくは、母の命日が八月始めですので、お中元の忙しさに紛れて日時指定を見逃して、注文を受付順に捌いていたのではないでしょうか?

まぁそんな言い訳は通用しませんがね。

客商売は信用が第一ですので、細かな気遣いを持ってお客様のご要望は最大限かなえるべきです。

それが一流の証だと思います。

帝国ホテルやリッツカールトン等には、一流の証の逸話が色々とありますよね。

そういう所から学んで居なかったのでしょうか・・・