実食魁力屋 | ケセラセラとテイクイットイージー

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以前はヤフーブログで長い事記事更新を行っていました。
ほとんど準備をせずにいきなり引っ越しをいたしましたので、徐々に体裁を整えていく予定です。

30日の土曜日の朝の出来事です、朝車で出かけている途中で、田んぼの脇を通っている時に、今年初めてのゲロゲロが聞こえてきました。

田んぼに水を張ると、翌日にはもうカエルが出て来ます。

毎年なのですが、何やら風情を感じます。

さて1~2年程前でしょうか、私の行動範囲内に京都白川をうたう「魁力屋」というラーメン屋さんが出来ました。

京都ですから、出汁中心のあっさり系だと思っていて、先日機会がありイソイソと出かけました。

出て来たラーメンは、醤油ラーメンでオーソドックスなモノかと思いきや、所謂家系の感じで、スープには背脂が一面浮いていて、背脂に負けないようにしているのか、出汁の味が分からないほど塩が強い味で、勝手に抱いていた京都のイメージがガラガラと崩れ去りました。

一応京都という名前が付いているだけで、実は京都ではないのはないか?と調べて見ましたが、ガッツリ京都に本店がありました。

麺は博多ラーメン様の極細麺、生ハムの様に薄いチャーシューと多めのメンマ、刻みネギがふんだんに載っています。

当然の様に、麺の固さ、背脂の量等を何段階かでの変更注文が出来ます。家系や二郎系のスタイルですね。私は当然、最低ランクの全部普通で注文しました。

トッピングにこれと言った思いは抱きませんでしたが、あえていうならばメンマの味がイマイチで、本来あるべき発酵の旨みをさほど感じませんでしたが、とにかくスープの強い塩味に閉口しました。

コレは、ウマイ・マズイの範疇を超えている、と思いました。

脂を抑え、塩味を削れば、そこそこ良い感じになると思います。

と言うのも、ベースの醤油は旨みのある良いものを用いているようで、何故この旨みを活かさない?と思うからです。

京料理は現地で幾度か口にした事がありますので、その延長かと思いきや全く今の若者風の味で、「おいおい、京都人のプライドは無いんかい?」と心で呟いていました。

京都と謳わなければ、何も言いませんが、この味では京都のイメージを下げる事しかありません。

今の京都の若者は、京都という歴史ある文化への尊厳は無いのでしょうか?

 

何とか我慢して苦行の食事を終え(当然スープを飲む事は出来なかった)、抱いた感想は「これは味覚障害者用のラーメンだ!」という思いです。

私の中で、二郎系、家系に次ぐ2度と行きたくないお店の誕生でした。

ただ私とほぼ同じ味覚を持っている次男が、「○○のラーメンは家系だけどとても旨くて、何時も行列だ」というお店がありますので、一概に~系だからダメという訳では無いと思います。

 

ラーメンやグルメの評論家達が、こういうラーメンを絶賛する意味が分かりません。

私としては、脂ギトギトで飲めないほど塩っぱいスープは、吐き気を催すレベルですので、好きな人には良いかもしれませんが、万人が旨いと感じるとは到底思えません。

もちろん存在そのものを全否定するつもりはありません、人には色々と好みがありますので、ジャンク扱いであるならば、全然問題は無いのですが、料理の専門家が絶賛するというのはあり得ません。

脂はコクが出ると言うレベルで、少し塩味が強いがそれに負けない良いダシが出ている、という感じならば高評価もうなずけますが、どう考えても好きな人だけこの不健康ラーメン(確実に胃や腎臓を冒しそう)を好めば良いのだと思います。

正直に言って、「オマエに味を語る資格はねぇ!皆揃って味覚障害だべ!」と思います。