先週から今週にかけてのビッグニュースで、毎日報道されていた事件が「女子中学生の通り魔的殺人未遂事件」ですね。
原因が、不登校の子供に母親が辛く当たっていた、弟は真面目に学校へ通っている優等生だったので僻みがあった、というような所から、母屋と弟が居なくなれば良いと思い、殺す事を考えるようになった、という所でしょうか。
こういう思いは、大なり小なり誰の心の内にも生じる思いであると思います。
多くの場合は、実際に行動に起こすことをしないだけで、誰でも心の中に闇を抱える事は珍しい事では無く、実際に今まで似たような事案で尊属殺人が行われた事が時々ありますね。
しかし今回の異質性は、「殺人の予行練習をした」という所です。
おかげで全く何の関係も無い母娘が被害に遭いました。
衝動的な殺人で無い場合には、事前の準備なり練習をする事はあろうかと思います。
それはイメージトレーニングであったり、人目の付かない所で訓練をする、というようなもので、実際に人間を練習台にするという事は殆どあり得ない話なので、何故そういう事に思い至ったのか?という事が大いに疑問に思います。
おそらくですが、犯人の女の子には想像力が欠如していたのだと思います。
赤の他人を傷つけたら、その家族が悲しむかもしれない、と思うのが普通だと思いますが、短絡的にそういうところまで思わなかったのでしょう。
そして目的意識が弱かったと思います。
自分の母や弟を抹殺することが目的であるならば、それを成功させるために、何が必要か?どういう準備をしなければならないか?と考えるならば、必然的に失敗をしない方法を画策するはずで、今回の様に簡単に足が付く安易な方法は選ばないでしょう。
あまりにも短絡的で幼稚な思考です。
大元を辿りますと、子供にまともな教育やしつけをしてこなかった親、そういう親を育ててしまったその親、にたどり着くと思いますね。
時々話にしますが、バブル以降人々の意識や考え方、価値観が大いに変わってしまいました。
バブルの始まりから約40年、そういう弊害が乳実に現れた事件だと思います。