会社で人と話をしていると、ちょくちょくある違和感に襲われます。
それは「何で表面的な事しか見ないんだ?」という事ですね。
色々な物事には大抵決まり事があります。
基本的にその決まり事は守らなくてはなりません。
しかし、法律なんかは代表選手と言えるでしょうが、その決まり事で全てがカバー出来る事はありません。
又、実際にキチンと出来うるはずもなく、何となくグレーゾーンをさまよう事も多々あります。
その様な時、その物事や決まり事の、原理・理屈・至った経緯、等を良く理解していれば、何を何処まで行えば良いのか?という事が自然と即座に分かります。
ただ「言われたから」というだけでやっていると、その事の真意が分かっていないので、時々トンチンカンな事となるのですがね・・・
私は大抵の場合「これは~だから~となって、だから~しなくてはならないんだよ」と懇切丁寧にバックボーンを交えて説明をするのですが、それを真摯に受け入れる人の何て少ない事・・・
仕事で業界の集まり等に参りますと、そこには各会社の社長や部長クラスの方々がおられ、実にスムーズに話が弾みます。
それは、皆さん私と同じような思考回路をお持ちなので、いちいち細かい解説がいらないからなんですね。
良く「話しても分からない」という共通の悩みがトップ会談で出てきますが、それは自分の話し方が悪いのではなく、聞く側に聞く姿勢、言葉を換えるならば学ぶ姿勢(これを心構えと呼んでも良いでしょう)が無いからなんですね。
ひたすら自分を低くして、まるで幼稚園児に教える様に話す事も良くあるのですが、「分かった」といっているしりから違う事をやっている事がままあります。
最初のころは「こいつ、本物のバカか?」と思っていたのですが、別に彼らは頭が悪いわけではなく、モノの見方に問題がある事がやっとこの2~3年で分かって来ました。
私の父は「この○○を使って仕事をしなきゃいけないんだよ」と常々言っておりましたが、実感ですね~
「○○とハサミは使いよう」とは昔からの言葉ですが、ヒジョウにム・ズ・カ・シ・イ