お久しぶりです☺
法螺貝に出逢ってから、早一年経ちました。
現在のお寺での山伏修行は、早2年目。
野良山岳行者だった頃も入れたら…4年ほど。
山伏知り合いも全国に広がり、皆様との情報交換やご一緒する修行三昧です。
そんな中、4月末
役行者所縁の奈良時代からの古刹のお寺で、
役行者様の石像の除幕式が行われました。
なっ
なななな…なんと…
私、
一人で、
式典で、
法螺貝を法螺(吹く)させて頂きましたーΣ(゚Д゚)
関係者のみの行事ですが、有名な古刹の寺ということで……
テレビ局が来たーーーっっ(⁽⁽ ⁰ ⁾⁾ Д ⁽⁽ ⁰ ⁾⁾)
新聞社まで来たーーーーっっっ!!!Σ(゚∀゚ノ)ノギャ~
光栄だけど…
本当にこんな事なんてまたとない機会だけど……
めちゃくちゃめちゃくちゃ大緊張💦
ちょっと吹いてみたいな〜(もちろん終わってから)と気軽に言ったことが、
式典に取り入れられ…おおごとに…
毎日近所の山で、車の中で、朝に、仕事帰りに、
法螺貝必死練習しました…(TдT)!!
法螺貝の網袋まで制作(結局この子は使用せず)
師匠のカンマン着て無心で挑み…
二度、法螺貝奉納。
役行者様っ、下手くそでごめんなさいーーーっ!!
ありがとうございますーーーーっっ!!
終了ー…抜け殻に…
放送分と新聞は後日送って頂きます…
観るのがちょっと怖い(T_T)
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令和5年は波瀾万丈な幕開けで、感情を揺さぶられることが多く、怪我や事故などもあり…
何だか厄落としのように色々大変な毎日で、仕事も人生の中で一番くらい忙しい。
あっと言う間に5月でした。
法螺貝関連での有り難い不思議な事も盛り沢山ですが、徐々に経験を積む方向に変わりつつあります。
先日はお城のイベントで陣貝をさせて頂くことに!!
なんと、急遽天守閣からお願いしますと変更になり、
数人の中央で(押し出されて(笑)法螺させて頂きました。
思いっきりの低音、中音は、楽しかったです✨
その後も、
いつも修行する山の麓の喫茶店のオープンイベントに出させて頂きました。
こちらも市長さん始め、テレビ局が来てびっくり!
山伏8人で、チャキッと抜刀するように法螺貝を構えて鳴らす瞬間は、真剣な顔をしながら思わず『七人の侍』かっ…て…なりました\(^o^)/私はおまけね
先日も金剛山を一人修行登拝した際…
到着してすぐヒョイと覗いた転法輪寺で、周りに沢山人がいたのに、私だけ中から和尚様に手招きして頂き、ただ一言「合わせて」と法起大菩薩様の法要での法螺貝をご一緒させて頂きました。
きっと度胸と覚悟を試された…
和尚様に褒めて頂き…
それはまるで法起大菩薩様の御言葉のようで、ぼろぼろ泣きました…
師匠方はそんな機会は無いよ…と絶句。私も絶句…
山伏仲間も出来て、お互い修行方法をやり取りしてます。
実はその前日に間違えて葛城山に登拝し、その出来事もまた綴りたいと思います。
先日の泊まりの修行の際では、師匠に法螺貝を歩きながらやってみてと言われ、鳴らし終えると…
ぐりんっと一斉に、前を歩いていた会長様や住職様方が振り向いて、ひっ…と腰が抜けそうになりました…
感想やらアドバイスやら、口々に有り難いお言葉を頂き、食事でも上座に手招きされ質問ぜめに…
戦戦恐恐とはこれかっ…と
海岸で手を合わせ法螺し、一人立ち尽くしていたら、カメラを持ったおじいさんに撮らせて欲しいと言われました。
「私、初心者山伏ですが…」と戸惑っていると、
「それがいいの。迷いなく歩いてきて、手を合わせていたね。僕にはそこに貴方の覚悟が見えたんだよ。
色で言うとね、金色に」
と…書いていても恥ずかしい…
世間話をして「また来年」と別れ…
お名前を後から調べたら、有名な写真家さんで腰を抜かしました。
以前にも同じ言葉を何度か言われていて…
ハッ!と気付いた。
これは…
その金の輝きは…
希望に満ちた初心者だからかも。
いわゆる、ビギナーズオーラ\(^o^)/
法螺貝に興味ある子ども達にもたくさん出逢い、そのキラキラ光る様子を思い出しました。
きっとこの光✨
ある法螺貝の集まりでは、初心者に法螺貝の指導をするようにご指名も頂きました。
一年目だからこそ、基本を教えるのに適していると。
私自身の成長の糧にもなりますので、有り難くお受けしましたm(_ _)m
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昨年出逢った20人以上の法螺貝の山伏仲間は、皆、My法螺貝をとても愛していて、相棒、もしくは御神宝として大切に扱っています。
法螺友や法螺女子会、数個の法螺貝グループLINEでは『あそこの修行場で法螺貝立てました…』『古道ルート。法螺貝と共に』なんて写真や情報をやり取りしています。
そして法螺貝師匠方は、とても厳しい。
かなり厳しい法螺貝の会にも招いて頂き、その時間は所作一つ一つ、練習の際にも見逃されない。
突然叱られるので、二度はないように気を張ります。
皆様ご一緒する中、見せ合ったり一緒に鳴らしたり。
時には一人山に駆け上がり『切磋琢磨』しています。
「“切磋琢磨”とは、互いに励ましあって鍛錬や修行をすること。仲間が、互いに協力したり競ったりして、技量を高め合うこと。骨・象牙・玉・石は加工することによって、美しい宝石になるという意味。もとは天性の素質のある者が修養を積み、立派な君子になるという意味であった」
『山行』とは、自然の厳しさの中『個』で心身を極限まで追い込み、功徳のしるしである「験力(げんりき)」を得て、衆生の救済を目指すもの。
『燻し銀』のような輝きが纏えるよう、日々精進いたしますm(_ _)m