所属は2020年の時です。

 

*學士會会報 2020-V
「虹色レーザーの発見と応用」今坂藤太郎(九州大学名誉教授)
 話についていけない。色素レーザーの発振線ってなんだ。自然放出増幅光も四波ラマン混合も分からない。ほかにも分からないことだらけである。
 記事の最後に、多数の海外留学生を送りこみ、指導して貰った事にお礼を述べている。海外の研究者が學士會会報なんて読むはずないのに…。著者が楽しそうな人であることは、分かった。

*學士會会報 2020-V
「高血圧:血圧高めから始める血圧管理」楽木宏美(大阪大学大学院医学系研究科教授)
 心臓が収縮したときの圧力が、収縮期血圧、上の血圧、心臓の拡張期の血圧が拡張期血圧、下の血圧。動脈硬化が進むと、心臓収縮期に動脈が十分に膨らめないため、拡張期血圧(下の血圧)の値が高くならない。つまり、上の血圧だけ高い状態になる。

 平成30年の国民栄養・健康調査によると、二十代男性の血圧の平均値は上、116.8、下、74.1。女性では、上109.5、下69.1。最も活動性が高い二十歳代の血圧は、生体にとって十分な圧力と思われる。

 一般には血圧は家庭で測った方が低く出る。「家庭血圧は、診察室血圧よりも脳心血管病発症の危険度をより良く予測できることがわかっており、(略)診療の判断にも家庭血圧を優先して」用いる。
 目安は上が125、下が75。この値をこえてきたら注意が必要。まずは生活習慣の修正。それと塩分控えめ。本人が意識することが大事。