ケベースの絵馬
色々と身体の事でどうにも方針が定まらない今日この頃、困りものです。 一昨日辺りのThe Economist 今日のお言葉Quote of the dayYou don’t write because you want to say something, you write because you have something to say.――F. Scott Fitzgerald, who was born on September 24th 1896 神谷美恵子著作集 2 『人間をみつめて』(みすず書房)読み終わった。 今日読んだのは「ケベースの絵馬」。ギリシアの寓話を神谷美恵子が訳したもの。英語だと"Cebes' Tablet"のようだ。人生訓なのだが、大雑把にはこんな話。 ケベースの絵馬 絵馬に画かれている絵について 囲いの中は人生。入口に門がある。 門のそばの玉座に「あざむき」がいて人生に入って行くすべての人に「誤謬」と「無知」を飲ませる。門の中では「意見」「欲望」「快楽」が待っていて、入ってきた人に抱き着き堕落の途へ連れて行く。さらに「運命」が待ち構えており、信頼すると酷い目を見る。 「向こう見ず」は富、名誉、身分、子供、統治権などをあたりに投げ捨て人々は我先にそれを拾おうとする。 「真の教養」に至る道は厳しい。途中には「偽の教養」がいて、「詩人」「修辞学者」「音楽家」「数学者」「天文学者」などが「偽の教養」をとりまいている。彼らに見切りをつけて真への道を進むのが良い。「真の教養」の近くまで行くと「自制」と「忍耐」が手助けしてくれ、「力」と「勇気」を与え、「真の教養」への途、美しく、平坦で歩きやすい途を見せる。「真の教養」は辿り着いた人が持っている悪いものを清め、徳へと導き、徳はその母親である幸福のもとへ連れて行く。 ダイモニオンの忠告:「運命」は何ごとも思慮をもってなさず、万事でたらめに事をおこなう。与えたものを奪ったり、また与えてみたり、以前から持っていたものを取り上げたりもする。 色んな人がこの絵を描いているようだ。 画像はWikimedia Commons より。作者はSummary のAuthorからHendrik GoltziusAfter Hans Holbein the Younger. Woodcut by Hans Herman after metalcut by Jacob Faber.Quentin Varin 良い旅を。