こんにちは。
亀というより、もはやなめくじのようなペースで(笑)進めている
委託用のジャケット製作。
数年越しで働きたいと願っている会社があり
そこへ正規で就職するために、使える時間は全て使って色々準備をしていることもあり
時間が経っている割に
あまり進んではいないのですが
なめくじペースでも、前へ前へと進んでいると
それでもある時、「こんな所まで出来上がった！」という場所へ出ます。
春用なので、せめて４月５月あたままで
肌寒い時に羽織って頂けるようなイメージで、楽しく製作しています。
今回もロックミシンは使わずに仕立てることにしました。
最近ロックは使わずに仕立てるお洋服製作ばかり続いているのですが
委託店のオーナーさん始め、オーダーのお客様にも意外と驚かれることが多くて
珍しいのかな？と、私も驚いてしまいます。
でも、思った以上にとても喜ばれるんです。
ネット販売だと、なかなか縫い目まで頁に掲載できないので
そういうアプローチは難しいのですが
対面販売だと、手に取れるので
気づくお客様は、気づいて下さいます。
私は、美しさという観点で
出来れば隠せる縫い目は全て隠して、お洋服が作れたらいいな～
なんて考えがあって
もちろん、素材やアイテムにもよるので
いつもロックなしとはいかないのかもしれませんが
出来るものは、なるべくそうして仕立てたいと思っています。
もっと縫製の技術を上げていって
それが自分のオリジナルとなるまで高められたらいいな。
どんなことでも、ちょっとした目標が出来ると
ますます意欲が湧いてきます(＾_＾)
今回、表地に使用している生地が、スキンモールという服地なので
厚みがあります。
３つ折りで始末が出来ないし、ロックも使わないので
原始的にテープ始末にしました。
裏地つきなので、裏地をつけ終わると覆われて見えない箇所なのですが
私はグログランを選んでおしゃれしてみました。
めくって見える箇所でもないので
まったく意味ないのかもだけど(笑)
これを、ひたすらグログランのループに引っ掛けながら
手まつりでまつって行きました。
見えない箇所ですが(笑)
やっぱり、確かに手間は増えるんだけど
私は、大切にお洋服を作りたいんです。
そしてその手間のかかる時間すら、楽しい。
もどかしくもあるけれど、この手間で
作っているお洋服がより良いものになる
そんな希望が、ふくらんでいくから
だと思います。
これから裏地の下準備を終わらせて
裏地の本縫いへ入っていきます。
それにしても思うのが
洋裁なんて、ミシンで縫うのなんか一瞬ですよね。
それ以上に、下準備をしたり始末をしたり、
接着芯を貼ったりアイロンをかけたり・・・
そうした１つ１つの仕事が積み重なって、１枚のお洋服が出来る
そう、ミシンなんて一瞬(笑)
でも不思議と
仕立てる人間が違うと、同じパターンで同じ生地で製作しても
出来上がりが違ってくる。
それは、１つ１つの仕事から
しっかり個性が出るからですよね。
そう考えると、余計に洋裁が楽しくなってくる！
少しづつ完成に近づいている、あの時間の流れ方、
ミシンをかけていない仕事の時間も大好きです。
洋裁、楽しくて仕方ありません！
これから、もっともっとオリジナルのお洋服が縫えるように
今デザインしているものも形に出来るように
お客様にお届けできるように、なめくじのようなペースでも
じっくり進めていきたいと思います。
なかなか更新できていないにも関わらず
訪問して下さる皆さん、ありがとうございます！
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これからも掲載進めます。
