ハンドメイドの可能性 ~ネット販売・実店舗販売~ 【後編】 | つくることでつながりたい

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何気ない毎日がどんなにしあわせか・・
不器用で遠回りばかりの私の 大好きなハンドメイドと夢への道のり、日々とキモチ。


こんにちは。

先日、ネットで作品を販売することについて記事を書きました。
今日は、その後編、実店舗で作品を販売することを書いていきたいと思います。

あくまでも私の目線で感じたことの記事になりますが
宜しければ、お付き合い下さい。


クローバー


ハンドメイド品の販売。
今度は、実店舗での販売について。

実店舗でハンドメイド品を販売することの
一番大きなメリットは


”作品を、実際手にとって見て確認して頂ける”

ことだと思います。

このメリットは、製作者側のメリットでもありますが
同時に、買う側(お客様)のメリットでもあります。

たとえばお洋服や服飾小物(帽子やストール、ブローチ)なら
試着なども可能なので、サイズ確認や着心地といったものも

自分の目や身体で確認が出来ます。

また、質感やフォルムの詳細なども
前後左右、上下、裏表・・・心ゆくまで確かめて頂けます(笑)


クローバー


特に、着心地や質感といった”形のない情報”
そういったものも、ネットですとどうしても表現しきれないところですが

実店舗であれば、可能です。

また、ここで大切なのが
そうして手に取って頂けるということは
お客様に納得して買って頂けるということです。

100%お客様ご自身で購入意志の判断がされるので
買った後、「こんなだと思わなかった」「思っていたのと違った」
などのトラブルが起こる可能性が生まれにくい。


クローバー


じゃあ逆に、実店舗での販売のデメリットは?


ここでは
自分でお店を開いて販売している、という場合を除いて
どこかのお店に預けて販売する、委託という前提で書いていきますね。

実店舗での販売におけるデメリットは
預けるお店の特性や方針が大きく関連してきます。

まず預けるということは
お店と作家間とで契約が発生します。

その契約内容やお店の環境が、自分の状況や希望に合わないものであると
それは、デメリットになり得る可能性があります。


クローバー


たとえば
私が実際、見聞きしたものですと

●納期が決まっている(定期的な納品の契約etc)

●作品数が決まっている(一定数の納品を求められるetc)

など、納品に関してルールがある契約内容の場合だと
製作中、当然それも考慮しなければならないので

自分のペースでは進められなくなります。


私にとっても、この内容はデメリットになります。

元々、1からデザインしたりイメージする所から始めるといった
製作スタイルなので、数が作れません。

そこを契約に合わせて、とにかく数を・・とも思いません。(私個人の価値観です。)
また仕事もありますし、体調が不安定な時もあります。

この納品に関するルールは、人によって感じ方が違うところでもありますが
私も含め、人によってはとても負担に感じる場合もあると思います。

私の友人も、お店をやっている時に
納期を結構ストレスに感じていたようで、つらそうに見えたことがありました。


クローバー


また、作品に関してルールのある場合もあります。

●作品を作る時に、契約しているお店の雰囲気を考慮しなければならない場合

●お店の経営者側からの指示(こんなアイテム、こんな雰囲気で作って欲しいetc)
 がある場合

など。

こういった制限のあるお店だと
本来の意味での自由な作品づくりは、難しくなります。

自分の活動の中で、この部分の優先順位が高くない方や
お店の求めるものに合わせてハンドメイドできる幅広い技術のある方

そういう方だと、こういった契約内容でも
活躍の可能性が広がりますよね。

もちろん、こういった制限のないお店も沢山あると思うので

●自分の製作スタイルや、活動で何を優先したいのか?
●何が譲れて、何が譲れない要素か?

委託前、入口の段階で
ここを整理することは、とても重要になるかと思います。

そうでないと、自分(製作者側)の軸がないので
お店の利益ばかりが優先されてしまいかねない

ということになります。


あとは、私が結構侮れないな~と感じたのが、委託の場合

作品を預けるということは”売る”ことにあたって
自分の裁量がきかなくなる部分が出てくる

ということも
大きくデメリットになる場合がある、ということです。


クローバー


どういうことかというと
結局すべて現場(預けるお店)の問題になるのですが

例えば、ディスプレイ。

お店のどの位置に
どういう雰囲気でディスプレイされるのか?

など
製作者側には、そういった面での希望がある場合があります。


私の場合は
以前友人のお店に、カットクロスを置かせてもらっていた頃

そのディスプレイが、とても雰囲気良くて
現に商品も、私の想像以上に売れていました。

友人も、動く(売れる)ように
こまめにディスプレイを変えてくれたり、工夫をしてくれる人でした。

使っている什器なども
イメージが一環していて、私の好きな雰囲気だったので
問題はまったくありませんでしたが

これが、たとえば
自分の好みや希望するイメージと違った場合や

お店を管理している方に
「もっとこうして欲しいな~」という不満足を感じているなど

問題が生じる可能性があります。


クローバー


現に、複数の作家の作品を扱うお店などだと
経営者と作家、だけでなく、委託している作家同士間で

作品のイメージが被るから、隣にこの作家の商品は置かないでくれ、とか
ここじゃなくてもっと目立つ位置に飾ってほしい、とか

アクセサリーなんかだと
丸めて置いて欲しい、とか 伸ばして欲しいとか(笑)

書き出すとキリがありませんが
お店と作家の間で溝が埋まらず、トラブルに発展する場合もあるそうです。


またお店によっては、力動(力の流れ配分・かかり方)
による問題もあります。

経営者の考えによっては
やはり人気の作家さんの作品を優遇したり

人気や実力、売り上げ(お店への貢献度)で
ディスプレイや処遇に差や違いが表われる場合もあります。

こういうことって、裏側的なことなので
あまりブログなどで大々的に語られないかもしれませんが、


案外、ありますよ~

(小声で)


そういったことが、お互いの話し合いで解決できればいいのですが
お店の雰囲気やディスプレイは、されている方の感性でもあるので

合わない人とは、合わない

という側面もあると思います。

売るための作業や現場の事情には、製作者側はあまりタッチできないのが
委託販売ということになります。


●最後まで、作品のイメージを守りたい
●売る現場も、なるべく自分で管理したい

などの要素の優先順位の高い方には
委託販売が向かない場合もあります。

ただこれは、経営者の手腕や人間性で解決できる場合も多いので

その点の自分との相性
によって、結果が違う場合があると思います。


最初にどんなお店(どんな経営者)に預けるのか?

という選択をするためのリサーチも、とても重要になってきます。


クローバー


ネットだと、売る際の現場(作品頁)は
自分の自由がいくらでもきくので(魅せ方を自分で決められる)

そこも含めて自分でやりたいという希望の方には
その点でいえば、ネットの方が向いているかもしれません。

逆に、そういった演出が苦手な方は
委託販売を選んで、お店の方にお任せするのも、ひとつの手です。

また普段はネット販売をしていても
時々、実店舗で販売するとか

活動をミックスしていくと

思いもかけない新しい道が開けたり
自分の作品の新しい魅力に気づかせて頂ける場合もあります。

私も、今ちょっとそれを考え中なんです(笑)

ネットだけだと、なかなか作品が動かない。

作品面での私の力不足も多分にあると思いますが、
”売る”ことの知識や技術も、圧倒的に足りないと感じています。

同じハンドメイド品を”売る”にも
やはり、マーケティングや簿記、経営を学んで販売している方は
ぜんぜん違うと思います。

違う観点でいえば

そこまでしないと、”売る”ことが実現しない
厳しい現実があるのだと思うのです。


クローバー


話が少し逸れました。


あとですね、実店舗での販売の枝葉として

”イベントでの販売”

これも委託と同じ魅力がありますね。


手にとれる、見れる

そして、委託販売と一番の違いは
さっき書いた”売る作業”が自分で出来る

というメリットがあります。

そして、イベントはそこから個別のオーダーに繋がりやすい
という特性もあります。

イベントは、製作者がお客様とある程度長い時間お話ができるので
自分の作品の良さを紹介できたり、逆にお客様から見た生の感想が聞けます。

また作品同様に、自分の人となりや雰囲気などを
直接知って頂ける貴重な機会でもあります。


人間同士の、生の情報のやりとり


これほど、強い影響力をもつものはありません。
ほんと侮れませんよ(笑)

イベントで、作家とお話をしながら作品を手に取り
作品についてのお話を聞く

そういった生の情報に触れてファンになって下さった方は
とても熱心に応援して下さいますし、リピートの可能性も高くなります。

ネットや委託販売ですと
お客様とじかに触れ合うことがほとんどないので

こういう点は、イベント販売の魅力ですね。


ちなみに私は、イベント販売が一番好きです!(*^o^*)
血が騒ぎます(笑) 楽しい!!

単にただの、おしゃべり、なだけなのか?!(笑)


クローバー


前編では、ネット販売
今日の後編では、実店舗での作品販売

と書いてきましたが


●自分が、製作している中で大切にしていること

●どういう生活環境なのか

●売ること、をどの段階まで目指すのか

●自分の作品が一番輝ける販売方法は何か?場所は?
 を知る →結果に準じて変化していってもいい


ということを、製作者自身が整理整頓されている必要があります。


もちろん、この記事は
自分の作ったものを、売りたい (少しでも真剣に)
を前提に書いているので

ただ作って売って、それ自体を楽しむだけの方には
面倒なだけだと思いますが(笑)

少しでも、自分の作品を大切に届けたい

そんな、気持ちがある方には
何かが伝わればいいな~と思っています。


クローバー


私自身も、販売・売るという部分は
今も毎日模索中で

いくらマイペースでの活動といっても
真剣に作っているので

全てがずーっと売れないとなると、
膝は抱えないけれど、でもやはり、寂しいです(笑)

やっぱり出品している以上は、売れたら嬉しいです。


アプローチは、ひとつじゃありません。
自分で、動いて、探索してくことも大切です。

自分の道は、自分で切り拓こうじゃありませんか(*^o^*)


ビジネスとなれば

プロと素人、プロとプロ”もどき”
の違いは、当然決定的ですが

専門的なことは、わからなくても
素人のまま、それでも出来ることは、自分の気持ちひとつで大きくしていけます。

いきなりマーケティングは学べなくても

初心者向けの本を探して読んだり、人に聞いたり
「もし詳しい人がいたら、紹介してね!」と声をかけておくなど

そんな小さな努力を辿って辿っていったら
ある時、思いもかけない実力がついて、驚く結果になっていた

そんな進み方だって、あるのではないでしょうか?


私が個人的に思うのは
じっと考えてるのって、ラクですよね。

落ち込んだり、悩んだり・・・

自分は、真剣にそうしてるんだけど

”考える”の怖いところは

行動が伴わないと、それだけで満足して現実は何も変わらない

ところだと思います。


これはハンドメイド販売だけじゃなく、すべてのことにおいてそうだけど

せっかく考えても、身体を動かさないと、何も始まらない。


私は、行動することの本質は


”気を動かす”


ことにあるような気がします。


気を自分の行動で動かして、チャンスを引っ張る。


もし気が停滞していたとしても、悪い雰囲気だったとしても


自分が澄んだ心で行動を積み重ねていけば、変わっていく


なんとなく、今まで生きてきてそう思うんです。


私もそう
皆さんもそう

売れないから・・と落ち込むのでなく

「まだ出来ることがあるってことだよね」と
売れないことを楽しめるといいかな、なんて感じます。

それって、その瞬間
自分が、自分の可能性に出会ってる ってことなんですよ(^_^)

だから
収入のみが目的の方は、別ですが

ハンドメイドが好きという気持ちを大切にして
一緒に、売るための行動を楽しみましょう


一緒に、ハンドメイド販売を楽しみましょう


そうして

ハンドメイドの可能性を、みんなで豊かに広げていきましょう☆





イタリアンラメツイードのタックスカート
各販売サイトのトップ画像、新しいものに変更してみました(*^o^*)

色々写真撮りたいけど
断捨離したので、手持ち服が貧乏状態・・おんなじのばっかり(泣)

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