こんにちは。
ついに２０１５年最後の１ヶ月、１２月に入りました。
勤務中、ご来店されたお客様と
日々この話題ばかり、繰り返されている気がします(笑)
さて、ハンドメイドですが
今、少し前から進めているバッグを作っているのですが
まぁこれが、お蔵入りの危機を感じる代物でして(＞_＜)
私はずっと、自分が不器用なのは自覚していましたが
この作品を作っていて、あらためてそれを感じ入ってしまいました(笑)
デザイン上、パイピングが必要なんですが
そのパイピングというのが、１ｃｍ幅のコの字型の箇所があって
そのコーナーの処理が、どうしてもうまくいかないんです。
パイピングの技法を調べても
広い幅のコーナー設定での紹介が多くて、
それを幅１ｃｍの場合に代用しようとしても、細過ぎてうまくいきません。
私の腕、という部分も大きいと思いますが
このパイピングが出来ないと、縫製の全体的な完成度が下がってしまうので
最後の最後、自己流でトライしています。
パイピングの幅も細いので
結構難易度も高いのかな・・と、今さら気づいたり(^_^;)
実は、最近この他にも
合間に小物(がま口)を作っていました。
ところが、それも自己流で型紙を変えたら
出来上がりがおかしくなってしまって、失敗。
最近そんなこんなで
つくづく、ハンドメイドって完成度を上げていこうとすると
それに見合った技術の必要性を感じます。
ある程度までは、努力で上手になれるけれど
そこの、もう１つ上を目指そうとすると
たとえば、失敗したがま口で言えば
この場合、最初の段階でパターン展開が読めていなかった
ということがあると思います。
単純に、小さいサイズを作りたいから
型紙も小さくすればいいのかな
なんて単純な考えで作っていったら、びっくり！
最後完成して、形を整えようとしたら
生地が口金のへこみ分で取られて、袋の部分がなくなりました(笑)
ハンドメイドって、技術もそうだけれど
展開、最初の段階での”読み”みたいなものも必要だと感じます。
そしてそれは、結構理論的なものでもある
のかなーなんて感じてます。
だから、素晴らしい作品を作られる作家さんなんかは
皆さんバックグラウンドを拝見すると
とても緻密な計算の上でのパターンを用意されて
製作されている。
もちろん、作っていくなかで
偶然に素晴らしいものが出来る場合もあるだろうけれど
その、理論の部分がわからない
というのは、
お金を頂く前提の、販売用の作品づくりにおいては
結構致命的かなと思うことが多いです。
理屈がわからなくても、ハンドメイドは出来るけれど
理屈がわからないと、完成度が狭まってしまう部分も出てきたり。
表面が結果的に整っているように見えるものと
裏側の、１からしっかり土台が計算されて整えられているものでは、違う。
失敗続きのせいか
自分の作品づくりにおいて
もう少し、専門的に理論も学んでいきたいな
という気持ちが強くなっています。
お洋服も、縫いたいものはたくさん浮かんでいるけれど
パターンを独学で引いても
ある程度のところで理論がわからない、止まってしまって
それを、浮かんでいる形に出来ない
そんな現状があります。
でもきっとそういう方、沢山いらっしゃると思います。
ここが、分かれ目
なんですよね。いろんな意味で。
自分の中で、その気持ちをどこまで貫けるか。
私は、やっぱりもっと時間もお金もかけて腕を磨いて
自分の作りたいものを、しっかり形にしていきたい
”思う通りのものを、作れるようになりたい”
それが私の
ハンドメイドの喜びであり、楽しみ
の大きいところ、なんだと感じます。
いくらスムーズにラクにお洋服が縫えても
結局縫ったけど、なんか着ない
そういうものづくりは
出来るだけ避けたいなーという気持ちです。
つい、行動できないことを
環境や他者にいい訳をあてて、問題をすり替えて考えたくなるけれど
自分の責任で考えていけば
どんなことでも、やりたい気持ちがあるのなら
行動するかしないかは、結局自分が握っている訳で
最後は、やっぱり”思い”なのかな。
パイピング中で止まっているバッグとがま口、
それからお洋服を１枚
本当はこの３点をクリスマスに向けて販売したかったのですが
こんな調子じゃ、到底難しそう。
せめて、最後の１ヶ月で
どれか１つでも完成させたいなと思います。
気長に、地道に
やるしかないですよね☆
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