皆さまゴールデンウイークはいかがお過ごしですか?
僕はさきほど部屋の片づけをしました。しかもなんと床までクイックルワイパーをかけるほど丁寧に時間をかけて掃除をしました。
人生の時間は有限とわかりながらも時間が流れるのを待っている時間がある西川舜優です。
ちなみに明日5月4日は三河3カ寺とも名高い安城の本證寺がフェスを開催します。私の本業は説教使といいますて仏法を伝えることですので明日は青空の下、掛け軸を使って絵解き説教をしております。
本證寺フェスはこれからのお寺の未来を感じます。楽しいので是非遊びにいきましょう!
今日は「奇跡のはなし」
お坊さんにも様々な経歴の人がいて、生まれがお寺でお坊さんやってます。という方だけではなくて、次男にうまれたので養子で迎えられました。という方やたまたま愛した女性がお寺の娘さんで養子できました。という方。
また仏教が好きでお坊さんになりました。という方や、道に迷ってお坊さんになりました。という方など本当に様々です。
ちなみに僕は祖父が住職で親父が飛び出したので代が途切れて僕にきたという隔世遺伝タイプです。
で宗教に携わっていると「奇跡」という現象に聞かれることがあります。ですから今日は最近僕が出会った奇跡の人の話をしようじゃないか。
その人にはおよそ10年ぶりに偶然ばったり会いました。
隔世遺伝タイプのお坊さんの僕は32歳までお坊さんではありませんでした。ダイニングバーハッピーデイズのオーナーだったころのお客様に「もげらさん」という画家の方がいました。
もげらさんは30代後半で、重たい一重が特徴的な顔でいつも酔っ払っては女の子に「僕のアトリエに来ないか?君をデッサンしたいんだ。タイタニックの世界みたいに情熱的に描くよ」とスケベな画家を全開にしたトークが楽しい人でした。
酒に溺れるタイプの人で若いときは泥酔しては団地の駐車場でなぜか血を流しながら大の字で朝日をよく迎えたんだとか。そんなもげらさんは少年のような絵を描く画家でした。
芸術関係の人間関係は好き嫌いがはっきり分かれるのが面白いところで、もげらさんを嫌う人も多くいたが僕を含めてどこか憎めないもげらさんを慕う人も多くいました。
現在、僕は交通事故の治療の為に整体に通院してまして先日整体に向かっている途中、交差点でばったりとあの特徴的な重たい一重のもげらさんにばったり会いました!
「あれ!もげらさんじゃないですか!ひさしぶりですね。10年ぶりですか!」
「西川君じゃないか。」
「元気でした?絵は続けていらっしゃいますか?」
「いや、いろいろ大変だったんだよ。」
そこからのもげらさんの話は奇跡としか呼べない話でした。
ある日のことなんだか手足がしびれるな。と思ったもげらさん、放っておいたらある日しびれが悪化して救急車で運ばれることに。すると脳に腫瘍がみつかりまして緊急手術。なんとか一命をとりとめましたが手足がうまく使えなくなってしまった。
頑張ってリハビリしてようやく退院したら今度は大好きな母親が亡くなってしまう。多感なもげらさんはうつ病になってしまいます。心の状態も安定してきて母親の死を受け入れられる状態になると
さらに不幸がもげらさんを襲います。今度は心臓です。心筋梗塞です。救急車ではこばれたそうです。今日は心臓や手足さらには心のリハビリで散歩しているときに僕に会ったんだそう。
これを奇跡と呼ばずしてなにを奇跡と呼べばいいのでしょう。もげらさんは3度の死を乗り越えてここにいました。一度目は脳、二度目は心からくる自殺、3度目は心臓。
そんな人に偶然再会する。これが奇跡です。
奇跡は連鎖するものでそれから1週間後に今度飲食店時代にいろいろ教えてくれた小料理屋の大将からめずらしく電話がなります。
「はい。西川です。寸田さんから電話くれるなんてめずらしいですね。なにかありました?」とおよそ2年ぶりに聞く大将の声に嬉しさを感じます。
「おう西川。久しぶりだな。実は今ガンで入院しているんだわ。入院てのはあれだな。暇だな。」
寸田さんという大将には本当にいろいろと教えてもらいました。一度営業時間より開店が遅くなった時にたまたま寸田さんが来店して
「西川、俺たちは接客しなが嘘もつくし、いい加減に生きている。メニューにある料理が提供できないときもある。だけれどもな唯一客に約束できるのが営業時間なんだ。気をつけろよ。」
と注意された言葉は今でも約束の時間を守る僕の生き方の一つをきめてくれた偉大な言葉です。
「え!がんて今から見舞いにいきますよ。どこの病院ですか。」
「見舞いはコロナでできねーよ。」
「え!じゃあ今どこから電話しているんですか?」
「近所の公園でタバコ吸いながら女子高生や若い奥さんを観察している。」
ん~通報するか。
名古屋の公園で女性に熱視線を送る70くらいのおじいさんをみかけたら実害はありませんが気分が悪くなると思うので優しく通報してあげてください。
「でなんの用事ですか?死にそうで怖くなって坊主に電話したんですか?」
「いや俺がいない間の店を千田にまかせてるからよ、行ってやってくれないか。」
千田先輩は当時名古屋のバー界隈では名前を馳せた人だ。めちゃめちゃストイックな人で僕は何度泣かされたかわかりません。しかしあるときガンが発見され、飲食の第一線が引退された方です。
「ガンの人がガンの人に頼むとかすごい発想ですね。」
「たまたまだ。とにかく店がさみしかったら申し訳ないからいってやってくれ。」
その日の夜は久々に名古屋市千種区本山の店を3軒、顔を出しました。嬉しいことに行く店すべてが
「おっ西川じゃないか。ひさしぶりだな。」
とあまり行けなかった不義理を責めることなく温かく迎え入れたことだ。
財布と心が軽くなって、僕は自分を振り返ることができたし、今いつ終わるかもしれない娑婆の幸せの軽さとそれを実感する重さを噛みしめることができました。
奇跡に自分が思えばいつだって会いにいける健康な両足があることに感謝したいじゃないか。
隔世遺伝タイプのお坊さんと電話したくなったら
0120-176-152
会社のホームページは






























































































