出張坊主・西川舜優です。 -10ページ目

出張坊主・西川舜優です。

真宗高田派 義明寺 衆徒 
株式会社 舜 代表取締役

明日は朝から忙しく多分ブログが更新できません。ごめんなさい。深夜に力尽きていなければ更新いたします。

それにしても「オミクロン株」が猛威を振るっています。来年のGWまでの海外旅行は全部無理そうです。夏まで響くかもしれないですね。僕としては東北という国内で素晴らしく楽しいエリアをみつけたので問題はないです。

本日は水曜日で、先程若干の腹痛があったものの今は大丈夫です。それにしてもこの水曜日の腹痛を治すには気持ちの問題だと思うので水曜日のたのしさを知っている方は教えてください。よろしくお願いいたします。

というわけで「僕の右ひじが骨折したはなし 後編」

 

なんで突然こんな話をしているかって?伝えたいんだ。日本人には到底理解が及ばない同じ人間の孤独や悲しみや、その人生を。暴力でしか自分の存在を叫べない子供がいたというはなしを伝えたい。

首元に向かって放たれたその閃光のような蹴りの前では僕の首なんて線香のように折れてしまう。というゾッとした防衛本能がそのコンマ何秒かで右腕を動かした。

バシィ!すごい衝撃が上げた腕から脊髄を伝って痛みを伝達した。思わず確認した右腕は蹴られる前の箇所にあったが力が入らなかった。ケリーはにやつきながら「タイマンをしよう。ファイトをしよう。」と言ってきた。

「いや拳がつくれない。」それもそうだ。この時に僕の右ひじの骨はバキバキに折れていたのだから。「大丈夫。これからだよ。」といってケリーは優しく僕の右手をもってボックスを作った。「ほら拳できたじゃない。」

社会にでてからたくさんの力に出会ってきました。それは、知力であったり、権力であったり、資金力であったり、人脈やカリスマであったりしましたが、僕は世界で一番強いのは暴力である。と今でも心からそう思っている。

日本でもインドでもヨーロッパでも一歩裏路地に入れば、そこには文化なんて人間が浅い歴史で築き上げてきたものなんてなくて単純で原始的な暴力が支配している。

ケリーにつれられて外に出た。180センチを超えたケリーの腕は僕の腿よりも太い。背中は岩のようだ。タイマンをしたことがないという人にルールを伝えると、とにかく自分の体を使った暴力で相手をねじ伏せれば勝利。ねじ伏せられれば敗北というルールです。

ケリーのパンチが容赦なく僕に振るわれる。ケリーの蹴りが、体当たりが、友達である僕に振るわれる。友達は友達に暴力を振るってはいけないんだっけ。友達は友達だから友達に殺されてしまうのだっけ。

鉄アレイで殴られたような拳が振るわれるたびに不思議と体が軽くなっていく。動けるようになっていく。一撃。一発でも僕は友達ならば拳を当てないといけないような気持になったのを覚えています。

人が人に暴力を振るのはよくないことだ。それは札束で頬を叩いたり、知識でバカにしたり、権力で蹂躙することと等しくそこに相手を尊重する気持ちがないからだ。

僕の左拳がケリーの頬をとらえたところまでは覚えているのですが、再び目が開いたときには八事の赤十字病院のベッドの上でした。朝方散歩していた人が、血だらけで倒れている僕を救急車で搬送してくれたとのこと。

右ひじの手術をして、拳で深く切られたところを縫ったりとかで大変でした。その後ケリーの両親が謝りに来ても肝心のケリーは来なかった。

その後、いろいろあって4年くらいケリーの話を誰からか聞いていましたがある日突然名古屋の街から消えました。風の噂でどこかの国の兵士になったと聞きましたがあながち嘘ではなさそうな噂でした。

他人が他人の孤独を知るなんてできない。それはケリーが自分の肌の色で悩んでいたこと。そこから自分の悲しみを暴力でしか表現できなくて愛している両親をも遠ざけることになってしまったこと。友人にも暴力を振るって支配したがってしまうこと。それら全てを一番近くにいた僕は無力にもなにもできなかったからだ。

兵士になったってことは暴力が正当化される世界に身を置いたってことだ。私たちは暴力を肯定しているのだ。否定していたらケリーは兵士になんてなれなかったはずだ。暴力反対と声高に叫ぶことを無意味とは思わない。

だけれども私たちは同じ種族の同類を蹂躙して生きているのだ。それは暴力ではなかったにせよだ。その現実を受け止めることが人が人に手を合わせられる社会への第一歩なのではないかと、右ひじの手術痕をながめるたびに思います。

明日は多分ブログ更新できないお坊さんは

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法要から納骨まで

 

 

男同士で話していると、妻の質問にどう答えていいか分からない話になることが多い。例えば「今日はなんでこんなに食欲があるのかな。」とか「最近ものすごく眠いんだよね。」とか「悩むことがある。」とかね。

多くの夫が勘違いしているが女性には逃げ道や理由が必要だ。

「季節の変わり目はあなたはいつもそうじゃない。」とか「最近寒くなってきたからだよ。」むしろ「今夜は満月だからだよ。」でもいいんじゃないかと僕は思っている。

それでも夫婦喧嘩は起きるから不思議である。

というわけで今日は「僕の右腕が骨折したはなし。」

 

僕の右ひじには大きな手術痕がある。右ひじを粉砕されたのである。された。ということは被害にあったということなのですが

 

「ファックオフ!」稲妻のような蹴りが座っていた僕の首元めがけて走ってきた。咄嗟にあぶないとガードをあげようと右手を上げたときだ。蹴りは僕の肘の骨を粉砕し、右手を吹き飛ばした。

黒人のケリーとは高校1年生の夏で知り合ってからかれこれ4年の付き合いになる。高校卒業して名古屋に住むことになって金もないし当時一人暮らしをしていたケリーの家に転がり込みました。

一緒に住んでいたといってもお互いにゲイでもないし、単純に二人とも金がなかったからケリーの親が借りてくれたアパートで二人で住んでいたのだ。

ケリーの人生は複雑で本人の肌色は黒色だ。母親は日本人で父親は厳粛な白人の家系である。日本人の感覚では埋まらないほどの孤独をケリーは感じながら成長していったんだ。

そんなケリーは15歳くらいになると身長は180近くなって筋肉も隆々となり、よく父親に暴力をふるうようになった。父親と母親はケリーが16歳になるころにはアパートを与えて一人暮らしをさせることにした。自分たちの命の危険を感じる程の凶暴性を自分の息子にかんじたのであろう。

まだ10代だった俺はそう思っていたし、それほどケリーの凶暴性を目の当たりにしていた。しかし今ならケリーの親父の気持ちが少しはわかる。自分のDNAを継いでいない一匹の雄が怖かったのだと思う。

後にケリーの母親は不倫の後にケリーを産み落としたと告白している。

成長していくにしたがってアルコールを憶えたケリーが派手に酔っ払って暴れた後に懺悔しながら「母ちゃんに悪い息子でごめんなさい。」と謝りたいと丸くなっている光景を何度もみてきた。

さみしがりやと暴力とアルコールの相性は抜群でその日の夜もケリーは悲劇の黒人になっていた。巻き込まれることにうんざりしていたので静かに玄関を開けて自分の部屋にもぐりこむ。

するとケリーが突然部屋をあけると

「ホワイ ドンチュー セイ アイムホーム!(ただいまって言えよ。)」

「え?それそんなに必要か?」

しまった。忘れていた。キレてる時のケリーは英語になるのだ。

「ファックオフ!」世界が二分されるのではないか。と思わすほどの怒号と稲妻が僕の首元に向かって襲い掛かる。

今日はここまで。右ひじがつけないので腕相撲できないお坊さんは

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法要から納骨まで

 

 

前澤さんが宇宙旅行に出かけたり、錦鯉がM-1で優勝したりと僕の上の世代の方々の活躍がすごいです。前澤さんが宇宙から地球を撮った写真は息をのむ美しさでした。

今までみた景色で美しいものの順番は3番目にサバンナの地平線。2番目にアラスカのオーロラ。そして一番美しかったのは宇宙からの地球だった。言える前澤さんがとてもかっこいいです。

というわけで今日は「ダライ・ラマ14世のはなし」

 

昔に聞かれたことがあります。仏教は血脈(血の後継者)ではなく法脈(教えの後継者)というけれども有名なダライ・ラマ14世さんは14世なのだから皇族や王族のように血脈なんじゃないのですか。

ちなみに僕の母親は仏教に帰依していないがダライ・ラマ14世の大ファンである。彼女がファンになった説教はこんな感じだ。

「私たちは修行のなかで食べるものを極力減らしている。それは自分の肉体が生存を保てる量で多くの命を頂かないという教えからです。でもね、お腹すいちゃうでしょ。だから私はいつも机の引き出しにビスケットを忍ばせています。何事も自分を甘やかす裏道が必要です。だって私たちは同じ人間の心をもっているのだから。」

なんともチャーミングなお説教である。そんな猊下が好きなものは紅茶花伝のロイヤルミルクティーなのだそうでコンビニでたびたびパパラッチされている。

さて14世ですがこれは1世から現在の14世まで同じ人です。

は?オカルト?

と思われた方

厳密にいえば輪廻転生して使用している肉体がちがうダライ・ラマ猊下です。猊下は肉体が入滅あそばされる前に言い残します。次は世界のこのあたりで生まれ変わると。そして残されたチベット仏教徒はダライ・ラマ猊下を探します。

そして集められた子供十数人。テストが行われます。テストは先代が使用していた持ち物を全て当てること。現在のダライ・ラマ14世は3歳のときに13世が使用していた数珠や杖を正確にいい当てました。

このように選ばれるのはダライ・ラマ猊下だけではありません。チベット仏教で高僧はすべて輪廻転生すると伝わっていますから猊下の側近のリンポチェ(宝)と呼ばれる高僧方も同じテストで選ばれます。

中にはお坊さんになりたくない。と抵抗をする少年もいます。うちの子を連れて行かないで。と泣いて懇願する母親もいます。しかしチベット仏教では辛抱強く説得を続けます。

仏がいないという方にいないという証明をしてくれと言ったらできないように、輪廻転生なんてないという証明はできないのです。ましてや私たちがみえている世界すらも幻だと教えている仏教です。

真理や真実というのは宇宙からみた地球みたいなもので、自分の世界だけが全てだと思ってしまったら遠のいてしまうのかもしれないですね。地球は青かったといいたいお坊さんは

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法要から納骨まで