20151209a


今年一年間で、

最も怒りをコントロール出来た人を、

「日本アンガーマネジメント協会」が発表した。


大賞はサッカーの「カズ」事、

「三浦知良」選手だった。


4月にTBSの番組内で、

野球解説者の「張本勲」氏が、


「もうおやめなさい」

という「引退勧告」を彼にしたらしい。


一般的には人生の進退に、

関係の深くない人から介入されると不快に思う所を、


カズは、


「自分を人として成長させてくれる言葉だと思うし、

言われて頑張ろうと思えた」と返し、


その一週間後に、

自身のJリーグ最年長得点記録を、

48歳1ヶ月24日に更新したと言う。


それを見た張本氏は、

「あっぱれだよ。最後まで応援するよ」と褒めたらしい。


このニュースで、


もう、怒らない」という本が、

本棚にある事を思い出し読み返してみた。


「月読寺」住職「小池龍之介」氏は、

「怒り」についてこう述べていた。


”仏道では、

人間は何かを感じた瞬間に、

「自分の感じていることは正しい、間違っていない」


と思い込む習慣を持っていると考えます。


・・・意見や感想を口に出して話す時、


そこにはどうしても


「自分の感想が正しい、

君もその感想を共有してほしい」


という欲望が潜入します。


・・・当然、相手はそのニュアンスを察知します。


また相手は相手で、

自分の意見の正しさに執着しています。


そうすると、


二人のあいだには途端に気まずい空気が流れ、

ときに衝突が起きたりもするのです。”


そして、


「早稲田大学名誉教授」の、

「加藤諦三」氏は「怒り」をこう分析している。


”自己中心的な人は、

自分の自分に対する評価(過大評価)と、

他人の自分に対する評価(過小評価)のズレにぶつかった時、必ず怒る。


…自己実現して自分に満足している人は、

世の中のことでそれほどイライラしない。」


きっとカズは、


今自分がしたい事が出来てる事が、

周りの人の支えだとちゃんと理解し、

感謝の気持ちを持って周りに接しているんだと思った。


だから、


周りの方の言動を「受ける」時、

ただ「受動的」になる事なく、

「能動的」に「愛を持って」毎日を、

過ごしているのだと思った。


そして他人の人生に、

土足で介入したがる人は、

自己実現出来ていない人で、

そういった人のアドバイスは、

的確でもなんでもないただの、

欲求不満からの発言なんだと、

理解して受け流す術を知ってるんだと思った。


その時ビビッと来た。


「受」に「心」を足したら、

「愛」って漢字に変わる事を。


そしたら、


求める事を減らして、

与える事を増やして行きたいと素直に思えた。


そんな事を考えながら、

ブログを書いていたらさっき、

娘がひざの上に乗って来て全文消してしまった。


「うわぁ!」


ってなってイライラした。


けど一息ついてカズを見習ってみた。


「…あ、ありがとう」


って心の中で強引に呟いた。


そしたら、


「なにに感謝やねん!」


ってもう一人の自分がつっこんだ。


そして無理やりこう言い返せた。


「こんな事でまだイライラする自分に気付かせて貰えたやん」


って。


その時思えた。


全ての事に感謝をすれば、

全ての事に理由がある事に気付ける。


そしたら次回はどうしようかってアイデアが生まれる。


心は未来へと向かう。


そしたら数秒で怒りは消えていく。


「もう一度娘が寝た後に、

静かな時間に集中して、

ブログを書き直すか!

自分自分ってなり過ぎてたなぁ」


ってそう思えたら娘を抱っこして「高い高い」してた。


怒りを10秒で消す方法。


それは、

全てを「感謝」と「希望」に、

切り替えればいいのかもしれない。



※上記写真:櫻井幹也(京都・上京区)


もう、怒らない [ 小池龍之介 ]

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20151124a


天気予報を見ようとテレビをつけた。


「フランスはロシアと協力し中東への空爆を1日500回に増やしました。」


信じがたい事実を、
「東京外国語大学」の「青山弘之」氏がニュース番組で報じていた。


132名が犠牲となった、

フランスでの同時多発テロからもうすぐ2週間が経とうとしている。


同時多発テロの影響か先週は、
55年前までフランスの植民地だった、

「マリ共和国」のホテルでもテロが起こった。


これを受けて又有志連合は、

シリア等に対して空爆を強化するだろう。


今回の実行犯の中には、

自国のフランス人が3名含まれているらしい。


実行犯の一人の、

ベルギーの出身地は、
失業率30%で25%が高校を中退しているという。


IS(イスラム国)の外国人戦士の、

出身の上位を占めるのは、

未だ迫害や差別や同化の強制が、

色濃く残るフランスだと言う。


フランスには国民の1/10、
「600万人」もの移民がいるという。


「毎日新聞」の、

欧州治安関係者へのインタビューによると、


「公共の場でのヘジャブ(イスラム教徒の女性用スカーフ)着用を、

禁じられていることなどを挙げて、

”生活習慣などあらゆる面で

差別を受けていると感じているのが

欧州内の他国と違う点だ”と指摘。


”差別が無くならない限り、

残念ながらテロは繰り返されるだろう”と語った」


とフランスの現状があった。


今回の同時多発テロ以降、

普通のイスラム教徒や、
テロリストから逃れて来た、

難民に対しての追放デモが、

フランスやドイツ国内で起こり、
アメリカでは31の州が、

難民受け入れ拒否を起こしているらしい。


中東から欧米への難民は、

今年に入って85万人にものぼる。


故郷が平和になり戻れる日まで、

彼らの不安はずっと続く気がした。


貧困に喘ぎ積もり積もった「不満」を、

爆発させた者達は犯罪で、

その種をジワジワとまいて「満足」してる人達は無罪。


無差別に殺した人は「加害者」で、
差別している人達は「被害者」。


フランスの「オランド大統領」は、

2001年のアメリカのように又、
「正義」と「悪」と言うシンプルに、

世界を二つに分けて戦争を始めていくみたいだ。


しかし欧米はどうして、

嫌いな中東へこうも執拗に介入したがるのか。


昔からいつも疑問に思っていた。


「ほっておけばいいのに。」


って。


そのヒントが今読んでいる、
「早稲田大学名誉教授」の、

社会学者「加藤諦三」氏の著書の中にあった。


「お互いに心理的問題を抱える人は、

愚痴をこぼしながら離れない。


…劣等感が強ければ、

人と親しくなるよりも、

人から尊敬されることを求める。


…そして、


常に相手に優越しようとするから人と親しくはなれない。」


確かに今までの人生で、
自分が身近な人と人間関係が、

上手く行っていなかった時、
無意識に自分が優越感に浸れる場所を探し回ってた気がする。


時に自分よりもひどい問題を、

抱えてる人に深く関わろうと相談を受けたがってた気がする。


自らの解決出来てない問題を、

「ほっておく」代わりに、


誰かの問題を「ほっておけなかった」。


続けて「加藤諦三」氏は言う。


「自分を嫌いな人は他人も嫌いである。


劣等感を持った人が優しくなるのは相手が不幸になったときだけである。」


「劣等感」という心理的問題が、

様々な原因だったとすると、


その自分の劣等感を解消せず、
「ナルシスト」のままでいて、

相手に関心を持ったり、

理解しようと思わないまま、
付き合いを続けていて、

「問題が起こらない方が問題」

だったのかもしれない。


自分の認めてるレベルと、

許せてるレベルでしか、

他人の事を認めて、

許せないのが人間だと今なら思う。


「自分に厳しく他人に優しく」


って言葉を言ってた人が昔いて、
どうもその人が苦手だったのは、

自分に厳しい人は必ず他人にも、

厳しいはずだと心のどこかで思って、
その人の本音が見えなくて怖かったからだと今思う。

だからテロからこの1週間。


小さいながらも心を入れ替えてみた。


「自分の全ての過去を受け入れよう」


と腹をくくった。


「今日はどんな自分が出て来るの?
どれでも受け入れてあげるよ!」


そう思えたらそれ程嫌な自分は、

先月程出て来なくなっていた


いや。

嫌な自分が出て来てるけど、

それを今の自分が「嫌」だと思わなくなったのかもしれない。


「そんな感情に襲われる日もある」


好きとか嫌いとかじゃなくて、

ただそれをあるがままに見つめる事にした。


その影響で身近な人の事も、
通りすがりの人の事も穏やかに、
興味を持って見れるようになっていた。


色んな自分に「強制」するのをやめて、

「共生」の道を選んだら楽になれた。


だから「みんなも僕と同じように!」


…なんて「おせっかい」はもうしない。


「あなたも僕がしたように、

自分を許して認めましょう」なんてもう介入しない。


目の前の人に「強制」しないで、

一緒に暮らす事を「共生」と、

言うんだと今ようやく思えたから。


目の前の人の生き方や考え方を、
全部肯定してあげたいと今は素直に思えてるから。


「自分に優しく人にも優しく」

出来る人間でありたい。


そんな事を考えてたら、

最初の目的を思い出した。


あっ!今日の天気予報だ。


降水確率は50%。


「雨のち晴れ」だった。


背伸びをして部屋の窓から、

外の景色を眺めてた。


グレーの雲間から、
一筋の光が街を照らしてた。



※上記写真:櫻井幹也(京都・伏見)


嫌いなのに離れられない人 [ 加藤諦三 ]

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20151118a


赤や黄色やオレンジの枯れ葉が、

鴨川沿いに敷き詰められていた。


写真を撮ろうと携帯を取り出したら、

ふと開いたニュース欄にこんな記事があった。


東京都府中市の70歳の男性が、


3年前から近隣住民に対して、


「(近隣住民の○○の)交番通報は虚偽です」


とか、


「(近隣住民の◯◯は)脅迫行為です」


と書いた看板をあちこちに立てたり、


ベランダからスピーカーで、

近隣住民を非難する音声を流していた事により、

近隣住民への名誉棄損罪で逮捕されたという。


そしてその男性は、

元文部科学省の役人で、

国立大学の事務局長を務めてたが、

現在は無職で最近奥さんを亡くしたらしい。


心理学的にとらえるとここには、

「劣等感」→「依存心」→「被害妄想」


というキーワードの流れが浮かび上がってきた。


この男性は俗に言う「エリート」。


なのに「劣等感」?


と思うけど、


心理学者「アルフレッド・アドラー」によると、


劣等感は、


「その人が主観的に”自分は劣っている”と感じること」で、


一般的な「他者より自分が劣っている事」って意味だけじゃなく、

「理想の自分より今の自分が劣っている事」も劣等感だと言う。


20151118b


どれだけの社会的成功を収めても、

自分で自分を認めず褒めず「劣等感」が常に強かったらどうなるか。


「早稲田大学名誉教授」の「加藤諦三」氏によると、


「人は恋人・親友・親兄弟・夫婦等、

日常的に顔を合わせる近い人に対し、

隠れた敵意を抱いていることが多い。


それはその人達に認められたいからである。


注目されたいからである。


特別に扱ってもらいたいからである。


相手から賞賛されたい、

受け入れられたいという欲求が、

激しければ激しいほど、


賞賛や承認を得られなければ激しく傷つく。


そして激しい敵意を抱く。


依存心が強ければ強いほど相手を必要とする。


本人はそれを”愛や情熱”と錯覚することがある。


依存的敵意は、怒りは怒りであるが、

その意味は愛の要求である。」


と言う。


70歳の男性にとっての、

最大の依存相手が亡くなった奥さんだったとすると、


長年支えてくれてた棒が、

外れて依存出来なくなった途端、

元々無意識に押し込めてた、

「劣等感」が暴走し始めて、

反動で「優越感」も制御できなくなり、

「自意識過剰」となったとしたら、

五感が鋭くなりいろんな事に敏感になって、

ストレスフルな日々だったと思う。


「愛」と言えば大げさだけど、


「寂しさを感じる自分は弱いからそんなのは認めない」


と本当の自分を無意識下に押しやって、

現実と向き合う事から逃げた時、

現実逃避の「妄想」が始まるのかもしれない。


男性には「統合失調症」、

の可能性もあると思うけど、


看板に本人が書いた、

「虚偽」や「脅迫」は、


この人自身が長年、

「本当の自分」に対してしてた事を、

環境の変化で自我が崩壊し、

近隣住民に向いてしまったのかもしれない。


僕も一年前まで、

自分の弱さを認めるのは嫌だった。


上手くいかない時結構誰かのせいにしてた。


「あの人のせい」を口癖にしてた。


でも、


「あの人のせい」


は一つ許すとダムが決壊するように、

「自分は悪くない」って気持ちがドンドン増えていく


それは結局自分を苦しめていた。


そして家から出られなくなって、

うつ状態になってしまった。


だからそんな経験をした今、


「あの人のお陰」。


何かあったら全てそう思えるよう日々実践してる。


そのせいか、


自分も目の前の人も、

何一つ劣ってるものなんて、

無いんだって思えてる。


「弱さを認めたら強くなれた」気がする。


そんな事を思いながら、

ニュースサイトを閉じた。


そして両手の人差し指で、

地面にハートを書いた。


そしたら中に枯れ葉で出来た、

小さなハートがもう一つ生まれた。



※上記写真:櫻井幹也(京都・上京区)


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