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日曜日のライブが終わって、

少しずつ高揚感が体から抜けている。


修学旅行から帰って来た時みたいに、

花火大会から帰って来た時みたいに、


ちょっぴり切なくなってる。


なのでフラッと図書館に行ってみた。


で、


こんな本を見つけたので借りて来て読んだ。


「脳内麻薬


「ホンマでっか!?TV」の、

コメンテーターをされてて、

「東日本国際大学」の教授でもある、

脳科学者「中野信子」氏の本。


前々回 のブログに書いた、

「ドーパミン」がサブタイトルにあったので一気に読めた。


ご褒美を貰った時や、

ご褒美が貰えると期待した時に、

脳内に分泌され麻薬に似た感覚を、

脳に与えるのが神経伝達物質の「ドーパミン」らしい。


そんな神経伝達物質を、

運ぶ神経細胞「ニューロン」は、

脳内に1000億個あるとも言われている。


この0.1mm程の細胞の一つに、

「シナプス」という「手」みたいなのが1万個繋がっている。


って事はシナプスは脳の中に、

約1000兆個あるって事になる。


一人の体の中で、

細胞同士は日々手を取り合って、

色んな情報を伝えあっている。


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このドーパミンは、


食事やお酒やたばこや、

ギャンブルやゲームや、

SNSや恋愛やSEXでも、

得られるけれど、


人間は社会の中で、

承認されたり評価されたり、

信頼されたり尊敬されたりしても、

ドーパミンが放出されるという。


確かに二日前のライブは、

立ち見が出るぐらい、

沢山の方に来て頂き、

はるばる関東や名古屋から、

そして7年間ぶりにライブに、

来て頂いた方もいた。


ライブ中ずっと音楽に没頭して、

大きな拍手で居場所を作って貰い、

涙を見せて貰い笑い声を聞かせて貰い、


「ありがとう!」


っ帰る皆に言ったけど、


「こちらこそありがとう!」て言われ、


「生きている意味」を貰えた事で、

僕らの体中でドーパミンが充満していたんだと思う。


そして今静かな部屋で、

ボーっとしてファンの皆にこうして、

ブログを書けてる事に更に幸せを感じてる。


きっともう一つの神経伝達物質で、

「幸福ホルモン」の「セロトニン」が出ているんだと思う。


「じゃあ活動再開してライブの数を増やしてよ」


って声が聞こえて来そうだけど、

本にもあったように人間は依存しやすい体質で、


ドーパミンやセロトニンは、

過剰になると体を壊してしまう。


東京で多い年には、

年間200回もライブをして、

体を壊した経験から、

音楽ともファンの皆とも、

健康的な距離を作って行きたいので、


今の僕のペースをどうか、

理解して見守ってほしい。


いや。


願わなくても皆、

分かってくれてると僕は分かってる。


だって僕は、

理解してる人を「ファン」って呼ぶ事にしてるから。


「没頭」と「ボーっと」。


何だか似てる言葉だけど、


僕にとって「没頭」は、

時間を忘れ他の事を考えない、

ライブしてる時のような事を言って、


「ボーっと」するのは、

安らいだ気持ちで、

目をつぶれる時間と場所があって、

それを見守ってくれる人がいる状態を言う。


その二つがある事を、


「幸せ」


と言わない人はいないと思う。



※上記写真:櫻井幹也(京都・伏見)


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2ヶ月ぶりに弘と会った。


2ヶ月ぶりにギターの弦を変えた。


2ヶ月ぶりに楽屋で「えいえいおー!」って掛け声をした。


2ヶ月ぶりに弘と歌った。


2ヶ月ぶりに心臓が飛び出すぐらいドキドキした。


2ヶ月ぶりに体中が震えた。


2ヶ月ぶりに頬がつるぐらい笑った。


2ヶ月ぶりに「じゃあまた!」って手をふった。


「そうそうこの感じ

日常にない感じ」


ラストの「オンド」という、

曲中の歌詞を歌う時、


「メロディをなくして叫びたい!」


って思うぐらい、

言葉と想いが綺麗に重なってた。


そういえば、


東京に居た頃だんだんと、

ライブの数が増えて行って、


プロとして嬉しくなってったけど、

同時に少しずつ歌う事が、

なんだか義務みたいになって、

一つ一つのライブに対して、

最高のテンションで臨めなくなった時期があった。


前日と同じ曲順でライブをして虚しくなった日もあった。


だけど今、

お互いがお互いの家庭を築き、

お互いが住みたい場所に住み、

お互いの人生を全うしながら、


同じ温度になって、

モチベーションが上がった時に、


「よし!ライブしよっか!」


っていう2人の、

素直な気持ちの流れで、

音楽と接しているので、

曲順が数分で決まる。


「一曲目はあれを歌いたい!」


とか、


「最後はもちろんあれをこういうアレンジにしてみたい!」


とかアイデアが溢れて来る。


「カケラバンク」を結成する前半年程、

「櫻井幹也&伊藤弘」で活動してた時期の、

音楽とライブで遊んでた頃みたいに。


ライブ中ファンにお伝えしたように、

弘もこの2ヶ月で色んな事があった。


僕が2011年辺り体験したように、

人間のもろさや弱さを味わった。


でもそれを経た昨日の、

パーカッションソロはすさまじかった。


音楽って、


人間の厚みを見事に表現するんだと改めて教えて貰った。


いや表現されてしまうんだなぁって。


その人の生き様が全部音に出てしまうんだなぁって。


だからこそ僕らは一日一日、

いつか又するライブで、

過去最高のライブを作る為に、

そして自己ベストを更新する為に、


今日も昨日の自分が出来なかった事を増やしていきたい。


昨日あの場所に集まった全ての人も、

そう生きて行って欲しいと強く願う。


「なんとかなる!」


ステージ上で思わず弘を励ましてしまった。


あれは自分自身と会場の皆にも同時に伝えてた。


そう。


何があっても、


「なんとかなる!」


10年前ネガティブの塊だった俺が言うんやし間違いない。


人間はどんな所からも、

なんとかするように出来てるんだと今本気で思えるから。


PS:


2年ぶりに再会した、

「ヒトリマチ」の「卓君」と「河野圭佑」君。


久々にライブを見せて貰ってやっぱり、

心から俺は二人を尊敬してるし、

この場所に招いて良かったって思えた。


すんごい成長してて嬉しかった。


卓君ギター超絶になってて、

歌声に渋みが出て来てて、


圭佑君の絶品ウィスパーボイスと、

セクシーな息遣いに更なる磨きがかかってて、


キュンってなってしまった。


お互い東京で一悶着もあったけど今は全て宝物。


東京行って良かった。


偶然の「天使の日」に集まれて良かった。


「つばさレコーズ」に入って良かった。


そう素直に思えた自分が居てビックリした。


またいつか必ず会おう!


その時までもっともっと、

すごい歌い手になっててよ!


「翼はためかせゆきたい」


四人でハモッた時のあの鳥肌と、

手がつった時の「つる!つる!」を、

いつか思い出し笑いしよう。


※上記写真:ASAP


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【セットリスト】


「Bar MOTOYA vol.6」

in京都・和音堂


1、手をつなごう(絢香さんのカバー)

2、手をつないで


MC(変わったのか変わってないのか)


3、スタートライン


MC(弘からのお知らせと「シャボン玉」)


4、水色の向こうへ

5、思い出し笑い

6、オンド


アンコール


7、翼をください(ヒトリマチ・河野圭佑君とのコラボ)

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自転車で実家の近くを走っていたら、

小さなつけ麺屋さんの前に、

6人程の若者が開店前にも関わらず並んでいた。


店の看板で確認したら、

開店までまだ30分もあった。


待ち時間がある店に入ったら、

すぐに他の店を探す僕としては、

行列に並んでまでランチを食べる、

人達の気持ちが以前は分からなかった。


でも今は分かる。


それはこの一年間、

心理学を勉強して来て、

「ドーパミン」の明確な働きを知ったから。


「ドーパミン」とは、


○好きなものを食べてる時

○褒められた時

○計画を立ててワクワクしてる時

○小さな目標が達成した時

○いつもと違う道を通った時

○恋をしてトキメいてる時

○運動してる時

○笑ってる時(作り笑いでも)

○好きな歌を歌ってる時


に「快楽」を得る神経伝達物質で、


肉や魚や大豆食品を摂ると良くて、

「うつ病」や「パーキンソン病」や「ADHD」もこれが関連してると言われている。


そう。


僕にとっては苦でも、

つけ麺屋さんに並んでる若者にとっては、


「もうすぐ食べたくて食べたくてウズウズしてた物が食べられるぞ」


って想いで待ってる間ずっと、

脳内にドーパミンがドバドバ放出されてるんだと思う。


一度食べた人にとっては、

好きな恋人に会いに行く感覚に近いのかもしれない。


ミュージシャンにとってのライブもこれだと思う。


僕が20歳の頃から、

音楽を始めた原因も確かに「ドーパミン」が大きい。


でも東京生活6年で結果、

精神的に参ってしまって、

動けなくなった経験をしたから、


今の僕は20代の時のように、

快楽を追及しなくなった。


もう一つの神経伝達物質「セロトニン」の方を大事にしてる。


「セロトニン」は、

「ドーパミン」がアクセルなら、

逆の「ブレーキ」な感じ。


○太陽を浴びた時

○ウォーキングやランニングしてる時

○スキンシップしてる時

○涙を流した時


に分泌されてイライラがなくなり、

「メラトニン」が夜に分泌されて、

安眠できる「幸せホルモン」と言われている。


日本人は相対的に、

「セロトニン」を活用する力が弱いので、

不安になりやすいとも言われている。


そんな事もあり、

毎日朝日を浴びて歩く事を日課にし、

生徒さんにもいつも伝えてる事がある。


興奮なんて若かったら、

誰でも出来るんだから、

多くの人が出来ない、

「落ち着かせる事」を日々、

トレーニングして欲しいって。


ライブや発表会直前に緊張してる時、

いきなり精神統一してリラックスは出来ない。


常日頃からセロトニンを出す訓練をしないと頭が真っ白になる。


ライブで何度もそれを経験したり、

アクセルばっか踏んでしまって、

ブレーキの場所をいつの間にか、

忘れてしまった経験をして来たからこそ、

真剣にその重要性を伝えてる。


でも、


「リラックスが大事なんやで!」


って興奮して言ってたりするから、

俺もまだまだやなぁって思っていつも笑ってしまう。