電子書籍の主成分は、EPUBです。 紙の本とは構造が違います! | 電子書籍を出版しよう! 電子出版プロデューサー 八鍬 兼二 の日誌

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斜めの直線

<斜めの直線>



引き続き、電子書籍出版について。昨日も書きましたが、得意分野です!

電子書籍出版を考える場合、押さえておいたほうが良い知識があります。それは、電子書籍がどうやって作られるのかです。

具体的には、次の2つです。
・EPUBとは何か?
・どうやってそのデータを作るのか?


あなたは、この2つに関して専門家になる必要はありません。しかし、全く何も知らないという状況は避けたほうがいいでしょう。

EPUBの最大の特徴は、ページの考え方が紙の本とは決定的に違うことです。紙の本なら、10ページは、どこまで行っても10ページです。しかし、電子書籍の基となるEPUBは、実際に見る画面の大きさによって、ページが自動的に割り振られます。

iPhoneの1ページと、iPadの1ページでは、表示できる文字数が違います。もし、どちらも同じ文字数を表示しなればいけないとしたら、iPhoneは、圧倒的に小さな文字になってしまいます。

電子書籍では、読者が(著者ではない!)選んだ文字の大きさで、1画面に表示できる範囲を1ページとするよう自動的に計算するのです。

よく聞かれる質問ですが、「大体、何ページの本なの?」には、正解がありません。世の中にある、スマートフォン、タブレット端末類をすべてチェックし、この機種では、何ページ、こちらの機種では、何ページ・・・・・・とやらない限り、答えを出すことが出来ないからです。

この、EPUB独特の仕組みに応じた、表現の仕方、書き方などを意識していけば良いのです。それは最終的に、読者に読みやすさや、分かりやすさを提供することにつながるでしょう。

電子書籍の先には読者がいることを、ぜひ忘れずに電子書籍出版に取り組まれることをお勧めいたします。


<八鍬 兼二の備忘録> その113

電子書籍の主成分はEPUBです!

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