年末はふるさとの三重に帰省。
かねてから両親と行きたいと思っていた
伊勢宮川の里 鄙茅(ひなかや)で
懐石料理を味わってきました~

ミシュランガイド愛知・岐阜・三重
2019特別版では一つ星を獲得しています。
 

 

お店があるのは伊勢神宮のある伊勢市から
車で30分ほどの距離にある多気町。
公共交通機関ではアクセスしづらいため
父に運転してもらいました‥

車から降りると、茶畑の先に
立派な茅葺き屋根の建物を発見。

 


屋号の「鄙」とは伊勢からの田舎の意味、
「茅」とは茅の庵の意味 とのこと
鄙茅 ウェブサイトより)

 

四季のうつろいを五感で感じられるよう
立地や建築から設えられていることに
改めてしみじみしつつ、期待が膨らむ~
 

 

 

同店を運営するのは(株)うおすけ
看板商品の「元祖鮎の甘露煮」
地元ではよく知られた会社です。
 

※撮影許可をいただきました

予約名を告げると席は2階とのこと。
案内してもらう間も、写真を撮りたい
ポイントが多すぎてキョロキョロ。
おおっ!鮎の塩焼きだぁ

 


薪が燃える匂いを感じながら
階段を上がっていくと

 

 

2階には複数の個室が並んでいました。
 

 

窓からは穏やかな清流 宮川が見えます。
もう、この景色だけで癒されるー‥

席にはひざ掛け&ファンヒーター完備。
椅子なので足が楽なのも◎
 

 

私たち一家の担当はソフトな雰囲気の
若い男性スタッフさんでした。
ドリンクメニューの撮影も快諾。

運転手の父はノンアルコールビールから
アサヒ ドライゼロ(440円)を注文
母と私はウーロン茶(330円)で乾杯!
 

先附

予約していたのは昼の懐石料理コース
(6,050円/税込)
メニューは無く口頭の説明のみのため
その点をご了承ください。

先附は見とれるぐらいキレイなしめ鯖
 

 

繊細に刻まれたラディッシュなばな
ピンク色のフィンガーライムを添えて。
鯖のおだやかな酸味が気持ち良い~

 

煮物

続いて登場したのは蟹しんじょう
クリアな汁と柚子の風味が繊細ながら
頬張ると蟹の旨みがぶわっとパワフル。

べールのように薄い大根や
キラキラ輝く白ネギにもホレボレ。

 

造里

お造りはドーンと大きなお皿に3人分。

 

 

ポン酢昆布醤油、取り皿が供されます。

 

 

手前からマグロ、アオリイカ、ホタテ、
ヒラメ、金目鯛にラブリーな薬味たち。


甘みが格別だったアオリイカ
皮目を炙った金目鯛が特に好み♪

 

箸休

箸休は伊勢赤鶏と青海苔の巾着煮。
弾力のあるお肉が印象的。
中にはお餅が入っていて
上品なお汁を余さずいただけます。

 

八寸

ハイライトは華やかな八寸!

 

 

小さな器を組合わせて、3人分の料理が
バランスよく盛りつけられています。

 

 

お家の形をした器の中にはクルミ
こちらのみ3人でシェア。

 

 

1人分がひと塊になっているので

 

 

取り皿に並べるとこんな感じに。

左端は滋賀のご当地食材 赤こんにゃく
真ん中は壬生菜のおひたし
右端はあこや貝と舞茸の煮物
 

焼物

焼物はブリの塩焼き
しっとりした身の食感はさすが!
 

 

御飯は炊きあがったところで
土鍋でのプレゼンテーションあり!

内容は季節によって変わるそうで
今回は根菜酒粕のごはん
トッピングは緑が鮮やかなセリむかご

 

御飯

お茶碗に盛りつけられたごはんを
口に入れた瞬間、フワッと広がる
酒粕の風味にびっくり!
「発酵」を感じる後味で、爽やか~

そこへホクホクとしたむかご
根菜の素朴な甘みが合わさって
これまでに食べたことのない味わい‥!

土鍋に残って食べきれなかった御飯は
持ち帰りOKでした。

 

菓子

お菓子は葛と黄身餡を混ぜた葛焼き
ヘルシーにお腹が満ちて大満足!

 



実は去年、お盆の帰省のタイミングで
予約を入れていたのですが
当日、三重に台風が直撃したため断念‥
今回ようやく念願が叶ったのでした。

また季節が変わったら再訪したい!