お店のオープン以来、ずっと気になっていた
御殿場のフレンチ メゾンケイに念願の訪問。

フランス版のミシュランでアジア人として
初めて三つ星を獲得した小林圭シェフ
和菓子屋 とらやがコラボしたレストランです。

 

 

フォローしているブロガーさんの記事で
ネット予約が開始されたことを知り
ちょこちょこチェックしていたところ
休日のランチ時間帯に空きを発見!

本当は御殿場に宿泊して、アウトレット
近くの「とらや工房」も寄りたかったけど
諸事情あって、日帰り弾丸旅行に。
 


それでも、自然に囲まれたロケーションが
本当に気持ち良く、食事中も
“非日常”を感じられて癒されます。

 

 

案内してもらったのはソファの席。
プライベート感があって落ち着く~

クチポールのカトラリーにお箸、
封筒型のマスクケースとおしぼりで一揃い。
 

 

最初のドリンクは
ノンアルコールのシャルドネ(990円)に。

ドリンク別料金と聞いて身構えてましたが
お水はミネラルウォーターor無料のお水
希望を聞いてくれるなど良心的でホッ

曇りの日でしたが、窓の外にうーっすら
富士山が見えたのもラッキーでした。

 

 

ランチ・ディナーともにメニューは3種類。
DECOUVERTE 5,500円
VOYAGE 9,000円
PRESTIGE 14,000円
(2023年3月現在。税込/サービス料7%別)


せっかくなのでとプレステージに大決定!

 

 

コースのスタートはチーズの風味が濃厚な
グジェールから。
 


続いてはアツアツのスープ ド ポワソン
西京味噌が隠し味の、どこかホッとする味。
 

 

序盤のハイライトは、パリの三つ星店
Restaurant KEIでも出されるスペシャリテ
庭園風季節のサラダ

ここでは静岡産の食材でアレンジされていて
レモンの泡の下には30種類以上の野菜と
サクラマスの燻製などが隠れています。
 

 

仕上げにアーモンドとブラックオリーブの
クランブルをかけてもらったら
泡が緑色になるまで自分で混ぜて完成

数種類のソースが絡んだ味わいが複雑で
評判どおりハッとする美味しさでした‥!
 

 

パンは近郊のブーランジェリーアダチ
クラムがもっちりしたカンパーニュ♪
香りの良いシチリア産オリーブオイルと。
 

 

次は、インカのめざめときたあかり
2種類のじゃがいもを使用したニョッキ
デデーン!と大きなサイズです。

御殿場「渡辺ハム工房」の生ハムと
パルメザンチーズのソースとの
パンチのある組合せに満たされるー!

 

 

魚料理はヒラメ
見た目どおり、絶妙なしっとり具合。

添えられたレモンのコンフィと
茄子×オリーブのペーストで味変しつつ
白菜の甘みたっぷりのスープと堪能。
 

 

インパクト大だったのがこちら
蝦夷アワビと茸のブルゴーニュ風。

パセリにニンニク、バターが効いた
肉厚なアワビがゴロゴロ‥しかも肝も!
大ぶりな地元産のしめじ
ブラウンマッシュルームにも
旨味がしみこんでました~

 


メインの肉料理はホロホロ鳥
付合せはスティックセニョールに黄かぶ、
ひらたけのフリットと春らしい色合い。
 


胸肉だけど柔らかでしっとり!
上品な鳥のジュのソースも良い~

クレソン、西洋わさび入りの
少し辛味のあるペーストがアクセント。

 

 

リッチなコース「らしさ」を感じたのが
デザートの前に登場したシェーブル
(ヤギ乳のチーズ)
を使った一品。

ちょっと癖があるため、苦手じゃないか
事前に確認してもらえたのですが
もったりとコクのあるヨーグルトのようで
まったく気にならない どころか好み!

中にはブルーベリーのソルベが隠れていて
これまた相性抜群でした!

 

 

デザートは同店のもう一つのスペシャリテ
「ヴァシュラン」
とらやとのコラボを象徴するような
あんこのソースをかけて仕上げます。
 

 

季節によって仕立てが変わり
現在は、栃木県小山市のを使用した
フレーズ ヴァシュラン。

華やかなピンクのメレンゲの下には
バニラと苺のアイス
フランボワーズの羊羹が脇を固めます。
 

 

黒糖入りでコクのあるあんこのソースは
主役級の味わい だけど
サクサクな歯ざわりのメレンゲ
苺の甘酸っぱさのおかげで軽やか!
食べられてヨカッタ~
 

 

もう一つのデザートは素敵な器で登場。
 

 

蓋を開けると、とろりと濃厚な
胡麻のソースがかかったブランマンジェ
甘党にはたまらない~

 


食後の飲み物はハーブティーに。
カモミールとレモングラスのブレンドで
フレッシュな香りに包まれる感覚‥

同行者さんが選んだ紅茶
マリアージュフレールのダージリンでした。
(いずれも1,210円)

 


キャラメルのコンフィチュールが添えられた
サブレ アマンドがこの日のお茶菓子。

メゾンケイといえば
発酵バター使用のビスキュイ ブルトン
お取り寄せスイーツとして有名ですが
スタッフの方によると、日によって
どちらかをお茶菓子として出しているそう。
 

 

とくれば、やっぱり食べたくなってしまう
ビスキュイ ブルトン!

食事後は、吸い寄せられるように
エントランスにある物販コーナーへ。

サブレとコンフィチュールのセットや
ケーキ類にも惹かれつつ‥

 

ビスキュイ ブルトン 6枚入
(1,080円/税込)


1枚ずつ大事に食べると心に誓い
6枚入のビスキュイ ブルトンを購入。

オンラインショップで見かける27枚入は
スタイリッシュな缶が印象的だけど
こちらは黒×金がシックな紙製の箱
 

 

お茶菓子だったサブレ アマンドより
二回りほど大きめで厚みもあり。
口に入れる前からバターの香りがフワ~

 

 

頬張るとサックリ気持ちの良い食感。
噛みしめるうちに、アクセントの
バターのしっとりした風味を感じて
しみじみ贅沢な気分に。

お気に入りNo.1を選べないほど
どの料理もお菓子も大好きな味でした!

訪問した3月上旬はちょうど春メニュー
変わったばかりのタイミングだったけど
メニューが変わったらぜひ再訪したい!