ヴィッラ・ファルネジーナ
ブログ「ローマより愛をこめて」のmayumiさんが、最近ファルネジーナ荘のことを紹介されていて、行ってみたいなと思いました。
そしてサイトをチェックすると、日曜日は毎月第二日曜日 9時~17時まで開いていることが分かり、今月第二日曜日息子と一緒に行ってきました。
www.villafarnesina.it (音が出ます)
上のサイトの右下にある国旗のマークをクリックすると、各言語の資料がダウンロードできます。同じものを現地でも貸し出していました。
地下鉄A線Lepantoから280番のバスに乗って、Lungo Tevere/Farnesinaで降りました。バスからの眺めが良くて快適でした
入場料6ユーロにプラス4ユーロでイタリア語のガイドツアーがあったので申し込みました。10歳まで無料なので息子はお金がかかりませんでした。ガイドツアーは15時と16時にありました。12時半にはルネサンス音楽(生演奏 ?)付きのツアーまであるそう。
ツアーは30人くらいいて、庭園からスタートしました。
庭に雰囲気のあるmirto(ギンバイカ)の木があって、「アモールとプシュケの間」のラファエロたちが描いた絵に出てくるヴィーナスの神木がmirtoだそうで、ちょうどその絵がある開廊の延長線上の位置にありました。
一階
「アモールとプシュケの間」
庭に面しているこの開廊は、庭に客席を設けたり、またはその逆に庭をステージにして客席を開廊にしたりして、催し物が行われていたそうです。
「ガラテアの間」
ラファエロ『ガラテアの勝利』
この絵に関する面白い記事も見つけました。
ペルッツィが描いたホロスコープも面白いです。神話を描いています。
双子座
レダと白鳥←wiki ゼウスが白鳥になってレダに近づくのですが、レダが双子のディオスクーロイを生みました。この双子が後に双子座となります。
かに座
ヘラクレスがヒュドラー(怪物)と戦っています。右足元にはヒュドラーを助けようと噛みついたカニがいますが、ヘラクレスが踏みつけてしまいます。敗れたヒュドラーはうみへび座になるそうです。
学校で勉強したので、かに座の話は娘も知っていました
こちらは「帯状装飾の間」に描かれた女神アルテミス(ディアナ)とアクタイオン。鹿になったアクタイオンがマンガチックで目にとまりました。こちらもペルッツィ作。たまたまアルテミスの水浴びを見てしまったアクタイオンが鹿にされてしまいます。その後自分の猟犬に殺されてしまうそう。
二階
「遠近法の間」ペルッツィ作
「アレキサンダー大王とロクサーヌの結婚の間」
天井の絵の部分は当時(1500年代初め)のままだそうです。神話が描かれています。
ガイドツアーに参加するとなかなか写真が撮れませんね。上の結婚の間も人が写らない天井しか撮れなかったです(笑) 写真を撮っているとグループに遅れをとって息子に急かされました。
見所がぎゅっと詰まったファルネジーナ荘でした。mayumiさんにも感謝です。次回は娘も連れて行きたいです。
神話を知っていると絵の内容も良く分かっていいですね。
こんな本も見つけました。夏に日本で買おうかな。
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