サマーディに入るために① | あるヨギのブログ

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インドに行き初めて30年で名古屋でインドの伝統的な瞑想法、マントラ、ニャーナ・ヨガ、ダッタ・サンプラダヤ、タミールシッダンタ・ヨガ等を教えています。
プロフィール↓
https://ameblo.jp/rishijnana/entry-12837332398.html

 
サマーディに入るために必要なことを何回かに分けて書こうと思います。
 
 
サマーディに入るためには、ヨガの総合的な力が必要になってくるので
 
 
『メンタル』『アートマの実感認識』『エネルギーの感知能力』『プラーナヤーマ』『シャクティ(丹田力)』『背骨の開発』
 
 
 
 
ざっと上げても、この内一つでもしっかり出来ていなければ
 
 
強力な集中によって、『心』は止められません。
 
 
 
今回は、『メンタル』について書こうと思います。
 
 
メンタルと言っても『解脱』への渇望や霊的な情熱です。
 
 
 

 
 
 
↑ 先日のクンダリーニヨガの辻先生のところに伺ったときの記事です。
 
 
この記事で辻先生が書かれていることを少し抜粋しますね。
 
 
 

ある程度ヨガ行に専念した生活が必要になってきます

 

それには,余暇に費やしている時間のほとんどをヨガに費やす必要があります.

 

ちなみに彼は3年で覚醒まで至ったそうですが,私は6年かかっています.

 

ただ,本当に集中的に行っていたのはそのうちの3年間ですので,

 

集中的に行えば,3年前後で覚醒できるということなのかもしれません.

 

ただお互い,修行量は半端ないです.

 

私は3年間は少なくとも1日5時間はヨガに費やしていました.

 

時間に換算すれば,最低でも5000~6000時間は必要といった所でしょうか?

 

私はトータルで約8000時間は費やしたと思います.

 

つまり,覚醒はそんなに簡単な事ではないということです.

 

※熱感を伴う初期段階のクンダリーニ覚醒であれは,集中的に行えば,1,2年程度で達成できます.

 

高次元のクンダリーニ覚醒には日々の地道なヨガ行が必要になってきます.

 

それでも,私はクンダリーニの覚醒を目指すことをお勧めします.

 

なぜなら,そのことで大きく世界観が180度変わるからです.

 
 

大東流の佐川先生は,“合気”を追求しなければ意味がないとおしゃっていましたが,

 

クンダリーニヨガを実践する者は,クンダリーニを追求しなければ,クンダリーニヨガの真髄を味わうことができません.

 

そして,自分の気質をよく知っておく必要があります.

 

職人気質ならば,いずれブレークスルーするでしょう.

 

しかし,毎日,歯を食いしばって,嫌々ヨガをやっているならば,

 

いずれ続かなくなりますので,はじめから行わない方が無難といえます.

 
 
 
辻先生、一日に5時間も行法に費やされてたのですね!
 
 
この『嫌々でなく霊的渇望の情熱を抱き続けれるか?』は、すごく大きいと思います。
 
 
 
私は、初期の6年間は日本では朝1時間と仕事終わって帰って来てから2時間の合計3時間くらいだったのですが
 
 
毎日していても自分で霊的変化を感じれたのは大きいと思います。
 
 
今は、一日に最低15分から平均30分、長くて1時間です。
 
 
でも、お風呂に入って1日の汚れと疲れを洗い流すように集中して上記の時間で自分の内側の一日の感情でバランスが崩れた部分を修復できるからなのです。
 
 
 
ただ、私の場合、日本ではその程度の時間しかしていないのですが
 
 
私の初期6年間のインドでは、朝4時から夜9時に寝るまでずっとマントラ行に取り組んでいたり
 
 
なので食事の時間を抜いても毎日12時間以上取り組んでいて
 
 
マントラも1日最低1万回です。
 
 
帰国する前日などは、日中その時間したまま徹夜で朝まで霊性修行も行ったりしました。
 
 
当時は、グループだったので周りも情熱的な人がいたので出来たところもあると思うのですが
 
 
 
霊的な道に入った初期にこれだけ徹底して修行出来たので
 
 
今、現在は、15分~1時間くらいしか修行しなくても
 
 
霊的情熱は、当時のまま大きいので必要があれば霊性修行で徹夜したりや10時間くらいなら、いつでも実行可能の状態ではあるのです。
 
 
ただ、10時間以上となると色々条件が整わないと難しいのですが・・・
 
 
 
今の生徒さんには、自分が現在は短時間しか霊性修行していないので
 
 
特に長時間の修行は進めていなかったのですが
 
 
惰性や義務で長時間行っても霊的果実を得るのは難しいですが
 
 
常に情熱を持って出来る人がいるなら長時間の霊性修行を続けてもらいたいです。
 
 
 
 
辻先生の文にあった3年で私が覚醒したというのは
 
 
3年で最初にクンダリーニが目覚めたのです。
 
 
また機会があれば目覚めた時のことも書きますが
 
 
クンダリーニが目覚めると言っても
 
 
クンダリーニにも肉体レベルのものから霊的レベルのものまであり
 
 
同じクンダリーニの覚醒でも段階によって次元がまったく違ってきます。
 
 
私は、その3年で最初にクンダリーニが目覚め、2回目に起こったのがまたその3年後くらいです。
 
 
両方、インドでです。
 
 
合計2回起こっているのですが1度目と2度目では、クンダリーニの効果がぜんぜん違いました。
 
 
2度目では、肉体意識が一切無くなり
 
 
肉体のこの身体は、ロボットか人形のようで
 
 
自分の意識は、身体を超えて大きく広がっていました。
 
 
そして、クンダリーニが頭頂まで貫通することで
 
 
チャクラ全てが視覚化でき頭頂の千の花弁に例えられる第7チャクラまで観ることができました。
 
 
 
ただ、私の場合両方とも1週間くらいで落ち着いたのですが
 
 
一度覚醒すると、クンダリーニのルートが確立されるので
 
 
この2回のときのように強烈には上がらないですが
 
 
今までの目覚めていないときとは違ってきます。
 
 
また、こういった特別と言ってもいい体験があるので
 
 
そういった状態と今の自分を比較すると
 
 
牢屋に入れられているような状態なので
 
 
そこから抜け出したいと情熱を持って霊性修行に打ち込める自分がいます。
 
 
何事も中途半端が一番ダメでできるまで徹底して打ち込むしかないのです。