話は少し遡り、2014年10月中旬。
前医にて手術は不可能だと
判断されてしまった頃のこと。

命を救うには腫瘍の完全摘出が
絶対だと言われてきた私達は、
絶望のどん底にいました。


主人がセカンドオピニオン先の検討に
奔走してくれていたので、
私は必死で情報を集めていました。

悪性ラブドイドを
寛解させた子はいないの?
治療が奏功している子はいないの?
他の子はどんな治療をしてるの?
何でも良い、情報が欲しい!

と言っても私なんかにできるのは
ネットでしらみ潰しに
探すことくらいです。

でも死に物狂いでした。
時間を見つけては、ヒットしたページを
一字一句全てチェックしていきました。

そしてついに寛解されたお子さんが
いることを知りました。

藁にもすがる思いで
いや、藁なんてとんでもない。
眩しすぎるその光に、そのご家族に
私はコンタクトを取らせて頂きました。

誰とも共有できなかった、
悪性ラブドイドと闘う苦悩と恐怖。
全てを理解してくれて、
その上での激励を頂いた私は
家で大泣きしました。

治った子がいる!
今も元気に生きている子がいる!
治る!!治るんだ!!
私も絶対諦めちゃいけない!

この出会いが、私達夫婦の
砕けかけた心を救ってくれました。

大丈夫、きっと摘出できれば道は拓ける!
摘出さえできれば!絶対諦めない!

ものすごい力が湧き出ていました。

セカンドオピニオンからの転院、
右肩甲骨帯の切断手術…。
わずかな可能性に全てを賭けた
こんな局面を乗り越えられたのも
希望を失わずにいられたからです。

先の道を歩かれているご家族が、
今も私達に力を分けてくれています。

治った子がいる。
生きている子がいる。
それだけで私自身がこんなに力を
もらうことができました。

それは、
いまうちの子が生きていることを
誰かに伝えてみようと思う
キッカケになりました。

非常に稀なケースかもしれないけど、
治ってる子はいます。
私は前医で治った子はいないと
言われました。
でもゼロじゃない!
ちゃんといるんです。

うちの子は今も再発や
晩期合併症の恐怖と闘いながら
生きています。

でも、とにかくいつも笑顔で、
どんな時でも楽しく過ごすことを
忘れずにいるようにしています。

どうか、どんなに困難な状況でも
力を失わないでください。

必ずどこかに光はあります。

どんな道でもどうか探してみて下さい。
光はどこかに射しているはずです。

私は病気と闘う全ての
お子さんが持っている可能性、
生きる力を信じています。