どうもルパンです

えっとですね、あの時の彼女は今…連続投稿しました

1個前のやつとこちらはまぁ続いてはいませんが、できたら1個前の作品から読んで頂けると嬉しいなぁ、なんて…😅

一応貼っときますね

 





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今日は理佐と付き合って2年記念日
気付けば私たちは30歳
時の流れが昔よりも早いと感じるのも当たり前、か
なんてくだらないことを考えていたら、ようやく可愛い可愛い彼女が起きてきた


「おはよ」

理「ん、はよ」

「今日リハビリの日だよね?」

理「うん〜」

「久しぶりに私も行っていい?」

理「だめ!」

「え、なんでよ、最近仕事とかで行けてなかったからたまにはって思ってたんだけど、、」

理「今日はだめ!」

「今日はだめなの?」

理「うん、だめ」

「ほんとに?」

理「だーめ!」

「そっか、、」


なんでこんなに拒否されるんだろう…
私何かしちゃったかな?
いやでも身に覚えないし、そもそもさっきの会話だって普通だったはず……なんで?


理「行ってくる」

「あ、うん、気を付けてね」

理「ん、いってきます」

「いってらっしゃい」





……とは言ったが、あんなに『だめ!』と言われると逆に気になってしまうのが人間の心理
行きたくて仕方がない
まぁバレなければいいわけだから…大丈夫だよね
てなわけで理佐がいつもリハビリしている病院に来てしまったが…


「理佐頑張ってるかな〜」


彼女が車椅子生活をしてから10年くらい
私と出会う前からまた歩けるようにとずっとリハビリをしていたわけで少しずつだが良くなっていると先生も言っていた
歩けるようになるのもそう遠くはない、とも
だから最近はほぼ毎日通うようにしてた
そんなに頑張ってる彼女を知っているから……


「う、そ、、、」

理「え、あ、ゆ、由依、な、んで、、」


こっそり見るつもりだった
でも、歩けるようになった彼女を見たら居ても立っても居られなくなってしまった


「あ、や、、」

理「来ちゃだめって言ったじゃん、、」

「いや、その、ごめん、、」


見に行きたいという欲が勝ってしまったのです…


理「ほんとは帰ってから驚かせたかったのに、バカ、、」

「そ、そうだったの!?それはほんとにごめん!どうしても気になっちゃってつい、、」

理「いいけどさ、、」

「えっと、あの、歩けるように、、」

理「うん、なったよ」

「そっか、そっか、よかっ、、、た」

理「ちょ、な、なんで由依が泣きそうになってるの!?」

「だって、だって〜グス」

理「あ、あ、え、ちょ、ど、どうしよう」

看「あ〜渡邉さんが彼女さん泣かせた〜」

理「え!ちょっと!やめてくださいよ!?」

看「ふふ、ごめんなさい、でもよかったですね、泣いてまで喜んでくれたじゃないですか」

理「はい」

看「諦めないでよかったですね」

理「ほんとに、頑張って良かったって思います」

「り〜さ〜泣」

理「あーはいはい、も〜泣かないで〜」

「むりだよ〜グスッ」

理「あはは、無理か」

「笑うな〜」

理「これはもう笑うしかない笑」

「ん〜!グスッ」

理「どう?落ち着いた?」

「ぅん、、グス」

理「それはよかったです」

「ごめん、ありがと」

理「いえいえ、よし、帰ろ」

「うん!」

理「お世話になりました、ありがとうございます」

看「彼女さんとお幸せになってくださいね」

理「はい」





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由依が病院に来て驚いたけど、喜んでくれてよかった
これからすることも喜んでくれるといいな


「由依」

由「ん?」

「帰り寄りたいところがある」

由「分かった」


由依と付き合ってから初めて2人で並んで歩く
一緒に帰るのは何回もしてるはずなのに、今は由依が隣りにいるだけで変な感じがしてしまう
でも、大好きな君と並んで歩くのは嬉しくて、幸せだ
由依はどう思ってるんだろうか


「なんか、変な感じだね」

由「だね〜」

「うん」

由「でも、嬉しい」

「え?」

由「やっと、大好きな人と並んで歩けるんだもん」

「そっ、か」


君も同じことを考えてくれてたんだ、嬉しいな


由「ねぇ、理佐」

「ん〜?」

由「頑張ってくれてありがとう、諦めないでくれてありがとう」

「ちょ、急にどうしたの?」

由「私と付き合ってくれてありがとう、そばにいてくれてありがとう」

「や、やめてよ、恥ずかしい///」

由「言いたくなっちゃった」

「ふふ、そっか、ありがとう」 


やっぱり君は最高の彼女だ


「あ、着いた」

由「え、ここって、、」

「私と由依が付き合った場所」

由「な、んで?」

「ん"ん"、え〜小林由依さん」

由「は、はい」

「今まで私を支えてくれてありがとうございます、もしよかったらこれからも私を支えてください、もちろん私も、由依のこと支えていきます」
「私と、結婚してください!」

由「え、うそ、、」

「だめ、かな?」

由「だめなわけない!私で良ければ、お願いします!」

「由依がいい!よかった〜」

由「ヤバい、また、泣きそう、、」

「わわわ、ちょ、うそ、待って待って」

由「でも、グス、これ、は、グス」

「あ〜あ〜」

由「りさが、わる、いグスッ」

「ま、まぁ確かに、これは私が悪いな」

由「だけど、うれしいから、ゆるすグス」

「ふふ、よかった」

由「グスッ、グスッ、、、」

「かわいいお顔が台無しだよ〜」

由「うる、さい、、」

「まぁどんな由依でも好きだけどね」

由「ん、ずるい///」

「ほんとのこと言っただけだよ」

由「はぁ、、、グス」

「大丈夫?」

由「うん、、、、りさ」

「ん?」

由「幸せにしてくれなかったら怒るからね」

「もちろん、たっくさん幸せにしますよ」

由「ん、大好き」

「愛してる」

由「っ、、、///」




fin




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ここまでお読みいただきありがとうございます
こちらシリーズ作品のリクエストです
↓内容はこんな感じ



一応この作品はこれでラストですね
ここまでお付き合いいただきありがとうございました

それではまた~