皆さん、どうもこんにちは

お待たせしました、いや、お待たせしすぎたかもしれません

え〜一応シリーズ作品でございます、、はい




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普段体調を崩すのは私だから、由依がそうなることは珍しい
だからこそ心配だし、いつも色々やってもらってる分何かしてあげたい


「由依、大丈夫?」

由「ん〜大丈夫かって言われたら大丈夫ではないかも」

「そう、だよね、何かしてほしいことある?」 

由「今は特にいいかな」

「分かった、何かあったら言ってね」

由「うん、ありがと、とりあえず寝るね」

「うん、おやすみ」


今は特にない、か
ん〜でも由依に言われてからやるのもいいけど、できることなら先にやっておきたいな


「よし、掃除しよう」





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「ふぅ〜、だいぶきれいになったな」


掃除はここまでにして洗濯しよう
ただ、ここで問題がある
普段洗濯は由依にしてもらってるから干す時に届かないという、とても重大な問題が


「とりあえず、先に付けるまではしとくか?いやでもそしたらかける時に持ち上げられない、、やってみるしかない」


うん、やっぱり無理そうっていやいや、ここで諦めたらダメだ
今日は由依の分頑張るんだから!


「っと、いけ、る、か、、、、うわっ!」


ドンッ!


「いてて、、」


結局掛けられなかったし、車椅子から落ちるし……


由「理佐!大丈夫!?大きい音したけど!」


そして由依を起こしてしまったし、最悪だ


「由依ごめん、起こしちゃったよね」

由「そんなことはいいの!それより大丈夫?」

「あーうん、ちょっと届かなくて落ちちゃっただけ笑」

由「洗濯してくれたんだね、ありがと、あとはやっとくよ」

「いや、でも、由依体調悪い、、」

由「少し寝たら良くなったから大丈夫だよ」

「そ、そっか、、」


最終的にやらせてしまった…


「ありがとう」

由「いいのいいの」

「あ、由依お腹空いてない?」

由「朝から何も食べてないからちょっと空いてる」

「じゃあお粥作るよ」

由「ほんと?ありがと」

「作ってくるね」





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「、、、」


なんでだ?レシピ通りに作ったつもりなんだけどな


由「理佐?大丈夫?」

「あ、え、えっと、ちょっとまっ、、、」

由「食べてもいい?」

「いや、ダメ!絶対美味しくない!」

由「そんなことない、理佐が作ってくれたから美味しいよ」

「でも、、」

由「お願い、、」

「うっ、そんな顔されたらさ、、、美味しくなくても知らないよ」

由「やった、いただきます」


絶対美味しくないって見るからに分かるのに……


由「ん!おいしい!」


なんて優しいんだ


「あり、がと、、」


はぁ、、、今の所きちんと最後までできたの掃除だけだ


由「りーさ」

「何?」

由「落ち込んでる?」

「まぁ、少しね、、」

由「あ、そしたらさ」

「ん?」

由「理佐にお願いがあるんだけど、、いい?」

「うん!何何?」 

由「買い物行ってほしくて」

「行くよ!」

由「さっき買ってほしいの書いたからお願いします」

「分かった!行ってくる!」


そうだ、由依が好きなゼリーも買ってあげよう!


「ふふ、喜んでくれるかな〜」


早く帰んなきゃ!


「、、、、、、雨降ってる」


でも早く帰って由依に喜んでもらいたいし……


「少しくらい大丈夫だよね」


まったく大丈夫なんかじゃなかった…
別に濡れるのは仕方ないからいいんだけどさ、雨のせいで滑って転ぶし、水溜り入るし、荷物は落とすしでツイてない


「少し待つんだった」


まぁでも、早く家に着けたってことにしよう


「ただいま、、」

由「理佐!よかった、、って濡れてる!」

「ごめん、遅くなっちゃった、、」

由「そんなことよりお風呂!入るよ!」

「ん、、」

由「あ、転んだ?」

「まぁ、ちょっと、、それに買ったやつ落としてぐしょぐしょにしちゃった」

由「いいよ、大丈夫、それより理佐の方が大事だし」

「うん、、」

由「ここ痛いね、大丈夫?」

「へーき、お風呂入る」

由「分かった」


はぁ、また由依を働かせちゃってる
それもこれも全部私のせい
今の所迷惑しかかけてないじゃん…


由「あ、出た、頭乾かすよ」

「ん、、」


お風呂で負の感情流そうと思ったけど全然だめだ…
むしろ出た後の方が何故か気分落ちた…


「ごめんなさい、、」

由「なんで謝るの?」

「だって、迷惑ばっかりかけてる」

由「そんなことないよ」

「そんなことあるよ、洗濯もご飯も買い物も全然できてない、由依がいないと私は何もできない」

由「ううん、そんなことない」

「でも、でも、、」

由「りーさ」

「ん、、?」

由「私は、理佐が笑顔でいてくれるだけでいいの」
 「理佐と再会した時、全然心から笑ってなくて、その時にね、思ったの、私、この人の心からの笑顔を見たいって、だから泣かないで?」

「ん、、」

由「私はどんな理佐でも大好きだよ」

「んん、、、」

由「あれ、泣いてる?」

「べ、つに、ないて、ない、、」

由「ふふ、そっかそっか」

「ん、、ゆい」

由「ん〜?」

「ありがと」

由「どういたしまして」

「あ、体調、もう大丈夫なの?」

由「うん、熱も下がったしもう平気だよ」

「よかった」

由「理佐が色々やってくれたおかげ」

「失敗ばっかりだったけどね笑」

由「それでも、やってくれたことが嬉しかったからいいの」

「そっ、か」

由「うん」


こうやって全てを受け入れてくれる君が、私の隣にいてくれてよかった
でも、もし次、また同じような事があったら失敗しないようにしたいな




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ここまでお読みいただきありがとうございます
こちらシリーズ作品のリクエストです
↓内容はこんな感じ




それではまた~